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ポラマップスコープとポラマップ地図

ぽらまっぷすこーぷとぽらまっぷちず

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具。及び同作品のエピソードの一つ。
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ひみつ道具としての解説編集

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具。及び同作品のエピソードの一つ。TC27巻収録。

このスコープの先端を専用の地図に向けると、その位置における実際の光景を見ることが出来る。スコープに取り付けられているダイヤルを回せば角度や高度を変えることも可能。また、スコープを通じてその地点へ物品を送り込むことも出来る。


付属の「地球消しゴム」を使用すれば、その地点の山脈等を消し去ることも出来る。ただし、その後は「地球エンピツ」を使用して、消し去った山脈等を書き足さなければならない。


エピソードとしての解説編集

気球による世界一周の挑戦が始まった。ドラえもんは「ポラマップスコープとポラマップ地図」を取り出し、のび太と一緒に気球の様子を観察することにする。

そんな中、ジャイアンスネ夫は風船を使った自作の気球で飛ぼうとしたが、案の定失敗する。その出来事を踏まえた上で、彼らは「気球で世界一周は失敗する」と断言する。ドラえもんとのび太は「あれが実験だなんて」と笑うが、そのことで怒ったジャイアンとスネ夫が「それなら気球の世界一周が成功するかゲンコツ100発賭けようか!」と言い出してしまう。


その後、ニュースにて「気球がパキスタン北部で消息を絶った」と報道される。ニュースを見たドラえもんとのび太は、パキスタン北部の山にぶつかりそうになっている気球を救うべく、「地球消しゴム」で山を消し去ることで気球の危機を救った。


しばらくして「気球が再び消息不明になった」というニュースが流れる。それを聞いたジャイアンとスネ夫は「ニュース聞いた?ゲンコツ100発の約束だったな」と脅す。ドラえもん達がスコープで気球を探すと、球皮が破れたことで墜落してしまったことを知る。ドラえもんは急いで「タイムふろしき」をスコープに詰め込み、気球が墜落した場所へ転送した。


その頃、気球が世界一周に失敗したと確信したジャイアンとスネ夫は「いよいよのび太とドラえもんにゲンコツ100発!」と意気込んでいた。ところがのび太の家の前に来た瞬間、風呂敷の効果で無事に修復された気球は世界一周を再開したというニュースが流れてきた。気球はドラえもんやのび太達が住む町の上空に姿を現す。空き地で気球を眺めるドラえもん、のび太、しずかに対し、ジャイアンとスネ夫は「世界一周はまだまだだけど……どうだろ、ゲンコツ10発にしないか?」に頼むのだった。


余談編集

上記のエピソードは大山のぶ代版及び水田わさび版アニメで映像化されている。前者は1988年、後者は2020年にアニメ化された。


  • 1988年版

サブタイトルが「気球で世界一周を!」に変更されている。


原作では不明だった気球乗組員の詳細が描かれており、老冒険家のヒトラ、彼の孫娘でのび太と同年代のリカの2人が気球に乗り込み、世界一周を目指すという展開になっている。


気球が墜落した際も、ドラえもんとのび太が「どこでもドア」で直接現地へ向かう展開になっている。気球を「タイムふろしき」で修復する展開は原作と同じだが、ヒトラは大怪我を負ってしまっていた。骨折しているかもしれないと考えたドラえもんは、貼り付けるだけでどんなに酷い怪我でも完治させることが出来る「なんでもキズバン」を取り出し、ヒトラの怪我を治療した。


ヒトラとリカは気を失っていた為、ドラえもん達が助けてくれたことは知らないものの、リカは意識を取り戻し始めた際、おぼろげながらも2人の姿を見ており、日本の上空を飛んでいる時にドラえもん達を見つけたリカは不思議に思っていた。


  • 2020年版

サブタイトルが「気球で世界一周!?」に変更されている。


基本的には原作通りの展開だが、ドラえもん達が気球を眺める場所が野比家に変更されており、しずかは未登場となった。


また、新たなひみつ道具「地球うちわ」が登場している。上記の「ポラマップ地図」に向かって仰ぐと、実際にその地点にも風を吹かせることが出来る。ドラえもんとのび太はこの道具を使用し、本来の軌道から外れてしまっていた気球を元の軌道に戻した。


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