概要
『人造人間キカイダー』及びその派生作品に登場する、ハカイダー四人衆のギルハカイダー(ブラックハカイダー)・レッドハカイダー・ブルーハカイダー・シルバーハカイダーが合体して完成する、巨大人造人間。
漫画・アニメ版
アニメ版『キカイダー01 THE ANIMATION』及び原作漫画版では、「ハカイダー四人衆プラスパワー!!」のコードで合体する。
全身に装備されたミサイル、胸部の電撃砲、五指のマシンガン、手首の火球弾など圧倒的な火力を誇り、格闘においてもジロー・キカイダーを赤子のように扱うパワーを披露した。
アニメ版ではキカイダーの電磁エンドでブルーの脳髄を破壊されるものの、なおもキカイダーを苦しめるが、イチロー・01の奥の手「サンライズビーム」で大破し、ギルハカイダー1体分のパーツを残して大爆発した。
原作漫画版では、世界大犯罪組織シャドウの真珠貝型ロボットとの闘い及び、光明寺亭でのキカイダー兄弟との戦いで合体。
全身の超火力でキカイダー兄弟を苦戦させるも、キカイダーの挑発に乗った隙をみて01が頭部を直撃して機能不全を起こし、やはりギル1体分のパーツを残し爆散した。こちらではあまり見せ場はなかった。
特撮
特撮『キカイダー01』では、四人衆がスクラムを組み、「ハイル・ハカイダー!!合体!!」のコードで合体する。こちらでは、頭部に4体の脳髄を無理やりくっつけたような、なんともいえない化物然とした容貌をしている。
ハカイダーショット、ミサイルボーガン、電子棒ウルトラスティック、電磁ムチという、四人衆すべての武器を使えるほか、鎖鎌状のカッターや、飛行しつつ爆撃する「死神ミサイル原爆砲」なる洒落にならない名前の武装を備えている(劇中の描写を見る限り核兵器ではないらしいが)。
最終的には、イチローを日光の届かない洞窟内で苦しめるものの、ジローの機転で洞窟内に光を射し込まれてチェンジしたキカイダー01との対決で徐々に圧倒され、ブラストエンドを直撃されて合体回路を破壊されてしまい、ガッタイダーへの変身機能が失われた。
その他の活躍
漫画『キカイダー02』では、サブロウ・ハカイダーを含めたキカイダー兄弟と光明寺ミツコの前に登場し、ギルのクローン脳を収めたブラックハカイダーと、電子頭脳を収めた3体の量産型ハカイダーが合体してこの形態となった。
原作漫画同様に大火力でキカイダー兄弟を圧倒するも、ハカイダーショットと01の突進を受けてひるんだすきに、電磁エンドとブラストエンドを直撃されて大破した。
ゲーム『スーパーヒーロー作戦』シリーズでは四人衆の最終兵器として登場し、かなりの強敵ぶりを誇っている。
早瀬マサト氏の「S.I.C. OFFICIAL DIORAMA STORY」『KIKAIDER00』では重傷を負ったハカイダーを治癒するべく、三人衆が「生きている鎧」に転身した形態「ガッタイダー・システム」として登場する。
(なお、今作の三人衆はダークの系譜である組織「XASH」が作り出した「バイオロイド」という設定で、ハカイダーに絶対的な忠誠を誓っている)
銀エビがもつナノマシンの特性でハカイダーが負った胸部の創を修復するほか、腕力や装甲は単体の4倍にまで増強される。その代償として自重も4倍になり、ハカイダーにとっては「重い身体を引き摺りながら」と、かなりの負荷となっている描写がある。
その直後、バイオロイドの培養室「マトリクス・ルーム」で対面した「トラウマ」に酷似した「蠱毒(「白骨ムササビ」)」と対面した動揺を恰も隠蔽するふうにして、三人衆との接合を強制的に解除している。
『S.I.C. HEROSAGA』ではハカイダーREBOOTが変身している。右腕は銀エビ、左腕は巨大なショットガン、背中は朱ムカデ、肩と足は青ワニを思わせる姿をしており、四人衆全ての武器を使う。
仮面ライダーバロンスイカアームズ相手にスイカ割りを行い、キカイダー兄弟を苦しめるも、仮面ライダー鎧武カチドキアームズに両足を串刺しにされて身動きを封じられ、火縄大橙DJ銃で撃ち抜かれて爆死した。
関連項目
仮面ライダー滅亡迅雷:ガッタイダーのオマージュキャラ。