ケラー「よくも騙したわね……オニラー、行けっ!」
オニラー「おう!よーし、死ねぇーっ!!」
CV:飯塚昭三
概要
『電子戦隊デンジマン』第45話「二人いたデンジ姫」に登場するベーダー怪物。ベルトのバックルナンバーは「44」。
デンジ姫と瓜二つの女性・有明夕子の正体を確かめることを任務としており、身を隠しながら彼女の挙動を密かに監視する等暗躍していた。
武器は火炎を放射する巨大な出刃包丁や、腰に携えた短刀からの光を対象に炸裂させる『鬼爆弾』。
なお巨大戦時にダイデンジンに放った火炎を「デンジ火炎返し」で吹き戻されて熱がるといったコミカルな様子を燃せていた。
有明夕子
「デンジ姫と、そっくりなのは認めます。でも私は……ごく平凡な女なんです」
演:舟倉たまき(現:舟倉由佑子)
幼稚園の先生を勤める女性。
髪型や服装こそ違うもののデンジ姫に瓜二つで、ベーダー一族から付け狙われたり、街中でたまたま見かけた赤城一平が一目でデンジ姫だと確信したりするほど。
幼少期に両親と死別しており、その後自身を引き取ってくれた幼稚園の先生に憧れて以来、自身も幼稚園の先生になることを夢見ていた。
デンジマンの5人は「地球を去った後に戦いに敗れ、再び地球へ帰ってきたデンジ姫の血を引く者」だと考えていた。
本編での活躍
ヘドラー将軍の指揮のもと有明夕子の様子を調査していたが、そこに彼女を守るためデンジマンが現れたため「デンジマンに守られているということはデンジ姫に違いない」と結論付けたヘドリアン女王にデンジ姫の抹殺を命令される。
ヘドラー将軍は夕子をおびき出すために彼女の勤める幼稚園の園児たちを誘拐、デンジランドに「子供たちを助けたければ一人で来い」と通告する。
夕子は子供たちを助けるために単身デンジランドを出ていくが、捕らわれた園児たちのいる地点にはなかなか現れず、そのことに痺れを切らせたミラーとケラーの命令で園児たちは十字架に架けられ処刑されそうになる。が、その時デンジ姫が現れる。
『デンジ姫の手から離れた瞬間にデンジエネルギーを放出し、ベーダー細胞を溶かし尽くす』という虹の石『デンジストーン』を手にオニラーたちに迫るデンジ姫だったが、転んだ拍子に石を落としても何も起こらなかったためにそれが偽物であることを知られてしまう。
騙されたことに怒ったオニラーは彼女を殺そうとするが、そこにもしもの時のために隠れていたデンジマンが登場。
戦闘では出刃包丁による強力な打撃、『鬼爆弾』での連続爆破といった攻撃を繰り出すが、『ドラゴンフライ』からの『デンジブーメラン』を受け大爆発。
直後に巨大化。ダイデンジンとの戦闘では新たにボール型の小型爆弾、出刃包丁からの火炎放射で苦しめるが、『デンジ火炎返し』で炎を跳ね返されてしまい、熱がっているところに放たれた『電子満月斬り』で両断され倒された。
なお、夕子はデンジ姫の子孫ではあるものの、デンジ星人としての能力はもう消えてしまっていた(能力が残っている場合はアイシーに反応するのだが、彼女は反応しなかった)。
オニラーたちの前に現れた姿は、アイシーの手助けによる単なる変装だったのである。