「彼らは映画のプロです、お陰さまでいい画が撮れました」
「カットしてやる!オラァ!カット!」
CV:石川英郎
スーツアクター:矢部敬三
プロフィール
登場回:第38駅「映画つくろう」
身長/200cm(巨大化闇暴走時身長44.0m)
体重/179kg(巨大化闇暴走時体重393.8t)
主:ノア夫人
闇形式:ノハ2166-38
闇装備:ヒット系フィルム、カット系ソード
闇駅名:なし
心の闇:世界中で「闇の映画」を放映し、大量の闇を集める
シャドー怪人蘊蓄:自身のカット系ソードは人の命をカットするためのもの
概要
人間の悪夢をフィルムに定着させる能力を持つ、映画系シャドー怪人。ノア夫人に仕える家臣の1人。
映画スタッフを拉致し、撮影の苦労から生まれた悪夢で作った闇の映画を全国ロードショーし、世界中を闇で包もうとする(闇の皇帝ゼットからは「また回りくどい作戦」と苦言を呈された)。
『ヒット系フィルム』で相手を拘束する「フィルムノワール」の他、ヒット系フィルムを発火させる「燃え上がるひと夏のアバンチュール」、”驚天動地のディザスター”が連続する「歴史を揺るがす大スペクタクル」、両肩のキャメラから弾丸を連射する「空前絶後のガンアクション」、暗闇の中で悍ましいホラーが巻き起こる「決して一人では見ないでください」など、人気映画館の上映スケジュール並の多彩な攻撃技を有している。
また、鋏のような形状を持つ剣『カット系ソード』による戦闘も得意。
撮影所にて逃げる分倍河原プロデューサーを追いかける際、見学のため偶然その場にいたトッキュウジャーの妨害を受けるも、大量の戦闘機の空爆・恐竜・UFOのビーム攻撃による「歴史を揺るがす大スペクタクル」を筆頭にした攻撃で逆に追い詰める。しかし1号がハイパーレッシャによる攻撃を試みると、必殺技をいきなり出す事への萎えから攻撃を中断し「それはクライマックスにとっておけ」と説教しつつ退却。
作戦は進行しており、「スタッフ達を撮影所の一室に閉じ込め、フィルムで座席に拘束して延々と悪夢を見せ続ける」という拷問まがいの所業を行って映画製作に勤しんでいたが、それもヒカリ(及び彼から聞き込みを受けた守衛)の推理によりそれを暴かれてしまう。
その場に駆け付けたトッキュウジャーに己の能力と作戦を得意気に暴露、戦闘ではフィルム攻撃や「大スペクタクル」で猛攻を仕掛ける。映画を侮辱された怒りに燃える5号との戦いを監督らしくガンアクションや殺陣に見立て夢中で戦うものの、夢中になる余り他のメンバーに気づかず、フィルムで拘束されたままの6号を除く4人に映画「闇っとモンスターZ THE MOVIE」のフィルム(フィルムシャドー曰く、「儚くも切ないストーリー」)を破壊されてしまう。
その際クライマックスを覚悟、ハイパーレッシャが来ると身構えるも、ハイパーを使うまでもないと判断した1号はレインボーラッシュを使おうとするが、直前に5号がエナジーレッシャーを奪ってレインボーラッシュ「守衛さん」を使用。5号=カグラのイメージする「撮影所における最強の存在」を具現したかの如く、やけに戦い慣れしている守衛さんに怒涛の連撃を浴び、顎を捉えたとどめのアッパーで天高くかち上げられ「守衛、強ぇぇ~!!」と驚愕の叫びを上げ大爆発。
直後に闇暴走を起こして巨大化。トッキュウレインボーにフィルム状の闇を被せ、暗闇やオバケといった恐怖が襲い来るホラー映画「ほんとうにあったトッキュウジャー」で苦しめるも、4号から「あんまり怖くない」と一蹴され無力化、トッキュウレインボーファイナルスラッシュの前に散った(その際「これが…!私のエンドマーク~! Fin(フィン)!」と遺した)。
余談
闇形式の由来は「フィルム」の語呂合わせ。
「やけに戦い慣れ」していたのもそのはず、守衛役を演じたのはスーパー戦隊シリーズで多くのヒーローのスーツアクターを担当した喜多川2tom氏である。
また、映画の終幕の「Fin」は本来「ファン」と読むので注意(ラテン語の「La Fin」/「ラ ファン」が由来)。
この怪人が本編でレインボーラッシュを使って撃破された最後の怪人である(42駅は怪人相手に使用しておらず、また終着駅ではエナジーレッシャーの代わりにユウドウブレイカーを使用したため)。また、レインボーラッシュのイメージが強かったためか,2016年7月30日放送の『日曜もアメトーーク!・スーパー戦隊大好き芸人』でこの技が取り上げられた。