概要
1993年5月6日生まれ、1996年クラシック世代の競走馬。
父ジャッジアンジェルーチ(ボールドルーラー系)、母ユウミロク、母の父カツラノハイセイコ。
半兄にダイヤモンドステークス連覇のユウセンショウ、半弟に中山グランドジャンプ制覇のユウフヨウホウがいる。
現役時代
1996年デビュー、1998年7月まで平地では1勝しか出来なかった。
1999年東京オータムジャンプで重賞初制覇、中山大障害でゴッドスピードのハナ差2着。
2000年国際GⅠになり名称も変更された中山グランドジャンプでJ・GⅠ初制覇。
東京ハイジャンプで重賞3勝、中山大障害ランドパワーの2着。この年の最優秀障害馬受賞。
2001年、中山グランドジャンプ連覇達成。
しかし中山大障害では最終直線で半弟ユウフヨウホウの一世一代の大駆けが炸裂、最後の直線で差し切られ三度2着に敗れた。
ユウフヨウホウは史上3頭目の最低人気GⅠ勝利であり、これが現役2勝目にして最後の勝利。どうしても中山大障害にはあと一歩届かないゴーカイだったが、JRA賞では両GⅠの好走が評価され、再び最優秀障害馬を受賞する。
2002年中山グランドジャンプはオーストラリアのセントスティーヴンの2着に敗れ、3連覇ならず。ラストランの東京ハイジャンプは3着で引退となった。
生涯成績*
平地25戦1勝 3着1回
障害27戦8勝(J・GⅠ3 J・GⅡ1 J・GⅢ1) 2着8回(J・GⅠ4) 3着4回(J・GⅡ1回)
中山グランドジャンプ連覇、障害GⅠ6連続連対記録という名馬であり、中山大障害で史上初の同一GⅠ3年連続2着という珍記録も達成。
引退後
日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬となり、2010年には日高スタリオンステーションへ移動。計10年間の種牡馬生活で産駒75頭を輩出した。
代表産駒は2011年阪神スプリングジャンプ勝ち馬のオープンガーデン。
種牡馬引退後は寺井文秀牧場で功労馬として過ごし、2019年4月26日に老衰でこの世を去った。
関連項目
同一重賞3年連続惜敗の仲間達
・ワンダーアキュート……GⅠ「ジャパンカップダート」で同一GⅠ3年連続2着(2011-2013年)
・クロコスミア……GⅠ「エリザベス女王杯」で同一GⅠ3年連続2着(2017-2019年)
・ディープボンド……GⅠ「天皇賞(春)」で同一GⅠ3年連続2着(2021-2023年)
・ナイスネイチャ……GⅠ「有馬記念」で同一GⅠ3年連続3着(1991~1993年)
・ナリタトップロード……GⅠ「天皇賞(春)」で同一GⅠ3年連続3着(2000-2002年)