※イベントのネタバレを含みます。
注意点
監督生の定義の問題でCPタグがtwst夢と併用出来るのか、賛否が分かれるところではありますが、監督生を夢主として扱っている人も居るのでtwst夢と併用する事も推奨しています。
版権CPとしても扱えますが、夢作品か版権CP作品か、明記する事が必要とされます。
性別設定もあれば女監督生、男監督生と、解るように明記する事。
男設定の場合⇒ツイ腐テの記事も参照。
概要
監督生受けの1つで、同級生同士のカップリング。
スカリーの年齢が作中で16歳だと明かされた為、同級生達と同じように監督生の設定によっては同い歳となりうる。スカリーはビジュアル公開時点で反響が大きく、名前もCVも判明してない内からファンアート(夢作品も例外ではなく)が制作されていた。
数あるイベントの中でも、ゲストキャラと監督生の絡みが多いのは珍しい上に作中のスカリーの行動もあって色々と話題に事欠かなかったせいだからか、このカップリングの人気が急激に上がり、イラストや小説作品が急速に増えていった。
イベント
第1章
スカリーの登場はハロウィーンイベント、『Lost in the book』シリーズの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』から。グリムが謎の本を開いたその先で迷い込んだ謎の世界”ハロウィンタウン”で、同じように迷い込んだスカリーと出逢った…のだが、此処が問題。
一緒に迷い込んだNRCの面々と一緒に気絶していた中、先に目が覚めていたらしいスカリーが監督生を腕に抱えて呼び掛けていたのだった。何故か、腕に抱えて。しかもその呼び掛けるキザな台詞もフルボイスである。(他の面々に対しては不明だが)気絶している監督生を見付けてわざわざ腕に抱えたのかトリップした際に偶然そんな体勢になったのかは不明だが、この乙女ゲー過ぎるファーストコンタクトを描写したワンシーンは夢女子に衝撃を齎し、一気に墓に突き落としたのだった。
目を覚ました他の面々が(スカリーを警戒しつつ泳がせるつもりで)お互いに自己紹介をすると、スカリーはその場に居た全員(毛玉にも例外なく)に挨拶のキス(手の甲)をして回る。勿論、監督生にも同様に。
第1章の時点でこのブッ込みっぷりである。しかし、これだけでは終わらなかった。
第2章
スカリーを加えたNRC生徒達一行は成り行きでハロウィンタウンのハロウィンの手伝いをする事に。最初の作業として監督生・グリムは3班に別れて準備をするNRC生達を見て回る役をジャックとスカリーと一緒に担う。その際選択画面が出るのだが、どっちを選んでも「素敵な貴方にきっと楽しい時間をお約束致しますよ」と2度目のキスが待っている(毛玉も巻き添えに)。また、2度目のグループシャッフルで決まったイデア・アズール・監督生・グリムの班が揉めてしまい監督生が申し訳なさそうにした時には選択制ではあるがスカリーが「貴方が必死に努力なさった事を我輩は解っておりますよ」「貴方のひたむきさを讃える事はあっても責める事などございません」と夫々の言葉で励ましている。しかし、「素敵な貴方がハロウィンを台無しにするわけがない」とも言っておりその言葉は、”ハロウィン”を何よりも尊ぶ彼が言うととても重く聴こえるとか……。
第3章
3度目のグループシャッフルでは監督生・グリム・スカリー・レオナと”音楽”の準備に取り掛かる。レオナがジャックを「どう見てもそんなに深く考えてない」とズバリと指摘すると、スカリーは反論して監督生に「ジャック様は思慮深い方だと思われますよね?」と同意を求めてきた。此処で肯定すると心底嬉しそうにして3度目のキスをかましてくる。この時画面が揺れており、今までキスされた時は動じていなかったのが打って変わって動揺してるように思えてくる。手の甲以外のパーソナルスペースを侵してくるような場所にしたのかと…ファンにもまた動揺が走ったのだった。
まあ質問自体は本家の映画を知るファンからしたら同意しかねるだろうが……。ちなみに否定したらしたで「誤解を解消すべく、何時間でも何日でもご説明して差し上げますとも」と、重い反応が返ってくる。
