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「ここに様子を見にやってきた我々5名は刻の神に最も愛されし特別な時間超人"五大刻"」

「私はそのうちひとり"終焉の刻"ファナティック」


概要編集

刻の神に仕える時間超人の一人。五大刻のメンバー。

肩書き『終焉の刻』

サイコマンに似ているが、サイコマンの涙腺模様は真っ直ぐに対し、こちらは波打つ線や、服飾のデザイン柄が異なっている。


容姿だけではなく口調や仕草も似ており更にはその慇懃無礼な態度を仲間から咎められているところまでもがサイコマンと瓜二つであったが、ファナティック本人は「どこかできいた名前ではありますが知りませんねえそんな人は」(この台詞を言ってる際に大袈裟に耳に手を当てながらさもこちらが意味不明な事を言ってるとでも言わんばかりの態度を取っており尚更サイコマンそっくりであった)とのこと。更にネメシス曰く戦い方や弱点まで似ているなどますます不可解な存在となっている。

現在の時点でサイコマンとの関係性は不明。だが始祖やネメシスなどの情報には詳しいのに対して、グリムリパー、サイコマンの事になると「そんなに私と似ているんですか?」と本気で疑問に思っているような反応もしている。その上、度々間違えられることに辟易している節もある。


名前の由来のファナティックとは狂信的な意味で、おそらくはサイコマンがザ・マンを慕うように刻の神に心酔している様を表していると思われる。


常に煙管を携帯しているのが特徴。下天すると9999万パワーへ低下してしまう超人の神々とは違い、生身で超人強度1億パワーを持つ事から、自らを現人神と称している。


5か所あるマグネットパワー発生場所のうち、彼が標的に定めたのはサイコマンに所縁のあるサグラダ・ファミリアである。

そこへ駆けつけたジャスティスマンが消息を絶っており、今度はネメシスが調査に向かったのだが、既に衛兵達は撃破されたあとであった(委員長によると衛兵達もやはりサイコマンと勘違いしたがそれに腹を立て人違いを主張しながら虐殺したとの事)。更に1か月前のザ・マン悪魔将軍との戦いの裏で超人墓場に侵入しザ・マンの部屋にあったダンベルを付ける祭壇を奪い偽物とすり替え(ここでもやはり墓守鬼達にサイコマンと間違われていたが結果的に難なくダンベルのすり替えが済んでいる)、それを改造することで始祖たちの動きを止められるようにして、ジャスティスマンを封じてしまった。

その後ジャスティスマンの肉体を研究し利用して、より強力な時間超人を作ると発言したことからネメシスから怒りを買い、そのまま試合を始めることに。



サイコマン同様かなりの実力者だが戦い方がよく似ているため、彼の表向きの顔だったグリムリパーと幾度となくスパーをしたネメシスに戦い方を見抜かれた。しかしサイコマンを遥かに超える超人強度1億パワーにネメシスを驚かせる。

またマグネットパワーも使用出来るが、マグネットパワーに異様なまで固執していたサイコマンと違い、「自身の攻撃にあんなものは必要ない」「ドーピングのようなもの」と吐き捨てておりネメシスも「サイコマンの弱点をコイツは認めているのか?」と内心驚いていた(そもそも使用したのは咄嗟の防御程度)。

さらには使用技も、サイコマンの特徴でもあった驚異的な握力も全てがそのまま。またグリムリパーは受け身が得意のため驚異的な耐久力を誇っていた、というネメシスの発言を否定していないため、受け身も得意。

本人曰くテクニックはネメシスとほぼ互角だが、前述の超人強度で圧倒している。


そして、サイコマンorグリムリパーのような相手を挑発するような言動も同じであり、それゆえかネメシスにとって最も地雷と言える「あなたの兄のキン肉タツノリは無能の三流の王、その子孫のスグルの実力も知れている」この世で最も敬愛した兄とその子孫および一族を侮辱する内容で煽ってしまう。

