概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場。
クラスは「スナイパー」。
アカネイア王国の弓騎士で、有力貴族メニディ候ノアの息子。同王国の王女ニーナに忠誠を誓いつつも、主君や国の為と判断すれば主命がなくとも行動に移す柔軟性を持つ。アカネイア傭兵隊のアストリアとは、長い付き合いであり、生真面目な彼をからかう一面も。
暗黒竜と光の剣
アカネイアの王都パレス陥落時に捕虜となったが脱出。ペラティ(SFC版はノルダの町)に潜伏し、そこで主君を保護するマルスと出会い、アリティア軍に参加する。
暗黒戦争後、アカネイア弓騎士団の隊長となり、アカネイア王室三種の神器「パルティア」を授けられる。
紋章の謎
ハーディン皇帝及び、アカネイア軍グルニア方面指揮官ラングのやり方を快く思っておらず、オルベルン城下ではラングの命令を無視する。部下達のことを考え、マルスらアリティア軍に寝返りこそしないが、部下達には「持ち場を離れず、相手が近づいてこない限り攻撃はするな」と攻撃を控えるよう厳命していた。
カシミア大橋での戦いでは弓兵でありながらハーディンの命で城を守っていたが、ゴードンの説得(『新・紋章の謎』ではマルスでも可)により、三種の神器「パルティア」を持ってアリティア軍に参戦する。
アリティア城の戦いにて、敵対するアストリアを説得する役目を与えられているのだが、彼には「だが、ジュルジュよ」と名前を間違えられている(リメイク版でも同様)。
英雄戦争後はアカネイア自由騎士団を創設し、人々を盗賊から守った。
尚、本作での肩書きは「大陸一の弓騎士」なのだが、微妙なステータスと低い成長率のせいで、一部プレイヤーからは「大陸一(笑)」と不名誉なあだ名をつけられている。
リメイク版
支援会話の追加により設定の掘り下げがされた。
「大陸一の弓騎士」と言う大層な肩書きは実家のメニディ家が名声欲しさに流したものであり、彼自身が声高々に語っているわけでは無いことが明らかになった。
むしろ本人は「そこまで大した腕では無い」と話している。
メニディ家は元々武術の才能や名声のある一族ではなかったが、優れた先見性や権謀術数を通してその権力を保ってきた家系であった。ジョルジュ自身は全て計算ばかりで他人の心を掌の上で操るようなやり方を気に入らず、「自由な生き方がしたい」という理由でミディアとの政略結婚を破談させたという過去が語られている。
しかし彼もメニディ家の計算高さを受け継いでいるらしく、本人はそれを嫌いながらも頼らざるを得ない…という苦悩を抱えている。
例えば、前述したカシミア大橋での闘いにおいて、弓騎士でありながら戦火の最前線である城の防衛をさせられていた事に対しては「ラングを見捨てたことに対する体のいい処刑だった」と語っているが、マイユニットからは、ラングへの命令無視も含めて計算ずくだったのではないかと指摘されている(本人はぼかしている)。
ネームドキャラでは数少ないはじめから弓の武器レベルがAのキャラであり、上述のような冷静に大局を見据える高い知略を持つことから、前述の「大陸一の弓騎士」の異名は伊達ではないことがうかがえる。
師範としての腕前もなかなかのようで、暗黒戦争後、彼に師事したアリティアの新米弓騎士であるゴードンは英雄戦争がおこる僅か3年の間でアリティア一の弓騎士とまで言われるようになった。
キャラクターとしては概ね「クールで知的」な印象だが、弟子であるゴードンの練習を見守りつつ的確な助言をしたり、親友のアストリアを気にかけたりと、周りへの気遣いが出来る優しさの持ち主。一方で訓練中のゴードンの緊張をほぐす為こっそり彼の弱点である脇腹を擽りに来る、アストリアとの会話でミディアとの馴れ初めを蒸し返したりするなど、かなり茶目っ気のある性格になっている。
ユニット性能
戦力としては失笑してしまうレベルに弱い。ぱっと見初期値こそ幸運が低い以外はそこそこあるが、FC版ではスナイパーLV1の基本ステータスより低いという体たらくであり、敵のモブスナイパーより弱いという有様である。SFC版ではスナイパーの基本ステータスが下がった為、流石にモブ以下というわけでは無いが、成長率がHPと武器レベル以外が壊滅的でレベルが上がってもちっとも強くならないので戦力としては全く期待できない。一応武器レベルが伸びるため最速なら+3LVで最強の弓・パルティアが使えるようになり、RTAプレイヤーならお呼びがかかる事も…。
『紋章の謎』では加入時点から最強の弓・パルティアが使えるうえ、成長率強化アイテムである「ほしのかけら」もある為、やろうと思えばかなり育てることが可能。加入後程なくして飛竜が大量に湧くマップがあるため、その時点で飛行特効をもつ最強の弓が使える頼りになるユニットとして運用できる。
『新・暗黒竜』では上級職のステータス上限が伸びているにもかかわらず、加入時のステータスはまさかの据え置き。上級職とは思えない悲惨なステータスとなっており、成長率においては、全体的に見直されチートな成長率を身につけた様なキャラもいる中でさらに悪化して成長率合計が高齢キャラとタイという酷さになった。本作では兵種変更の存在もあり、運用には愛が必要。支援効果がマルス一人からしか受けられない点も痛い。
『新・紋章』ではかなり見直され、技が少々伸びにくいが成長率が大きく上昇。加えて前作では雑な調整のため被害を被った初期ステータスが大きく上昇した事でやっとまともな運用ができる様になった。本作は高難易度になると敵が強くなりすぎる為、加入が遅いキャラは全く使えないが、8章と比較的早い段階で加わる上、上級職ゆえステータスが高い事と初めから最強の弓が使える事で高難易度でもなんとか実用に耐えうるほどの実力を身につけた。支援効果が増えた事も追い風である。ただし新暗黒竜で受けられたマルスからの支援効果が消えている点には注意。
ヒーローズ
大陸一の弓騎士 ジョルジュ
「オレはアカネイアの弓騎士ジョルジュ。
役に立てるかどうかはわからんが、
まぁ、よろしく頼む。」
属性 | 無 |
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兵種 | 弓/歩行 |
武器 | パルティア(専用) |
奥義 | 烈火 |
B | 攻撃封じ3 |
C | 速さの紋章3 |
初期から実装。今回もパルティアを所持しており、紋章では誰でも装備できたが今回はジョルジュ専用武器となっている。明鏡の一撃2の効果を持つ。
攻撃は高いが、その分守備と魔防はやや低くなっている。魔法やマムクート相手は強いがあくまで戦える範囲で相手によっては詰んでしまう。彼を使用したい場合はスキル継承を駆使するしかない。
2018年1月のアップデートで錬成武器対象に。敵が遠距離武器の時は戦闘中、攻撃+6と性能は変わってしまったが火力がさらに伸びた。特殊錬成効果は敵が魔法の時は最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減。遠距離相手には効果を発揮する個性を得た。
2022年10月から神装英雄に選ばれた。エンブラ帝国の衣装で爽やかなイケメンに。
関連タグ
アストリア…友
ゴードン…弟子