概要
1999年10月1日から2000年6月30日までテレビ東京系列にて放送された。
日本アニメではなく、フランスとカナダが協力して作った海外の3DCGアニメである。
全40話になっているが、日本では第39話までになっている。
コロコロコミックでアニメ版のコミカライズが連載されていた。
絶海の孤島コンゴ・ボンゴ島が舞台。強大な力を持つ「クリスタル・ココナッツ」を巡って、島の乗っ取りのために奪おうとするキングクルール一味と阻止するドンキー達が繰り広げる戦い…というより、ドタバタコメディ。アニメではミュージカルのように挿入歌が入れられている。
コロコロコミックでも漫画が連載されていたが、中身はほぼ別物。こちらではディンキーコング、ランキーコング、タイニーコング、チャンキーコングも登場している。一部のアニメキャラは登場しない。また、アニメよりも先に連載開始した。
また、スーパーマリオくんのコミックス22、23巻でこの作品準拠の特別漫画が収録されている(23巻ではアニメオリジナルのブラスターコングまで登場している)
コアなファンが多い作品だが、現状では日本ではVHSが全13巻リリースされているのみでDVDは海外でリリースされているのみでありネットでの公式配信もされていないため、正規の手段での視聴は困難なテレビアニメの1つ。
キャラクター
※CVは日本語版のみ記載。
本作の主人公。一人称は僕。楽天的な性格で、自他認める間抜けでお人好しでお調子者だが、力は強い。キャンディーコングにベタ惚れ。
バナナが大好物で、食べるごとにパワーアップする。気合を入れた時は「バッナ〜ナパワー!」と雄叫びを上げる。
少々不運体質で、損な役回りになることも多い(尤もこれは島の住人が『過去と現在を照らし合わせて総合的な人物評価や物事の本質を冷静に見極める能力に欠け、目の前の事しか見えていない日和見主義者』なことが原因だが)。
ドンキーコングの相棒。一人称はオイラ。体は小さいがすばしっこく、機転が利く。
お調子者でお喋りだが、ドンキーにとって良き相棒。彼とは喧嘩することもあるが、割とすぐに仲直りする。
島の長老的存在で、頑固者で気難しい爺さん。身勝手で抜けている部分もある。ドンキーに説教することが多いが、心底では暖かく見守っている。
ドンキーコングの彼女。ゲームとは容姿が異なる。ブラスターのタル工場で働いている。
気が強い性格で、ドジなドンキーコングに少々呆れつつも、憎からず思ってはいる様子。だが理不尽なワガママを押し付けて自分の欲求を満たそうとすることも多い。
ファンキーコング(CV:BANANA ICE)
陽気な性格で、ドンキー達の良き友達。
サーファーズショップを経営しており、自身もサーフィン好きで、一年中海へ出ている。脳みそまでサーフィンしているようで、趣味以外には無頓着な部分がある。
ディディーコングのガールフレンド。ゲームと違い、お転婆さは控えめで、むしろ優しい性格。敵であるクランプにすらも本気の優しさで接する。お馴染みのポニーテールを使った活躍は無い。
アニメオリジナルキャラクター。七三分けの刈り上げヘアースタイル。母親が経営するタル製造会社の工場長。
キザでナルシストでマザコン、そして金持ちであることを常に自慢している。一方で義理堅いところもある。
ドンキー同様キャンディーに好意を抱いている。
元々はクランキーが作った若返りの薬をドンキーが誤って飲んでしまい、赤ん坊になったドンキーをディディーがキャンディーに内緒にするために誤魔化しで付けた名前。しかし、後にそれとは別の同名キャラが登場した。
クレムリン軍団のボス。悪知恵は島一番で、島の支配者になるためにクリスタル・ココナッツを奪おうと様々な作戦を立てたりイベントを利用したりして、ドンキーたちを騙してココナッツを手に入れようとする。しかし間抜けで詰めが甘く、最終的にドンキー達に取り戻されている。
部下達には手を焼かされるが、休暇を与えて家族と一緒に過ごさせるといった部下思いの一面もある。
ゲームと比べ尻尾が無く、羽織っているマントもやや短い。
クランキーとは昔は親友であった。
クレムリン軍団の将軍ワニ。「クルールエラい!クルールハンサム!」と歌いながら行進していることもある。
作戦の考案担当だが、間が抜けているので必ず失敗する。根は優しい模様。
力は強いが、ドンキーほどではない。また非常にバカであるため、役に立つことはほぼ無い。
キャプテンスカービィー(CV:宝亀克寿)
海賊。曾曾曾祖父の遺言でクリスタルココナッツを手に入れようとコンゴ・ボンゴ島に上陸した。クロコとダイルという二人の手下がいる。キングクルールとは仲が悪い。
実はクランプの生き別れになった兄であることが後に判明する。
エディー(CV:堀内賢雄)
アニメオリジナルキャラの雪男。短気で暴れん坊。
インカ・ディンガドゥ(CV:麻生智久)
コンゴ・ボンゴ島の神様の石像。
威厳に満ちた雰囲気を放ち、島の事は何でも知っており、みんなから頼りにされている。
余談
後番組は『とっとこハム太郎』。そちらの原作者である河井リツ子は小学館の学年誌にて『マリオとドンキー』を連載していたことがあり、ドンキーコングとも緑がある。それを意識したのかはたまた偶然なのか不明。
関連タグ
ドンキーコング64:一部のアイテムが逆輸入されている。
ドンキーコングリターンズ3D:CMのナレーションが本作でドンキーを演じた山寺宏一氏である(「バッナ〜ナパワー!」とも言っている)
星のカービィ(アニメ):同じ任天堂原作のアニメであり、似たような事が共通している。