概要
1991年4月4日から1992年3月26日までテレビ東京系で全51話が放送され、またOVAも1作品製作された。コンセプトは「母と子で安心して観れるアニメシリーズ」。
小学館の幼稚園、よいこ、てれびくん、テレビといっしょ、徳間書店のテレビランドにおいて掲載されていた。メダルゲームのジャンケンマンとは、無関係である。
シリーズ構成はあかほりさとる氏。キャラクターデザインは羽原信義氏。
総監督は「花の魔法使いマリーベル」の総監督を務めた遠藤徹哉(現:えんどうてつや)氏。遠藤氏はこの作品が初監督作品となった。
また、次回予告はCottonが出演したミニコーナーにテロップで表示して内包する形となっていたため、製作はされていない。
2023年現在、DVDおよびブルーレイでの媒体では発売していないが、U-NEXTなどの一部動画配信チャンネルで視聴可能となっている。
ストーリー
地球のどこかにある小さな村、「ジャンケン村」。この世界の住人達はじゃんけんから生まれてくる正義と平和のエネルギー、「ジャンケンパワー」と共存して平和に暮らしていた。その村を守っているのが主人公のジャンケンマン。ジャンケン村に代々伝わるヒーローの家系の一人である。ジャンケンマンはどんな遊びもとても上手で、ジャンケン村の人気者。ジャンケンパワーを使って村内の平和を守ったり友達のアイコ達と遊んだりする、地域密着系のヒーローである。
一方悪役の家系であり、ジャンケンマンの宿敵でもあるオソダシ仮面は、お金持ちのお坊ちゃん。両親が平和主義者であり、世界征服どころかなかなかジャンケン村をオソダシ村にする事が出来ない。ジャンケンマンを倒すためあの手この手で悪い事を考え、財力を駆使して何かと騒動を巻き起こす。
みんなのヒーロージャンケンマンは、ジャンケンパワーを使って次々と難事件を解決してゆく。
登場人物
ダークジャンケンマン(CV:伊倉一恵)
アッチムイテホイホイ(CV:田中真弓)
主題歌
オープニングテーマ
「やったぞジャンケンマン(ジャンケンマンえかきうた)」
作詞:橘タケオ 作曲:越部信義 編曲:有澤孝紀 歌:Cotton、折笠愛
エンディングテーマ
「恋の椅子取りゲームに勝つ方法」(第1話~第16話)
作詞:小泉長一郎 作曲:実川俊晴 編曲:白井良明 歌:Cotton
「曇りのち晴れ渡辺くん」(第17話~最終話)
作詞:小泉長一郎 作曲:実川俊晴 編曲:茂村泰彦 歌:Cotton、森の木児童合唱団
関連イラスト
関連タグ
それいけ!アンパンマン・・・2023年現在、日本テレビ系列で放送されている幼児向けヒーローアニメ。他局ではあるが、当作品製作に影響を受けたアニメ作品であり、正義の味方としては先輩格にあたる。シリーズ構成のあかほりさとる氏は、第2のアンパンマンを目指してジャンケンマンを製作したと語っている。また放送当時小学館が発行した幼児向け雑誌にて競演をしている。
花の魔法使いマリーベル・・・本作が製作された翌年(1992年)に製作されたアニメ作品。放送終了後監督の遠藤氏を始め、スライドする形で多くのスタッフが製作参加した。また製作会社、広告代理店が同じで、当作品に出演した声優陣も別役に参加しているという共通点を持つ。
サラダ十勇士トマトマン・・・マリーベルと同じく、本作が製作された翌年(1992年)に製作された子供向けヒーローアニメ。本作もアンパンマンに影響を受けて製作された作品である。なおこちらは講談社系列の幼児向け雑誌および絵本に掲載されていた。