概要
『天外魔境』シリーズに登場するキャラクター。『青の天外』を除いた全作品に登場している。
とにかく馬鹿で、それが売りであり定番となっているキャラクター。
大量の馬や鹿を突撃させる「馬鹿の術(うましかのじゅつ)」の使い手だが、馬鹿なので上手く使いこなせない。「馬鹿の術」は威力は高いがMP消費が高いため、1〜2回使用するとMP切れで使えなくなるが、マントーはそれを考えずにぶっ放し、MP切れにも気づかない。
また、殆どの作品でそれぞれ名前が異なっている(といっても「マントー」という名前の後ろに数字だのアルファベットだのが付いてるだけだが)。
『天外魔境ZIRIA』では
大門教十三人衆の一人で陸奥国に登場。神獣白ザルを封印して悪事を働いている。サル酒に目がない。
初登場作品である『天外魔境ZIRIA』では、マントーが馬鹿という事が聞けるだけでマヌケな一面はほとんど見られず、後の作品と比べてまだまともな方だった。おそらくキャラ設定が固まっていなかったのだと思われる。
初代作品のリメイク『天外魔境ZIRIA~遥かなるジパング~』でも、ジライア達に大事な任務を全て喋ってしまったり、マントーと戦う条件が温泉娘のブロマイドに変更されていたりと、馬鹿な一面がより強調されている。また、アドリブによる台詞が定番となっている。
『天外魔境Ⅱ』では
マントー2という名前で登場。(鏡を見て書いたため、額の2の文字が左右逆になっている。)三博士にスカウトされて、馬鹿野城(うましかの城)の城主になり、近隣の村に花嫁を3人よこせと言うなど、好き放題している。
今作で声優が千葉繁に変更されてからは、モブキャラの罠にかかったり、自滅したりと、本格的なギャグキャラ街道のど真ん中を突っ走るようになった。「馬鹿だけどヤツは強い。しかしその強さを補って余りある馬鹿でもある」と評判。腹筋1日20回、腕立て1日50回、計算ドリル1日1ページを続けてきたことが本人の口から語られている。
『天外魔境Ⅲ』では
マントー3という名前で登場。イダテンに取り入っていて、長崎町で女性をさらおうとしていた。
約5分というアドリブタイムを持ち、戦闘中にこのトークを聞かせるためにBGMを切らせる離れ業も披露した。このトークを無視して攻撃を加えていかないと、トークが終わった次のターンに「超馬鹿の術」を使われ、99段でも体力を半分以上持っていかれる事実上の即死全体攻撃を放ってくる。ただしもしも耐え切った場合、馬や鹿に続いて突撃してきた蝶の鱗粉で体力を大幅に回復させてくれるという台無しっぷりも見せてくれる。
『風雲カブキ伝』では
マントーR(リターンズ)という名前で登場。(例の如く鏡を見て書いたため、Rの文字が左右逆になっている。)千年のカルネによってカブキ抹殺のためにロンドンに呼び戻される。カルネからはかつての大門教十三人衆の一人であった事と数多の火の勇者と戦い、そして生き残ってきたという事実(笑)から「あの者ならば必ずや期待に応えてくれる事でしょう」と過大な評価をされていた。今作では多少は学習したのか馬鹿の術を用いた真向勝負に見切りをつけて奇襲を狙いロンドン橋に爆弾を仕掛けていたが、ハイテンションな独り言を披露しながら爆弾を設置している最中にカブキ達に見つかり例の如くドジを踏み自ら起爆スイッチを押してしまい橋を爆破、崩壊と共に川に流されていった。
(Ⅱではカブキとは面識がなかったはずだがこの時のマントーは何故かカブキの事を知っていた。)
ちなみにこのイベントは強制ではなくロンドン橋を渡ろうとすると発生する任意のイベントで橋を渡らずに最初から遠回りを選択していると以後発生する事はない。
その際にもロンドン橋は壊れた状態となっている為、カブキ達に見つからなくても結局、自分のドジで誤爆を起こしていたという事になる。
『カブキ一刀涼談』では
マントーXという名前で登場。京都マントーランドを建設するための資金集めで、カブキ達から金を奪おうと戦いを挑む。
『天外魔境 真伝』では
マントーA(マントーエース)という名前でボスキャラクターとして登場する。
『天外魔境 第四の黙示録』では
マントーUSAという名前で登場。千の顔のロン・テリーの映画で有名になったハリウッドスター。豪邸を建てて暮らしているが、鉄道を買収して封鎖したり、村長の娘をさらったりと、周辺住民に迷惑をかけている。
また、ロン・テリー戦の前座としてなんと「キングマントー」となり、巨大化して再登場。この時の戦闘では巨大ロボ「ゲイシャロボ」で対決する事となる。
『天外魔境ZERO』では
隠れキャラクターとして登場。明らかに既視感を感じる5つのアイテム(カニのカブト、ウスのよろい、ハチのつるぎ、クリのお守り、クソふんだクツ)を入手して、竜王国の北東にあるカニカニ洞へ行くと、マントーが出現して戦闘になり、倒すとスバルのペットにできる。
マントーを相手に全滅するとこれでもかとバカにされる。彼からこれほどまでに「バカ」という言葉を聞くケースもそうはないであろう。戦いに勝利するとペットにでき、自ら不死身を宣言するとおり、本当に不死身の体質を得ている。空腹でも餓死しないし、それでも体力が尽きれば「死亡状態」にはなるが、倒れて動かないだけで喋ったり餌を食べたりすることは可能。
蘇ると「あーよく死んだ」「よくも殺しやがったな」などの、生死の定義が行方不明になりそうなセリフを聞ける。「オレだからよかったものの、他のやつらなら死んでたぞ」という珍しくもまともな忠告まであり、彼がギャグ補正とは別のところにある不死身性を持っていることを感じさせる。
実際、初代作でも大門教十三人衆の1人として登場したが、他のメンバーは死に、彼だけは一度死ぬも結果として生存している(ただしリメイク版では十三人衆を倒した後にコウモリ夜太が十三人衆の魂を回収していたが、マントーだけは倒した後に逃亡したという理由がある)。
『天外魔境JIPANG7』では
ダイマントーという名前で登場。六大骸将軍の一人で大馬鹿野城の城主。根の御所での出陣デモでは、奔放すぎる言動でジャカアシ教授を呆れさせて、ジャカアシ教授は根のミコト(ヨミ)に「大馬鹿者ではございますが、腕は確かです。その……期待しましょう……」と自信なさげに話していた。
ショウマントーという弟も登場する。
『サターンボンバーマン』では
ゲスト出演しており、最初からグローブを持っているため、画面外にボムを投げて反対側の相手を瞬殺する外道プレイが可能。COMキャラの時の性能は…お察しください。