久保田旭
くぼたあさひ
初登場は『明日郎前科アリ』。小菅集治監(刑務所)を出所した悪太郎を迎えに来た美少女。年齢は17歳(明日郎と阿蘭の1つ年上であることは2016年にコミックナタリーでのインタビューで判明している)。
元々は悪太郎が所属していた反政府武装組織『志々雄一派』の下っ端で、他の戦闘員と同じく口元まで届く伸縮性の高いシャツの上から黒い着物を着ている。
悪太郎が在処を知る志々雄真実の愛刀「無限刃」を探し彼に接近するも、残党を率いる賊長が緋村剣心に倒されたことを知り逃走する。
続く『北海道編』では志々雄一派を抜けており、服も袴を中心とした女学生風のスタイルに変更した。前日譚では後ろ髪を伸ばしていたが(メイン画像参照)、北海道編では髪を切っている。
また異聞から第二幕の時点では緑がかった色の髪ではあったが、6巻の表紙ではピンク髪に変更されている。
実は旭は志々雄一派に潜入した闇乃武のスパイであり、幕末の戦乱で親を失った彼女は闇乃武により金二百円で「買われ」た(当時の1円は今の2万倍)
旭は16年間かけて金を貯め、本作の序盤で二百円を支払って自由になろうとするが、16年のうちに見受け金は利子で10倍に膨れ上がっていた上、向こうも約束を守る気はなかった事を暴力で教えられる。
その光景に腹を立てた明日郎が闇乃武相手に大暴れを起こしたため、どさくさに紛れて逃げようとするも、赤べこの店員により取り押さえられた。
闇乃武の逃走後は神谷道場に身を置き、明日郎や阿爛と共にアの三馬鹿呼ばわりされることになる。
北海道上陸のから程なくして、剣心が抜刀斎であることを知り(闇乃武は抜刀斎の妻・雪代巴を殺した張本人なので)脱走するが、阿爛の説得を受け「人として」うまく生きる道を探るため、神谷道場に戻る。
五稜郭での凍座白也尋問後は、剣心・左之助と共に小樽に向かう。
その出自故に「光」「キラキラ」に憧れている(明日郎曰く「黒い服着てキラキラが好きならまるで烏だな」)。「忍者」と言われると嫌がる。