CV:非公開(マスターデュエル)
概要
「ドラゴンメイド」モンスターの一人。着物風のメイド服を着用したドラゴンの少女。他のドラゴンメイド達より幼い容姿をしている。名前の由来は洗濯を担当した、ヴィクトリア朝時代のイギリスにおけるメイドの一種、ランドリーメイドであると考えられる。
ドラゴンメイドモンスターにはそれぞれ、人間態のとしての姿とドラゴン本来の姿があることが示唆されており、彼女はドラゴンメイド・フルスが本来の姿である。
カードイラストで上では洗濯物を床に落としてしまっている他、「ドラゴンメイドのお心づくし」では、テーブルクロスと思しきものを(こちらも落としてしまった)木の葉がついた状態でナサリーにドヤ顔で渡していることからドジっ子としての一面が垣間見える。
また「ドラゴンメイド・リラクゼーション」では、口から魂が抜けたようにベッド上で力尽きており、「ドラゴンメイドのお見送り」では、礼がしっかりできておらず、ナサリーに頭を下げさせられており、汎用罠「ラドリートラップ」では洗濯中の衣類をひっくり返してしまっていることから、まだまだメイドとしての実力が未熟であることも窺える。
こういった背景や小さく可愛らしい容姿も相まってか、pixiv内での検索結果数はドラゴンメイド内で最多を誇る。
カード性能
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
(2):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、
自分の手札・墓地からレベル7の「ドラゴンメイド」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
解説
墓地肥やしに長けており、上級ドラゴンメイドや墓地で発動する魔法カードなどを墓地に落とし召喚・効果発動を補佐する動きができる。
しかし、落とせる枚数は3枚と多いがデッキトップから墓地に送るため狙ったカードを落とせるかは運任せになってしまう。
そのため、任意のドラゴンメイドを墓地に送れるティルルやパルラの比べるとドラゴンメイドデッキでの採用率は低め。
ドラゴンメイド特化構築ならまだしも、勝率を上げようとすればラドリーを見送らざるを得ないので、彼女の主戦場は【水属性】の方ではないかと言われがち。
一方で墓地に送るカードがドラゴンメイドでなくてよい、枚数が3枚と多いという点を活かして墓地利用を重視するデッキで採用されるケースもある。
主な出張先は前述の【水属性】や、他に【バージェストマ】、後述する【エルドリッチ】等。
また、ラドリーと彼女を意識した罠カード「ラドリートラップ」を使用し墓地を高速で肥やすデッキなどラドリーを主力で活躍させるデッキが考案されていたり、不遇と言われながらも多くのファンデッカー寄り決闘者に愛されているカードとしての地位を確立している。
しかし2022年4月末、彼女の立場を奪いかねない新たな美少女モンスターカードが環境に参入。その地位を大いに脅かす事となった。
もっともその後、墓地肥やしの上位互換を通り越してバランスブレイカーとなってしまい、OCG・マスターデュエル共にテーマごと厳しい規制を受ける事になったのだが。
また、【バージェストマ】で使用する場合ドラゴン族である事で「兵隊竜」とのコンボ要員となれるため、メイルゥより優先する理由は存在する。
ちなみに【超融合】で吸える範囲がラドリーは格段に広いという長所もある。その気になれば相手のドラゴン族を吸ってメイド長になるなんてことも。
下記のエルドリッチでは超融合を入れる場合が少なくないため、ラドリーのほうが扱いやすいとか。
エルドリッチとラドリー
初期の「マスターデュエル」では、【エルドリッチ】にラドリーを混ぜた【エラドリッチ】なるデッキで最高ランクまで上がった報告から注目を集めた事もある。
あるテーマ内のカードを別テーマと組み合わせてデッキにする、俗に言う「出張」と呼ばれる構築であるが、MDのカードプールが紙媒体OCGに比べてやや古く、配信開始当時はエルドリッチとドラゴンメイドが環境上位に位置した時代。こういった背景も「ラドリーとエルドリッチ」がプレイヤー達に広く認知されるのにも一役買う形となった。
自カテゴリー内での居場所を見失ったラドリーが、黄金卿エルドリッチの元へ出稼ぎ・・・・・・もとい個性を活かし活躍するというシンデレラストーリーは特定層プレイヤーの心を掴むのに成功。 加えて「豪奢な金ピカ怪人とメイド少女」という美女と野獣的な組み合わせも絵面的にも好相性であった。結果、ラドリーとエルドリッチを組み合わせたファンアートも多数、描かれる様になっていく。
ちなみにエルドリッチにはイラスト違いカードが存在しており、「荒廃した黄金郷の中、玉座でくつろぐエルドリッチ卿」という図柄なのだが、こちらも「ラドリーがドジで黄金郷をぶっ壊しておーごんきょーが途方に暮れている様子」などとネタにされている。
MD配信からそれなりの時間が経った現在、環境上位の流行デッキという地位からは退いても、定期的に新しいイラストが投稿され、SNS等でもふたりの関係性に言及される……。強いデッキ、強いカードとは違う形で恵まれたキャラクターとなったと言えるだろう。
マスターデュエルで更なる躍進?
2022年7月の「マスターデュエル」のアップデートにて、「ふわんだりぃず」や「勇者トークン」の実装が注目される中、ドラゴンメイド関連の商品も同時に販売された。
「ストラクチャーデッキ」「アイコン」「プロテクター」とどれも魅力的だが、その中でも一際目を引いたのは、デュエル中に特定条件で姿が変わる特別仕様のメイトである「デラックスメイト」の初実装。
その記念すべき第一号に「ラドリー(及びフルス)」が選ばれたのである。MD運営にもラドリー推しが居るのだろうか?
時は流れて2023年11月。ラドリーのデラックス・メイトを使用している状態で一定の条件下でデュエルを終了するとアプリがフリーズするという重大な不具合が確認されたことが判明。
これに対し一部プレイヤーからは「ラドリーがドジってゲームを落とした」とネタにされ、「ラドリー」がトレンド入りするという珍事まで発生した。
関連イラスト
関連タグ
「ドラゴンメイド」一覧
効果モンスター
ドラゴンメイド・ラドリー