そして終盤、話は急展開を迎える。
憧れの存在であるジャックに理想のハロウィンを全否定されたスカリーは失望の余り、悪ガキ3人組と手を組んで彼を眠らせ、彼に代わってハロウィンを乗っ取ろうという凶行に走る。その現場に居合わせてしまった監督生とグリム。ユニーク魔法でグリムを無力化させられ、実質ヒト質を取られる形となった監督生をスカリーは彼等と一緒に連れ去って行くのだった。
此処に来てまさかの脅迫・誘拐という衝撃の展開。ユニーク魔法が完全犯罪向きなのも手伝ってスカリーにヤンデレの素質を垣間見たファンの情緒は狂わされ、その手の作品が増え始める次第となってしまった。
第4章
この章は上記の事件を知ったNRC生達が収束に駆る話に留まる為、スカリーや監督生達の出番は無い。しかし、ジャックは昏睡でグリムは手も足も出ない状態。悪ガキトリオはNRC生達の足止めに派遣されている、そういう状況だとするとスカリーと監督生は実質2人きりだと捉えてこれはこれで妄想が滾ったファンは多かったそうだ。
第5章
ところかわってスカリーサイド。
実際は何をしていたかというと、ジャックは依然として眠らされたままで、グリムは元に戻っていたものの縛られ身動きは取れない事に変わりなく、監督生は彼等と一緒にあの歩くバスタブでスパイラルヒル(月の見える丘)に運ばれていた。逸早く駆け付けたセベクと対峙すべく、スカリーは監督生達を置いてその場を後にする。激闘を経て、目を覚ましたジャックから肯定の言葉を受けてスカリーは計画を取り止める。それまで監督生とグリムは一応バスタブの中で丁重に持て成されていたので出番は無かった。2人のやり取りを期待したファンとしては物足りなく感じるだろうが、最後まで危害を加えなかったスカリーの紳士性は褒めていいだろう。
しかし、グリムがずっとバスタブに座らされて身体が固くなっていると訴えたのもあり、誘拐をしでかした事をスカリーは申し訳なく思っていた。それに対し、監督生が悪ノリして「働けねえなあ~!」と追い打ちをかけるか、「さっきまで平気で歩いてたのに」とツッコミを入れるかの選択肢があるが、どっちを選んでも懺悔の気持ちとしてキスをかましてくる。これで4度目である。この時点で一番キスをされたのは監督生という結果が出てしまった。
そして、帰還の時がやって来る。別れ際に監督生は再会を約束する言葉を掛けるが、スカリーはこう返す。
「いいえ……我輩にはわかるのです。素敵な皆様とはもう二度と、お会いする事は叶わないでしょう」
「でも……いつも、いつでも、ハロウィンを通じて会えますよ」
ネタバレ注意!!
不思議な世界から帰ってきた監督生達だが、全員今まで自分達が何をしていたか覚えていなかった。学園に戻った一同は、学園長からある人物の話を聞かされる。
数百年以上前の学園の大先輩にして、世界中にハロウィーンを広めた”ハロウィーンの王”――スカリー・J・グレイブスについての。
一同はスカリーの話を聞き、全く知らない人物の筈ながら微かに既視感を覚えていた。監督生の反応は描写されていないが、プレイヤーは全てを悟った。監督生達は、過去の人間と時を超えた出逢いを経験していたのだと。そしてスカ監の民は瞠目した。スカ監は時間という超えられない壁に隔たれていた切ないカップリングなのだと。
スカリーは過去の人間ではないかという考察は登場時から囁かれていたが、いざ公式から突きつけられたとなるとその衝撃は筆舌に尽くし難い事だっただろう。しかし、この世界観は死して尚現世を謳歌出来るゴーストが蔓延り、肖像画が喋り、愛が生んだミラクルで大体何でも叶うワンダーランド。ましてやゴーストとの交流が当たり前なナイトレイブンカレッジでその筆頭オンボロ寮、あの手この手で現代でもスカ監を成立させようと民は奮起したとか(勿論、こういった切ない系の作品も少なくないが)。
そして、スカリーのプレイアブル化希望の声は益々強まるのだった。
関連作品
【女監督生】
関連タグ
ジャクサリ…イベントの舞台となった本家のカップリング。