無数に生えるキノコは菌床となった人間から直接生えるもののため、強引にもぎ取ってしまえば激痛が走るが、シャンブルモン達はお構いなしに幸福の絶頂から苦痛や絶望が伴う生き地獄に叩き落とすという、悪辣な方法で育てたキノコを食べていた。むしろ人間に苦痛を与えるのを楽しんでいるきらいがある(なお一連のシーンは非常に凄惨かつ痛々しい演出で描写されており、ホラーとは別の意味でちょっとした話題となった)。

すでに何件か失踪事件を引き起こし、知人の結婚式に参加した瑠璃を間違えて誘拐したことで事件が露見。宙たちが瑠璃の捜索に乗り出す中、別の結婚式場で花嫁を誘拐した真っ只中のところを宙とガンマモンに発見されるが、『スイーポア』でいとも簡単に返り討ちにし、彼らも屋敷へと連れ去った。

早速宙と瑠璃のキノコを食べると彼らが持つデジヴァイスVの影響で、今までにない極上な品質になっている事に驚愕。

我先に貪り食ってパワーアップ・実体化を果たし、助けに来た清司郎やアンゴラモン達も菌床化することに成功。勝利を確信し、さらなる強化を遂げるべく清司郎から生えたキノコを食い始めるが…

「なんだ！？腹がジタバタする……裂ける～～っ！！」

「目玉が燃える…！舌が勝手に動く…！体が変だぁ～っ！」

「頭、脳がかゆいっ！なんなんだ、このキノコは！？」

「ありえねぇ…。こんなキノコを育てるお前は、おかしいっ！」

彼から生えたキノコはそれまでと全く違う出来であり、食べた途端、激しい体調不良を起こして悶絶してしまう。

そして清司郎自身が食べてみた結果、逆に吸われていた力がモリモリと湧いてゆき、シンクロしていたテスラジェリーモン共々パワーアップして完全復活。

逆恨みを燃やして襲い掛かるも、更に進化したテティスモンの『ハンマーサンダー』と『ビリースマッシャー』をそれぞれ叩き込まれて完敗。宙や瑠璃を含めた菌床された人間はテティスモンの回復薬で元に戻った。

その後は縄で拘束されたが、反省の色を見せず「絶対仕返しする」と言い出す始末。

すると群れの仲間達を連れてきたゲレモンが現れ、私欲混じりのお仕置きとして「好物のキノコを作らせる」と言い出した彼らにどこか(おそらくゲレモン達の棲み処)へ連れて行かれる羽目に。

ゲレモンたち「キノコ、大好き……。キノコ、食う……」

「俺達が悪かった！人間、助けてくれぇ～～っ！！」

「嫌だぁ！行きたくねぇ～っ！」

助けを求めるも時すでに遅し、自分たちが他人に強いた仕打ちが帰ってくるという、自業自得・因果応報な顛末を迎えた。

アイズモンに続いて「逮捕」という結末に終わった二例目のホログラム・ゴーストであり、同時に食料生産の強制労働という明確な刑罰まで言及されている。

なお、なぜ清司郎のキノコで苦しんでいたのかは不明だが、公式設定や作中の台詞を踏まえると、悪食の彼らにデータ種であるテスラジェリーモンや限凸した清司郎から生み出されたキノコが合わなかった可能性が考えられる。

進化ルート

登場作品	幼年期1	幼年期2	成長期	成熟期	完全体	究極体
？	ニョキモン	バドモン	マッシュモン	シャンブルモン
ジェリーモンBEメモリー	プヨモン	プヨヨモン	コドクグモン	シャンブルモン	トロピアモン/マリンキメラモン	プラチナヌメモン等