曖昧さ回避
『魔剣X』の主人公のデフォルト名についてはマキーナ(魔剣X)を参照。
サキ「マキーナはあたしを迎えに来てくれただけなの!ずっとここにいること知らせられなくて……。あたし、ずっと、ずっと待っていたの、長い間!」
概要
別名: | 守護怪獣 |
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身長: | 55m |
体重: | 5万7千t |
出身地: | 宇宙 |
第9話「怪獣を待つ少女」に登場。
宇宙人の少女・サキを迎えに来た怪獣。
200年前にサキが紛失したカプセルが発掘され、サキの吹く笛の音で起動すると、カプセルから放たれた光に誘導されて東京湾岸に飛来した。
名前の由来は「デウス・エクス・マキナ」から。
サキの命令に忠実に動き、背部にある頑丈な装甲はTPCやGUTSの攻撃に耐える頑丈さと、光線を反射する性質を持つ。この装甲で全身を包み込むことによって卵型の「防御形態」に変形し、空を飛んだり夜間に体を休める。その代わり、前面の防御力はそれほどでもない。
物覚えも良く、TPCが設置した赤外線式自動地雷(地雷という名前だがトーチカに近い)の攻撃パターンを、一度攻撃されただけで全て見破ってみせた。
本来は悪意のない怪獣なのだが、サキを探しているうちに周囲に被害を出したことで攻撃にさらされてしまい、地雷からサキを守ろうとしたウルトラマンティガも敵と誤解して襲い掛かる。
装甲でティガの攻撃を跳ね返し劣勢に追い込むが、デラシウム光流を受けそうになったところでサキの呼びかけによって大人しくなり、サキを乗せて宇宙へ帰った。
サキ
別名: | 宇宙人少女、宇宙少女 |
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身長: | 人間大 |
体重: | 人間大 |
出身地: | 宇宙 |
演者: | 伊藤智乃 |
少年ダイゴ「お姉ちゃんは?」
サキ「私は……待ってるの、お迎えを。でも……もう来てくれないかもしれない……」
マキーナを連れてきた宇宙人の少女。
今から200年前に地球に来たが、そこでマキーナを地球に誘導するためのカプセルを失くしてしまい、宇宙に帰れずそのまま地球に残っていた。
容姿は200年前から一切変わっておらず、少年時代のマドカ・ダイゴとも面識があった。体温は地球人の平均より5.5度低い。
偶然カプセルの発掘現場に現れ、卒倒したためダイブハンガーの医務室に運び込まれた。
ペンダントのような笛を身に着けており、GUTSのヤズミ隊員が検索エンジン「アカシック・レコード」でその笛や彼女の姿が様々な時代のあらゆる場所で記録に残っていたことを確認したことで宇宙人だと発覚した。
宇宙からマキーナを呼び寄せ、ダイブハンガーを脱走するが、マキーナを敵と認識したTPCの攻撃に巻き込まれてしまったところをティガに救われる。
ティガを敵と誤解したマキーナを制止させた後、ティガを「ダイゴ」と呼び、マキーナと共に宇宙に帰って行った。
残された謎
ここである謎が残る。
それは「そもそもなぜサキは200年程前に、それも一体何の目的の為に地球にやってきたのか?」という事である。
昭和ウルトラシリーズの、『ウルトラマンA』本編中盤で地球から離れた南夕子や、2作後の『ウルトラマンレオ』の本編の第32話でに登場した少女・弥生。
更に後の『ウルトラマンコスモス』の第45話に登場するムゲラなどもまた、長い事地球にいたがやがて迎えが来る・帰る準備が整ったので地球を去る…という展開があり、作中でちゃんとした説明がなされている。
だが今作のサキの場合はなぜか長命種の宇宙人である事が判明し、マキーナが彼女を迎えに来て一騒動起きたものの宇宙に連れて帰られたので終わっているという、そもそもの発端である「なぜわざわざ地球に来たのか」の説明もないまま、宇宙に帰って終わってしまっている。
そして時は過ぎて現実でも21世紀になっても、この謎は永遠に謎のままなのだった…。
関連タグ
美剣サキ/グリージョ:後の『ウルトラマンR/B』に登場する追加キャラクターにして、名前繋がり。こちらも元々は宇宙人で長い事地球で暮らす事になるが、なんとその年月は1300年以上と、ティガのサキ以上に滅茶苦茶長い。