概要
『るろうに剣心』に登場する剣術道場。ヒロインである神谷薫が師範代を務め、明治11年に主人公・緋村剣心がここを訪れたところから物語は始まる。
道場主神谷越路郎(薫の父)は西南戦争の折に行方知れずとなり、娘の薫が後を継いでいる。当初、弟子だった比留間伍兵衛が「抜刀斎」を名乗り乱暴狼藉を働いていたが、剣心によって成敗され、伍兵衛と組んで道場を乗っ取ろうとした兄・比留間喜兵衛も追放された(アニメでは喜兵衛は登場しない)。
以降も、剣心とその仲間たちが家兼たまり場としており、菱卍愚連隊に砲撃されたり、デブに放火されたり、新古流のチンピラ剣士たちが殴り込んで来たり、不良警官が土足で踏み入ってきたり、六人の同志が空から襲撃したりと様々なアクシデントに見舞われるものの、最後は剣心と薫が結ばれ、道場も活気を取り戻した。
原作終了後を描いた『北海道編』においては四天王なる者も出ている。
在籍者
師範
師範代
門下生
関連人物
主人公。食客→道場主の夫。
道場主の息子。
かかりつけ医。アニメ版では孫娘2人(あやめ、すずめ)が登場しており、よく本編に関わっている(OP1『そばかす』の「星占いも当てにならないわ~♪」のあたりで出ている2人組である)。後に恵が診療所で働いている。
勝手に居ついている。
派生作品における原作との相違点
読切『るろうに』(単行本3巻収録)
同作では恵・薫・弥彦が三姉弟という扱いで、越次郎失踪後は薫が切り盛りしつつ、いずれ弥彦に後を継がせる予定だった。
師範代の西脇(武田観柳の元ネタ)が恵を誑かし、閉鎖性の高い道場を乗っ取って賭場にしようと画策したが、剣心によってボコボコに叩きのめされ野望は潰えた。
キネマ版
実は神谷道場の土地は借地で、地主から所有権を買い取った武田により賭博興行にされそうになる、という読切版と連載版の折衷案のような設定。実写映画版同様に武田に雇われた相楽左之助により門が破壊されている。
実写映画版
原作より海寄りに位置しており、武器売買の交易港開発を目論む武田により地上げを行われている。本作では比留間兄弟は登場しないので、鵜堂刃衛が偽抜刀斎として神谷活心流の評判を落としている。