概要
『シャングリラ・フロンティア』のゲーム中に登場するモンスター兼NPC。
本作では「致命兎」という漢字が充てられている。
新大陸にある兎の国「ラビッツ」を根城にしているほか、世界中で稀にエンカウントする。
作者が既存のヴォーパルバニーと『FF』のトンベリを混同していた結果、殺意の高い得物を携えプレイヤーに襲ってくる兎という特徴になっている。
モンスターとしてのヴォーパルバニー
世界中で稀にエンカウントするレアモンスター。
最初の探索エリア「跳梁跋扈の森」でも登場し、そこでは圧倒的な殺意で初心者を屠る初見殺しとして存在感を放っている。
サンラクが出会った個体は赤い刀身の包丁「致命包丁(ヴォーパルチョッパー)」を持っていたが、個体により所持武器が異なる。
倒すと稀にその武器を落とすが、それらの武器は「致命武器」シリーズにカテゴライズされ、クリティカル時にダメージがアップする効果を持つ。
また、これを装備して特定の条件を満たすとユニークシナリオが発生し、兎の国「ラビッツ」へ招待されクエストを受注できる。
ヴォーパル魂
簡単に言えば死地に強敵に挑む度胸を示すマスクステータス。
RPGで言うなら「低レベル攻略、装備禁止攻略等自ら死地に近づく状態に追い込み、的確に急所を抜いて強敵を討つ」といえば分かるか。
ほぼオワタ式で接近戦を挑み、弱所を的確についてジャイアントキリングをかますサンラクが体現者と言える。
ただ勇気と無謀を混同しない故か死ぬと低下する。
また、あくまで敗色濃い難敵に勝算度外視のガチンコを挑み、勝ってこそのヴォーパル魂であり、勝算ありきのパターンハメや、(所謂バランスブレイカーやラスダン前の武器を中盤で使うなどの)武装の暴力で敵を潰すために稼ぎプレイに走っても低下する。
彼らに関連するクエストに密接にかかわるステータスなのだが、RPGの定石に従ったプレイングではまず上昇しないので、普通のプレイヤーが下記の喋るヴォーパルバニーと関わるのは基本的にないと言っていい。
主なNPC
人間大の大きさの恰幅の良い任侠兎。詳細は当該項目参照。
エードワード
ヴァイスアッシュの長男で、彼より少し小さいくらいの背丈の灰色兎。
「ラビッツ」の実質的な国王を勤めており、インテリヤクザを感じさせる落ち着いた丁寧語で話すが、素は江戸っ子気質。
無尽のゴルドゥニーネと五体満足で戦い抜くレベルの実力の持ち主。
ヴァイスアッシュの長女で、サンラクの腰あたりまでの背丈の茶色寄りの黒兎。
鍛冶師を務めており、様々な武具を作成する。
詳細は当該項目を参照。
「ラビッツ」を飛び出して各地を放浪していた白兎。秋津茜を「ラビッツ」に導き、そのパートナーとなる。
胴丸と兜を装備し、典型的な侍言葉を使う。マント(コミカライズ版では鞄)に擬態出来る。
なお、エードワードからシークルゥまではリミッターがかけられており、Lv99で打ち止めになっている。
リミッターを解くとやべーことになるらしい。
ディアレ
「ラビッツ」の魔法使いで、エムルの師匠。
女騎士系な性格の純魔。純魔ではあるが前線でドンパチするスタイル。
サンラクの下でめきめき強くなるエムルに姉の威厳の危機を覚え、エクシスに代わりサイガ-0のパートナーになっており、エムルより高いレベルを目指している。
焦ってはいるが、腐ったり妹に嫉妬したりすることも無く、堅実に修行を重ねる健気な性格。
イーヴェル
昭和のツッパリ風の衣装を纏った兎。目がサンラクに似ているらしい。
レベル3桁で、普段はキャッツェリアで傭兵をしている。
エフュール
ラビッツの兎御殿内にあるアクセサリー屋の店主。毒たっぷりの京言葉で話す。
主にモンスターを象った「ドール」を扱っている。
アイトゥイル
本編未登場。単行本12巻の書き下ろし小説に登場。
旅人風の和装をした黒兎。
ラビッツの兎御殿内にある「特技剪定所(スキルガーデナー)」の店主。
エムルの三つ子の姉でお姉さん感の強い銭ゲバ兎。
サンラクのパートナーを務める白兎。
詳細は当該項目を参照。
「サードレマ」で不定期に出現して人間の姿に化けて新大陸種族の名産品を売っている兎。
商才がないため、絶妙に変なものを仕入れることも。兎御殿内でもショップを営んでいる。
最近はサンラクに素材を押し付けられては大金を巻き上げられており、エルクに借金を重ねている。
キュルア
「ラビッツ」で魔道書を扱う書店の店主。
本編中に登場していないが、サンラクが扱う魔導書を売っているのが彼女であり、親交自体は結構深い。
エクシス
ウォットホッグという猪に乗っている兎。サイガ-0を「ラビッツ」へ招待したが、ディアレに相棒枠を乗っ取られている。