アダルトPCゲーム『VIPER』シリーズの登場人物。
誘導
VIPERの悪魔娘・カレラ(当記事にて記述)。
あるいはその由来となった、ポルシェ車のグレードの一種。
もしくはその由来となった、メキシコの公道自動車レース『Carrera Panamericana Mexico』の略称。
スペイン語で『競争』の意味。
つうか普通に人名。
3DSDL専用ソフト『蒼き雷霆ガンヴォルト』の登場人物については、欲深き磁界拳カレラを参照。
ジョジョの奇妙な冒険 第8部「ジョジョリオン」の登場人物については、作並カレラを参照。
他にはかりんの登場人物カレラ・マーカー。
しからずんば男性もしくはそれに類する何かをさす三人称代名詞、『彼』の複数形『彼ら』のカナ表記。
概要
VIPERシリーズの看板ヒロイン(のひとり)。
シリーズそのものが事実上過去のものとなった現在も、それなりの頻度でイラストが投稿される人気者。当時を知るもの、後に続くものに与えた影響の強さがうかがえる。
なおデビュー当時は『悪魔』とだけ表記され、本人も名乗らなかったので名前が存在しなかった。
登場作品
『有限会社サイレンス』のアダルトゲームブランド『ソニア(Sogna)』より発売された『VIPER』シリーズ、その第一作『VIPER V6』(1993年6月25日発売)に収録された三本のシナリオの一つ『悪魔が来たりて…』がデビュー作。
その続編として発表されたのが『VIPER -GTS- 悪魔は再び』(1994年11月25日発売)。
シリーズ全体の人気を牽引する看板ヒロインのひとりであり、ソニアブランドそのものを象徴するアイコンとして頻繁に登用された。
カレラを操作する横スクロールシューティング『VIPER STG』が『VIPER DIGITAL MUSEUM』(1998年8月28日発売)に、OVA版のデザイン(後述)でリメイクされた『悪魔が来たりて』が『VIPER -V6- R』(2003年3月20日発売)に収録されているほか、『VIPER』シリーズ中で『歴代キャラクター競演』という趣旨の企画には概ね登場している。
容姿
緑色の短髪、紅い瞳、尖った耳、側頭部から後方に伸びた二本の角。また蝙蝠のような翼と、長く器用な尻尾が生えているが、シーンによって消えたり現れたりする(翼のほうは本編中未使用)。
服装はチョーカーでとめたブラ、きわどいラインのショーツ、ロングブーツとロンググローブ(以上、光沢のある濃紫色に黄金の金具)、髑髏のネックレス、上腕に黄金のアームレット、濃紫色の肩当てが付いた裏地が赤い黒マント。巨大な鎌を携える。なお、この鎌は柄と刃の接合部がナニの形状になっている。
『悪魔が来たりて…』ではショーツにふんどしのような前垂れがあったが、『悪魔は再び』以降は無くなっている。他にも丈や細部の意匠が変化しているが、似たデザインの衣装を何着も持っているのか、着用するたびに生成しているのかは不明。
OVA版ではデザインが大幅に変更されており、肌の色が濃くなり(褐色ほどではないが、それに近い)胸部に刺青のような紋様があるほか、髪質も変化している。また衣装のデザインも複雑になり、イヤリングとフェロニエール(額飾り)をつけている(服を脱いでもこれらはつけたまま)。翼が衣装の背部から展開している。
人物像
人間の召喚を受け、願いを叶える代償に魂を奪う悪魔。登場作品によって性格・設定が多少異なるが、明るくノリがよく気まぐれで、ときに尊大な態度をとりつつも『召喚者の望みを満たす』(厳密には、召喚者に『満足した』と宣言させる)という仕事に対しては献身的なほどに従事する。また無邪気で、時に天然ボケと思える言動もある。
召喚を受けて出現した際は『呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン♪』というセリフを発していたが、後年のリメイク作では別のセリフに差し替えられている。タツノコプロからのクレームによるものかは不明。
悪魔たちは闇の世界で少人数のグループを形成しており、カレラはメルセデスとアルピナと三人で、OVAではこれにラティを加えた四人で生活している(あるいはしていた)。またそれ以前には『スクール』と称する機関(?)に在籍していたことがある。
カレラは悪魔たちの間でも、良質な魂の獲得効率に関して比較的有能な存在とされている(ただしメルセデス以外にとってはそれほど重要なことではない模様)が、その背景にはカレラを召喚した(厳密には、悪魔を召喚した結果カレラに当たった)人間は多くの場合その美貌と肢体に心を奪われてしまい、当初の目的を忘れてカレラとの情交を望んでしまう、という事情がある。
この望みならばカレラにとっても叶えるのが簡単であり、またカレラ自身が性に関して非常に積極的である(というより貪欲なほどに淫乱である)ことから、半ば意識して召喚者の意識を性的な方向に誘導しているふしもある。
相手が同性でも初対面でも意に介さないのは作中の他の悪魔にも見られる傾向だが、カレラの場合は同じ悪魔であるメルセデスから面と向かって『淫乱』といわれるほどで、興が乗ってくれば仕事も忘れ、相手が干からびてミイラ状になるまで搾り取り、さらには天使をも誘惑するほど。
また人間との性交はカレラにとっては多くの場合物足りなさを感じさせるもので、欲求不満を解消させるために同居人であるアルピナを寝室に誘っており、スクール時代にはメルセデスと肉体関係にあったほか、後輩のラティに(半ば強引に)手ほどきをするなど、手当たり次第といっても過言ではない。
さらに『悪魔と人間なら子供はできない』という発言があり、これが事実なら人間との性交は完全に仕事の一環、もしくは趣味嗜好でしかないことになる。悪魔同士、あるいは相手が天使やその他の種族である場合の妊娠の可能性については言及されていない。
召喚者である小川君との間に奇妙な縁ができたことから彼の部屋に居候を決め込み(プレイヤーの選択次第では小川君の魂を持ち帰り)、後にやってきたラティともども毎夜性交を強請している模様。
関連タグ
タグ検索に際して
くどいようですが、「カレラ」は車の名前にもあるので、悪魔娘がお目当ての方は『カレラ VIPER』での一発検索がオススメ。