「クマ…クマは、自分が何者か分からないクマ…」
「ひょっとしたら、答え無いのかも、なんて、確かに時々、そんな気もしたクマ…」
「だけどクマは、今ココにいるクマよ…クマは、ココで生きてるクマよ」
概要
テレビの中の存在であるクマが発現した星アルカナの初期ペルソナ。
得意魔法はブフ系。回復・補助系魔法も習得する。
召喚時の掛け声は、「ゴー、キントキドウジ!」
P4A
ブフを連発しすぎた結果、敵に袋叩きにされたり、直斗の影に老化させられた主人公達をエナジーシャワーで一気に若返らせたりとギャグ要員としても活躍した。
また、胴体は実際に様々なものを収容することが出来、『P4U』シリーズでの一撃必殺技は敵を体内に収容して花火玉の如く打ち上がり爆発するというものになっている。
超覚醒するとカムイ(上画像)→カムイモシリになり、身体全体で熊の顔を表現したデザインになっていき、ミサイルはボディと同化しブースターとなる。
固有スキルはランダムで様々な効果が発現する「カムカムミラクル」。
余談
モチーフ
怪力を誇り、頼光四天王の一角に数えられた坂田金時の少年時代である「金時童子」すなわち金太郎がモチーフとなっており、デザインを担当した副島成記氏によると、胴体は金庫でAu(金の元素記号)が図案化されており、持っているミサイルは鉞(正確には手斧)を意味するトマホークミサイルである。恐らくは金太郎がマサカリを持っていた事に引っ掛けたもの。ゲーム中では使用しないが、『P4A』では刈り取る者を爆砕してみせた。
また、進化するとカムイ→カムイモシリとなるが、カムイはアイヌ語で「神々」、カムイモシリは「神々の住まう世界」という意味。
カムイの中にはキムンカムイというヒグマの神がおり、イオマンテという魂を神々の世界に送り返す儀式で有名。つまり、クマに関連のあるモチーフで一貫した進化になっている事になる。
アルカナ
キントキドウジのアルカナは「星」だが、元になったシャドウのアルカナは「星」の次に位置する「月」となっており、これは自称特別捜査隊メンバーの中でも珍しい。
加えて、シャドウも変化後のペルソナを歪めつつ、オリジナルの人間の要素を足したような容姿(※)ではなく、ボロボロになった巨大なクマそのものであったという点も一線を画する。
なお、元ネタの金時と「星」の関係性は不明。
「金」からの連想なのだろうか…?
(※)陽介のシャドウは全体的なフォルム、千枝のシャドウは頭巾と黄色い衣装、雪子のシャドウは赤いボディと翼、完二のシャドウは筋肉質の体躯と鈍器、りせのシャドウはパラボラアンテナ、直斗のシャドウなら昭和の特撮ヒーローを思わせるフォルムといった具合。
関連
パラディオン(アイギス) / ゾロ(モルガナ)→マスコット枠のペルソナ
スタープラチナ→『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンド。アルカナが「星」つながり。