概要
デジモンアドベンチャー:にて初登場した、無数の目を持つ影のようなデジモン。
外見から判断しにくいが、これでもれっきとした竜型デジモンである。
ネームモデルは英語で「目」を意味する「Eyes」から来ている。
公式設定
通常形態とスキャッターモードの2種類が確認されている。
通常形態
無数の赤い目が浮き出した、漆黒のドラゴンの姿をしている。
影の中に潜むことができ、データを蓄えた分だけ強大化し、貯蔵量次第で力は完全体をも超える。その多くの目を使い、敵のどんな動きも見逃さなさい。
必殺技は、全ての目から発する呪いの光線『邪念眼』と、蓄えたデータを物体に変換し攻防に使う『愚幻』。
スキャッターモード
アイズモンが小さめな影に分散した姿。大きく翼を広げた悪魔の様な姿(イメージ的にはこれ)をしており、羽部分に両目がある。
データが多く流れるSNSを監視し、より大きいデータを食べて蓄えている。分散したため一体一体の力は強くないが、身の危険を感じると1つに集まり逆襲する。
因みに「スキャッター(scatter)」とは、英語で「散りばめる」事を意味する。
作品での活躍
デジモンアドベンチャー:
デジモンアニメシリーズには今作が初登場となる(というよりも事実上本作のアニメオリジナルキャラ)。
第3話に初登場。謎の存在が産み落としたデジタマから誕生する。
初登場した第16話では、渋谷街を丸々コピーして偽りの東京を作り出し、洞窟を抜けてたどり着いた太一・光子郎・ミミ達とそのパートナーを無限ループする渋谷の地下通路及び地下鉄に閉じ込め、焦らせたところを各地に忍ばせたスキャッターモードで無数に出現し攻撃。
グレイモンによって地上へ突破されると人間等に擬態していた全てのスキャッターモードを集合させ合体、本来の巨大な姿となって太一達を攻撃する。
また、どうやらアイズモンの能力が東京の大停電に影響しているようである。
完全体に進化したパートナーデジモン達の攻撃に対し『愚幻』でビルや飛行機・タンカーなどを生成して防御や妨害を繰り返す。
危機一髪の所でヤマト・空・丈が合流、6体の完全体による一斉攻撃を受けるが……
尚、高層ビル並の巨体や完全体3体を翻弄する能力を発揮していながらそのレベルは成熟期であり、それを知った光子郎を驚愕させた。
デジモンゴーストゲーム
「どうした?知りたいんだろ、アイツの秘密。徹底的に…」
「気になる事は遠慮なく調べてやろうぜ。そのための目を俺様が増やしてやる!」
CV:中尾隆聖
第43話に登場。
人間の目と自身の無数にある目を入れ替えることで寄生し、身体中に詮索欲を暴走させる赤目を出現させ、その目を媒介に得た情報を体に蓄え続けていた。
乗っ取られた人間は瞳が赤色に変色するがこの時点では初期症状に過ぎず、時間が経つ程にどんどん白目の部分まで赤く染まっていき、最終的には身体の赤目が剥がれバラバラになってしまうという。
アイズモン本体は宿主の影に潜んでおり、都合が悪くなれば赤い光を浴びせて部分的に記憶障害をかけることで発覚を免れている。さらに影の中を自由に行き来できるため捉えることも難しい。
警察官やインフルエンサーといった詮索好きの人間に好んで取り憑いており、清司郎の友人で詮索好きの少女・エマ・ヘインズを次のターゲットに定め、空港のトイレに入った所で襲撃し目を乗っ取る。
エマの身体を通し様々な情報を得ていたが、丁度赤目の件で招集をかけた瑠璃が自身のことに勘づいたため、エマに記憶障害をかけ影に身を潜める。
しかし清司郎の全身の目を塞ぐという奇策によりエマからの情報をシャットアウトされ、それに苛立ち姿を現した。
影を移動する能力で翻弄しながら『愚幻』や『邪念眼』で応戦するも、カノーヴァイスモンの放つ次元を超える光によって影の中まで照らされるという異常事態に合い、たまらずエマから離れた所に『メテオルクス』で撃墜される。
往生際悪く多数のスキャッターモードに分裂し逃亡を図るが、ジンバーアンゴラモンの『ブレイキンストリーム』で分身を一掃され、テスラジェリーモンの『フィサリスト』を本体に喰らいKO。寄生されていた人間も全て元に戻った。
結果スキャッターモード一体レベルに弱体化することになり、「情報収集好きな奴らに手を貸しただけ」と弁明しても聞き入れられず、虫取りかごに入れられどこかのコミュニティで悪事をしないよう監視されることとなった。逮捕という結末に終わった敵デジモンは番組中初である。
関連タグ
シェイドモン:他人(他デジモン?)の空似
グルスガンマモン:ゴーストゲームにおける並みの完全体を凌駕する格上の成熟期デジモン繋がり。こちらは主人公サイド。
のび太の宇宙漂流記:第16話の東京と思われていた空間は全てアイズモンが東京を丸々コピーして作り出したまやかしの世界という展開が、本作の眩惑の星のエピソードを彷彿させる。