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バンザイトロン

ばんざいとろん

バンザイトロンとは、『トランスフォーマー』シリーズに登場するデストロン兵士。
目次 [非表示]

勝者に利益はもたらされる


概要編集

デストロンのマーシャルアーツ兵士で、相手の装甲の継ぎ目を集中的に攻撃し、内部から破壊するセイバートロン星のマーシャルアーツ・クリスタロキューションの使い手。傭兵稼業を営むかたわら、倒した相手のパーツを戦利品として売り捌く金の亡者でもある。


パートナーとして連れているカニ型メカのレイザーシャープは、両腕のチタニウム合金製の鋏でいかなる金属も引き裂いてしまう。バンザイトロンの用いる銃剣をアシストするのみならず、銃剣と合体することで、プラズマエネルギー弾を発射するセミオートライフルに変形する。


G1では玩具のみのキャラクターで、アニメ及びマーベル版コミックには登場しなかった。

しかし、後年になり様々な変形可能玩具が発売されるようになり(既存製品のリペイントまたはリデコだが)、それらのテックスペック、および販促コミックなどでも活躍が描かれるようになった。


コミックでも、後にIWD版のG1コミックにその姿を見せている。

デストロンのシークレットサービス高官という地位に付き、ダブルディーラーからもたらされたサイバトロンの秘密を売って利益を得ていた。


※コミックでは他にも、某同人誌にも登場する。下記参照。

玩具について編集

アクションマスター編集

トランスフォーマーでありながら変形しないことで物議を醸しだしたハズブロアクションマスターのラインナップとして発売。本体が変形しない代わりに付属の小型メカが変形してバンザイトロンの武器と合体する。


後年の『トランスフォーマーオルタニティ』、実写TF、Botcon2009などでは既発売品のリカラー品として限定発売(後述)されており、これらはアクションマスター版とは違いビークルに変形可能。


Wings of Honor編集

バンザイトロン

Transformers Energon』のミラージ(ショックフリート)の仕様変更品で、2009年に開催されたBotcon2009にて限定発売されたが、音声ギミックは削除されている。


Botcon2009にて同時発売されたコミック『Wings of Honor』ではアクションマスター化する以前の姿という設定で登場し、ミサイル艇に変形する。若かりし頃のカップ)によって撃退された。


実写TF編集

バンザイトロン

ハズブロの玩具独自シリーズ『Hunt for the Decepticons』にてブラジオンのリカラー品として2010年に発売(日本未発売)。


7つの武道を極めた格闘技の達人で、90式戦車に変形。倒した相手を解体し、そのパーツを金払いの良い者に売り捌く。最小のパーツでさえ高値が付くオプティマスプライムの打倒を目論んでいる。


オルタニティ編集

2013年おめでとうございます

2012年9月29日にトイホビーマーケットにて限定発売。同シリーズのサンダークラッカースカイワープのリカラー品で、パッケージは従来の透明なプラ製のものから紙製に変更されている。光岡オロチに変形。


クリスタロキューション編集

バンザイトロンが習得している、セイバートロン星の格闘術。

敵トランスフォーマーの、破砕点と呼ばれる装甲の継ぎ目、もしくは急所を集中的に攻撃し、そのまま内部から破壊・破裂せしめる。

セイバートロンにおけるマーシャルアーツの、三大流派の一つに数えられる(他の二つは、体術がメインで、東洋武道に似た精神修養を要する「サーキット・スー」、剣を用いた武道「メタリカトー」)。

なお、設定上では、同様にクリスタロキューションをマスターしているトランスフォーマーは他に存在する。

ボットコン版アーシー(トランスメタル・ブラックアラクニアのリカラー版)は、幻の格闘術「テッカイドー」とともにクリスタロキューションを心得ている。

トランスフォーマーカーロボット」に登場した「コンバットロン」の一員、「陸上参謀グリジバー」もまた、「クリスタロキューションの使い手」という設定を与えられている。しかし劇中では格闘技を用いる様子は見せず、戦闘はほぼ銃器を使用するか、合体戦士バルディガスに合体するかであった。


上記三大流派の他にも、「全ての攻撃を受け流す」という「ディフュージョン」といった、マイナーな格闘術もある模様。

また、クリスタロキューションおよびアクションマスターではないが、G1におけるデストロンプリテンダー・戦略家バグリィは「サーキット・スー」の、同じくデストロンプリテンダー・電撃兵士ブラジオンは「メタリカトー」の、それぞれ使い手であると設定されている。

アニメイテッドに登場するプロールなどが心得ている「サイバーニンジャ」の術も、「マスターするためには、サーキット・スー及びメタリカトーなどの技を理解し駆使するとともに、精神修養を必要とする武道」とされており、劇中に登場している。


その他編集

公式ではなく、同人誌ではあるが。現在TFの玩具デザイン等も手掛けている漫画家・市川裕文氏の同人誌「Transformer CHRONICLE」に、強敵として登場した

クリスタロキューションの技とレイザーシャープのアシストにより、アイアンハイドなどオートボットのメンバー数名を一方的に破壊。オプティマスに対しても「お主の首、頂くぞ!」と攻撃を加えたが、返り討ちにされ片腕を失い、苦痛にのたうち回った。

その際にオプティマスより、「生命力が強化された分、苦痛も大きい」と、アクションマスターの短所を指摘された(これは本作のオリジナル設定との事)。


関連タグ編集

トランスフォーマー アクションマスター デストロン マーシャルアーツ 傭兵

ミサイル艇 90式戦車 光岡・オロチ

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