ピンクのセレビィ
いろちがいのせれびぃ
ポケットモンスターシリーズに登場する幻のポケモン・セレビィの色違い。
通常は緑色であるが、色違いはピンク色をしている。
本家ポケモンシリーズの入手は後述する通り正規で入手するまで長い年月が掛かっていたが、ポケモン不思議のダンジョンでの個体がかなり有名であろう(⇒セレビィ(ポケダン))
この色違いのセレビィ、幻のポケモンということもあってまず手に入れることが不可能だった。
唯一可能だったとすれば『ポケットモンスター クリスタルバージョン』でのモバイルアダプタGBを利用したセレビィ出現イベント時のみ(『ルビー・サファイア』以降の作品に送れないうえ、モバイルアダプタGBも普及しなかったため今や幻のイベント扱いとなっている)。『ポケモンコロシアム』拡張ディスクに登場する無限回収可能なセレビィ、通称「アゲトセレビィ」に至っては仕様上色違いのものは出ない。
ところが、2018年になってようやく『クリスタルバージョン』のバーチャルコンソールが発売され、おまけに上記セレビィ出現イベントが殿堂入りするだけで発生するように仕様変更されたことで、色違いのセレビィを厳選し最新世代に送ることができるようになった。
ちなみに、この個体はポケムーバーで転送した際の仕様上、確定で5Vかつ一度も経験値を入れずに転送すれば、さらに性格「おくびょう」にもなるというなんとも大盤振る舞いである。
そして、2020年には『劇場版ポケットモンスター ココ』の前売り券購入の特典としてザルードと共にこの色違いセレビィが配布された。
これにより、前売り券さえ購入できれば誰でも手軽に色違いセレビィを手に入れることができるようになったことになるが、苦労して厳選した古参ユーザーの中には「あれだけ苦労して手に入れたのに…」という嘆きの声も聞かれた(先の個体はニックネームがつけられるが)。
ちなみに、性能は3V以上確定(ランダム)、性格は「きまぐれ」で固定。実戦に投入したい場合はおうかんとミントを使って補正を行っておこう。
また同年にポケモンGOにて、映画とのコラボで色違いをゲットする企画が登場。
「くさポケモンを三回進化させる」「ムサシかコジロウを4回倒す。(毎日4回、6時間毎に出現)」「カーブボールでグレートスローを5回投げる」という内容は始めて間もない初心者や、扱う機種によって難易度が高い。
またムサシかコジロウに勝つに関しては期間限定・気球でのみ出現であるため運も絡む。一応どちらかに計4回勝てばいいタスクなので、両方に勝てるレベルであれば2回出現すれば終わるが。
なおこのタスクには期限が設定されているが、あくまでタスクを受け取る期限であり、クリア自体に期限はない。3/4に登場する「ムサシかコジロウを4回倒す」だけは2月中に終えないとクリアが厳しくなるが(ムサシ・コジロウは前述通り期間限定で登場するキャラ)、逆に言えばそこさえクリアしてしまえば後は放置しても問題ない。
劇場版ポケットモンスター『ココ』にて出演。出番自体はかなり控えめだが、これまでの映画では拾われてこなかった未来から卵を持ってくる習性の設定が活かされている。
新無印「セレビィ 時を超えた約束」のラストには、通常と色違いの2体がひっそりと登場している。
実はポケモン不思議のダンジョン以前にも色違いセレビィの存在は知れ渡っており、ポケモンカードゲーム拡張パック『きせきの結晶』パッケージデザインがそれ。
ポケモンカードゲームで色違いの存在を初めて知ったプレイヤーはポケダンでの登場にさぞ驚いた事であろう(まあ、これが発売された当時はゲームボーイアドバンス世代の真っ只中なので本家で色違い個体は入手できないんだけどな!)。
正規手段で入手できない事を知っておいてパッケージデザインに採用する公式おそるべし。
後年にもやっているのである意味確信犯かも知れない?