クラップトラップ(ドンキーコング)
くらっぷとらっぷ
クレムリン軍団の一員であるワニ。実は意外と珍しい完全四足歩行型のクレムリン軍団員。
基本的に青い(個体によっては紫)体と黄色い背中をしているが、『64』ではデフォルトカラーが緑一色になっており、強化版の紫やムービーシーンのみ登場の様々な色の個体も存在する。
体は他の軍団員と比べると小柄だが、口は本物のワニも顔負けの大きさ。勿論その口内には鋭い牙が生え揃っており、パクパクと顎を開閉しながら一定の範囲をうろついている。
スーパードンキーコング
ドンキーやディディーの得意技であるローリングアタックでも、コイツに正面から突っ込んでいっては歯が立たず(背後からのローリングも同様)、むしろこちらが物理的に歯を立てられて逆にダメージを受けてしまう。倒すのであれば上から踏むかハンドスラップ、あるいはタルを投げ付けるなどしてダメージを与えよう。紫色の個体はジャンプしてくるので地味に厄介。
ドンキーコング64
スーパードンキーコングから一転、踏みつけはダメージを受けるが、ローリングアタック系は有効となった。ただしオレンジや楽器など強力無比な攻撃で倒さないと、入れ歯が分離してなお襲ってくる。
紫色の個体は通常攻撃やウェポンが通用しない強化体であるが、倒すとオレンジを3個落としてくれるため補充に利用するのも手。
ムービーではサボりや逃走を図ろうとするクルールの部下たちを見張る番犬のような役割を与えられており、これまたいろんな意味で恐ろしい存在と化している(顔が厳ついデザインになっているので余計に)。ムービー限定の赤いカラーリングも確認でき、中には一際巨大な個体も登場しているほか、キングクルールの座椅子でペットのように可愛がられている個体もいる。
本作のクルールは部下に対する扱いの酷さに定評があるが、クラップトラップに対しては居眠りから跳ね起きた際に弾き飛ばしてしまったくらいで、他の個体含め最後まで八つ当たり等をしなかったりと待遇は良い(同作ではキングクルールがペットと明言しているドガドンに対しても怒りで無言で通信を切る形で辛く当っていた)。ただ、クリッターに命令されて舵を操縦している個体もいることから、扱いが良いのはあくまでも『クルールのペットの個体』のみだと思われる。
また、ミニゲーム「ノーティおとし」ではクラップトラップを操作する事になる。1990年代〜2000年のレア社作品でクレムリン軍団のプレイアブルキャラクターは非常に少ない。
実は赤い個体は未使用の敵であり通常攻撃が通用せず、倒すと弾薬箱3つを落とす。
ドンキーコンガ
ミニゲーム「100Mクライマー」に登場し、登ってくるドンキーの邪魔をしてくる。
実は手先が器用であり開発中止となった『ディディーコングパイロット』ではプレイアブルの一人として参戦が予定されており飛行機を操縦している。
どういうわけかドンキーコングシリーズ以外では水辺に登場する頻度が高い。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
クレムリン軍団の中では誰より早くスマブラに出演している。初登場は『DX』で、コンゴジャングル(『SP』では「いかだと滝」名義)では画面奥から、ジャングルガーデンでは右側から流れて登場するステージのやくものという扱い。接触すると大ダメージと共に思いっきり吹っ飛ばされるため、警戒が必須である。
また、SPECIALではアシストフィギュアとなり、どんなフィールドにも出現するようになった。適当なファイターに飛び掛かり、喰らい付いて連続でダメージを与えた後吹っ飛ばす。意外とバカにならないダメージを受けるので、出現したら要警戒。なお、喰らいつく際には顔部分が巨大化する。
マリオシリーズ
『マリオテニスGC』からマリオシリーズ初進出となった。
ドンキージャングルコートにギミックの一つとして登場し、中央のネットを伝って移動しているところにテニスボールを当てると当てた側とは反対方向のプレイヤーに噛み付いて移動速度を低下させる。最大で8匹まで出現し、数に応じてより遅くなってしまう。自身に噛み付かれた際の対処としては相手コートの雷マークにボールを落とせばかみなりジュゲムのイナズマで追い払ってもらえる。
また、ミニゲーム「バルーンパニック」にも登場し、あみだくじの要領でツタを下から上へ風船を割ろうと移動してくる。ショットでパネルを反転し何も無いところへ進路を変更させよう。ちなみに開発中にツタを無視して空中を進んでしまうバグが起こったとか(「究極攻略秘蔵資料マリオテニスGC」より)。
『スーパーマリオスタジアムミラクルベースボール』ではドンキージャングルで流れている川に複数体潜んでおり、近寄ってきた野手に噛みついて移動スピードを下げてしまう。打球を当てればチームスターを貰うことができる。
アニメ版においてはクランキーの家を食うなど、ただ咬み付くだけでは済まない非常に危険な存在と化していた。
ゲーム版と比べるとかなり小柄で銃弾のような役割をしている。発射される前にクランキーの家を「汚ねぇ家」と言って食べるのを渋るなど好き嫌いがあるらしい。
ちなみにメス個体もいるらしく、『64』のような入れ歯個体も登場したことがある。
クランポン
スーパードンキーコング2に登場。大柄なクラップトラップでクラップトラップの兄。こちらも背後からのローリングに対し超反応で振り向いて噛みつく。
同作で登場するヤマアラシのスパイニーは踏みつけと背後からのローリングが効かないほぼ真逆の特徴があるので終盤ではタッグを組む事が多くクラッシュエレベーターではそれが顕著。
クリンプ
スーパードンキーコング3に登場。クラップトラップの亜種。ピンク色をしており、ステージによって移動速度が異なる。前2作の同ポジションと違って背後からのローリングは有効。
滝ステージで倒すと、断末魔がエコーする。
対をなすポジションは針ネズミのブリッスルズで、踏み付けと背後ローリング無効である事に加えて完全無敵のローリングで突っ込んでくる個体もある。
スナップパス、グロッグ
バトルトード(アーケード)に登場。直接の接点はないが、クラップトラップの歯の音はこのキャラのものを流用している。