その結果、実力差を悟って諦めていたネメシスがスグルとの試合では完璧超人として封印した火事場のクソ力に目覚めて復活。自ら墓穴を掘る形となってしまう。

そして「キン肉族局中秘伝」による怒涛の反撃を食らいトドメに<完肉>バトルシップ・シンクを受けついに撃破…と思われたがギリギリのところでマグネットパワーを使用しリングのマットの成分を変質させる形で切り抜けた。


そのまま反撃として「<完璧・拾式奥義>輪廻転生落とし」に酷似した技、「永遠の最終楽章(エターナルコーダ)」でネメシスを沈めかかるもバトルシップ・シンクのダメージを完全に相殺できた訳ではなく技を決めた直後にそのまま彼もダウン。

しかし時間超人特有の超回復で動けるまでに体力を回復(本人はこれを使うほど追い込まれるとは思っていなかった様子)し復活。ネメシスもボロボロの身でありながらなんとか立ち上がり再び組み合う。その時ネメシスからまたしてもサイコマンなのかと問われうんざりしながら意趣返しとして彼を本名のサダハルの名で呼びヘッドバットからの変形ソバットで引き剥がす。しかしネメシスはふとこうつぶやいた。


ネメシス「人は通ってきた過去から完全に逃がれることは出来ん」

「ならば全てを受け入れ糧として前に進むしかない」


この発言に走馬灯かと問うファナティックだが、ネメシス曰く「俺と同じ」、「お前がサイコマンという名を否定しようとお前が生きている限りその名は永劫お前に付きまとう」と語る。

それを苦々しく一蹴し最後の力を振り絞ったネメシスの攻撃を軽々と避け「どうしてもサイコマンと自身を結び付けたいのなら、そうでない技でとどめを刺す」とアヴァランチ・デスロードを彼に叩き付け、逆転勝利。


この試合を経てキン肉族の脅威を再認識し、より強力な時間超人を創るべく、キン肉族のサンプルとして虫の息状態のネメシスに対しサグラダ・ファミリアの研究室で生命維持を施す事となった(ファナティック曰く普通の病院では助からないレベルの重傷だった為)。


余談編集

サイコマンとの比較編集

何から何まで瓜二つなサイコマンとファナティックであるが、明確に違うのはその性格と思考。

少なくともサイコマンは他人を揶揄うことはあっても、本心の部分に関しては最後の一線を守っており、また飄々とした態度の裏では始祖としての使命を守り続けていた生真面目な男でもあった。

「下等超人」たちのことも、ブロッケンJr.のように叩き潰した上で実力を評価していた部分もあった。

だがファナティックは少なくともネメシス戦の段階では、対戦相手のことを小馬鹿にし、さらには「現人神」発言をはじめ傲慢な部分を隠せていない。

またグリムリパーの事を「(ネメシスの)お友達」と、シルバーマンとの関係を「友情」と言う言葉で括られた事に激高したサイコマンからはあり得ない発言もしている。

また、完璧超人として上を追求してきたため、圧倒的な力で圧倒するスタンスを当然、結果として下位の相手の立場や視点など省みなかったサイコマンや他の完璧超人と違い、(良し悪しは別の話として)強力な力による理不尽さを言及と言う完璧超人ではあり得ない考え方も可能。

そして時間超人完璧超人との思考の差異や根本的な性格の違い以外でも細かい部分で異なるところがある。

サイコマンは油断ならないオーラを放ちながらも仲間との絡みや相手を挑発する際などに見せるジョークのような台詞で、どこか憎めない(ネタ方面でも)親しみのある面もあった。

だが、ファナティックの方はサイコマンのように相手を小馬鹿にしたような振る舞いこそするものの、その内容は上記のように、より悪意に満ちており更にサイコマンほど感情を表情に出さないせいか、かなり不気味であり得体の知れない恐ろしさもある。

言わばサイコマンにあったユーモラスな部分を排除して残虐で悪辣な部分を強化したのがファナティックと言ったところ。


このような違いから読者の間でも「ファナティックは本当にサイコマンと関係があるのか」と疑う者もいる。


関連タグ編集

キン肉マン 時間超人 五大刻

グリムリパー サイコマン


ネメシス

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