データ
身長 | 51m |
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体重 | 4万5千t |
概要
南極で発見された卵から孵った古代怪獣で、爬虫類と両生類の中間生物(ミッシングリンク)。
武器は口からの黄色破壊光線。肉食性で、生まれたばかりでお腹が空いているのか常によだれを垂らしている。卵の中の音(鼓動音?)は一種の高周波となっており、その音は耳を塞ぎたくなるほど。卵で発見されたので当然卵生だが、この種族の場合は卵の表面を覆っているのは殻というより保護膜に近く、卵の中で成体になるまで成長してから孵化する。
活躍
卵の状態で見つかり、当初南極からG.U.A.R.D.が輸送していたが、卵から発生した溶解性のあるゲル状の液体で格納庫に大穴を開けてしまい、東京の古田鉄工所に落下する。
古田鉄工所の職員と近所のヤブ医者はこの事を知ると「フルータ星人」と名乗って卵を人質(?)にG.U.A.R.D.から身代金を取ろうと企てた。しかしその途中で卵に変化が起こり(卵の発見場所と比較して遥かに温暖な気候と鉄工所の面々が卵を温めた影響で覚醒。)、とある事情で鉄工所の面々に市街地から遠く離れた場所に移動されると、そこで孵化して暴れだす。
その場にいた民間人や梶尾リーダーを餌と認識して襲うが、その場に現れたガイアと一進一退の攻防を繰り広げる。倒れたふりからのだまし討ちを躱されてクァンタムストリームでトドメを刺されそうになるが、元々彼は被害者(?)であることに加えて「生物学において貴重な存在だから保護してほしい!」という京極博士の願いを受け、スプリームヴァージョンによる連続回し蹴りで戦闘不能になった後、ガイアブリザードで氷漬けにされて南極に戻され、そこで再び眠りについた。
派生作品
DARKNESSHEELS -Lili-
ある人物から技術供与を受けた惑星フースの下層民(インフェルニア)の作り出したロボット怪獣として登場。
なお、基地の格納庫には他にゴメノスもおり、2体揃って同作に初めて登場したガイア怪獣となった。
余談
着ぐるみはゲシェンクの改造。
『ガイア』には「星人」を冠した宇宙人が登場しないため、地球人のハッタリとはいえ「星人」というフレーズが用いられたのはこの回が唯一である(一応前回の第34話では、原案の笈田雅人が橋本真也がゲスト出演した特別編であることからネペロ星人という宇宙人を登場させる案を出していたが、脚本の川上英幸に却下されている)。
崖をよじ登る、梶尾の乗ったファイターを捕まえた際に嬉しそうに拳を突き上げるなどコミカルな動きを見せた。
アルゴナの鳴き声は、後にアニメ版星のカービィに登場する魔獣の咆哮に多く使われた。
またウルトラマンコスモスのナガレ・ジュンヤの回想シーンではシルエットで着ぐるみを流用している。
この回に登場した京極博士役は『ウルトラマンタロウ』に登場した北島哲也役の津村鷹志がゲスト出演している。ちなみに千葉辰巳役の平泉成とは共演しなかったが、『タロウ』第36話では平泉がゲスト出演しており、津村と共演している。