データ
身長 | 74m |
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体重 | 8万4千t |
別名 | 吸引怪獣 |
出現地 | 掃除機のコンピューターワールド |
概要
第32話「人間掃除機の襲撃!」に登場。
藤堂武史が、道端にガムを吐き捨てた男(演:瀬戸陽一郎)に注意したにもかかわらず逆切れされ、暴行を受けたことに激怒し、最新型掃除機「YASUIDENKI HIGHPOWER400」(充電式でリモコン操作可能)のコンピューターに送り込んだ怪獣。
両腕に鋭い鉤爪を持ち、両手の発射口から放つ突風と光弾が武器だが、何より破壊したものをその大きな口で吸い込む吸引能力が最大の特徴。
入り込んだ掃除機のシステムを両手から放つ突風で破壊し、それを吸い込みだしたことに合わせて掃除機が暴走を始め、ガムを吐き捨てた男やジュースの空き缶をポイ捨てした尼崎巡査、指定日を無視してゴミを出した井上良枝、煙草の吸い殻を道に捨てた馬場寛司、玄関前の塵を道路に捨てた馬場彩子、使い終わったティッシュを道に捨てた実演販売業者等、街を汚す人間を特殊な光線で縮小し、無差別に吸収する「人食い掃除機」へと発展した。吸収された人間は掃除機の真空パック処理機能によって窒息で苦しめられ、最終的にはペチャンコに潰されることとなる。
掃除機が自動で動いていたため侵入方法が掴めなかったが、そろそろ充電がしたいころだろうと馬場一平がわざとゴミを散らかすことで囮となり自分の家に誘導して、掃除機が目の前にあったコンセントで充電を始めた隙にグリッドマンが突入する。
吸引攻撃でグリッドマンを苦しめたが、サンダージェットの攻撃で下顎が破壊され吸引できなくなり、サンダーグリッドマンに光弾もかき消され、サンダーグリッドビームを浴びて消滅。吸い込まれた人間たちも全員解放された。
余談
- この事件の後、ガムを吐き捨てた男は懲りずにガムを吐き捨て、武史に再び注意され、またしても逆上し暴行を振るおうとしたが、武史にギュルンバのことを持ち出されたためおびえて逃走していった。このことから、(やり方は問題ありだが)武史が善行を行いハッピーエンドとなる珍しい回だった。
- 作中でギュルンバはガムを吐き捨てた男を吸い込むところを見ていた武史から直接声で命令を受けておりグリッドマン怪獣の中ではシノビラーほどではないが高い知能を保持していた様な描写がある(命令を理解したのか鳴き声を上げつつ首を振って頷く様子も見せていた)。
- とは言っても直接戦闘時は上記の通りであり、『直接戦闘力を犠牲に知性を高めた』という何とも締まらない状態になってしまった。
- 着ぐるみはバモラの改造。改造前のバモラは現実世界への出現を狙っていたがギュルンバは掃除機に憑依する形で出現しておりバモラ系列の目的は達成されたことになった。
- 勝手に動き回る掃除機が人間を吸収するという解りやすくも恐ろしい描写からトラウマに挙げる視聴者も多い。アニメ『SSSS.GRIDMAN』の企画「時空を超えた〇〇話」でも第一回にこの回が選ばれている。
- 現実の2001年11月から市販の家庭用ロボット掃除機が販売されるようになり、その代名詞と言えるロボット掃除機の品名がルンバがいるが関係者がグリッドマンを視聴して名付けたのかは不明である(公式ではこの事を上述のようにネタにしている)。
- 映画『グリッドマンユニバース』では、響裕太のクラスが文化祭での出し物として「人間掃除機からの脱出」というリアル脱出ゲームを企画していた。