概要
1980年10月にナムコ(現バンダイナムコ)が販売した、1画面固定のシューティングアーケードゲーム。
企画者はゼビウスやワルキューレの冒険、テイルズオブシリーズにも携わり、ワープ&ワープの企画者でもある岡本進一郎氏。
当初の岡本氏による企画名は「市街戦」もしくは「BATTLE CITY」で、現タイトルはデザイン部側が付けたのではないかと想像される。
同年に販売されたユニバーサルの「戦国の自衛隊」に似通っているが、「戦国の自衛隊」の方が5月頃に先んじて販売されているため、タンクバタリアンの方がこれの亜流だといえるが、企画自体はその前の3月には誕生している。
4方向レバーに1ボタンで黄色い戦車を操り、湧いて出る水色の敵戦車を全滅させればラウンドクリア。敵の砲撃に当たると1ミス。
ボタンは砲撃用だが、砲撃は画面上に1発しか表示されないため、敵の砲撃と相殺するか、フィールド上の壁に当たるか、敵に当たるかで消えないと次を発射できない。
自機と敵の砲撃は、フィールド上の壁を破壊できる。
画面下中央にプレイヤー側の司令部があるが、これを囲む壁が砲撃で破壊されて司令部に砲撃が及ぶと、残機があってもゲームオーバーになる。これは自機の砲撃が司令部に当たっても同じ。
純粋な単独移植は1982年12月頃にソードM5用と、2024年3月のアーケードアーカイブス用。1984年のMSX版にはパワーアップ等の追加要素が入っている。
オムニバスとしては1997年のWindows用「ナムコヒストリーVOL.2」に収録。
派生
1985年に発売されたタンクバタリアンのファミリーコンピュータ移植版だが、仕様的にアップグレードされている。また、任天堂VS.システムでアーケードゲーム化もされている。
詳細は当該記事へ。
1991年に販売されたアーケードゲームで、ルール等は基本は同じだが、地形や敵種類の大幅追加に加え各種アイテムやボスキャラも登場する。
内容も少し異なり、自機の砲弾が司令部に当たってもゲームオーバーではなくなった。
アーケードアーカイブスへは、こちらの方が先に移植・配信がなされている。
関連タグ
ナムコ バンダイナムコ レトロゲーム アーケードゲーム シューティングゲーム
ブレイザー(ゲーム)…ナムコが開発した戦車のシューティングゲーム。共通項は自機が戦車というだけ。