概要
『ドラゴンクエストⅢ』と『ドラゴンクエストⅥ』に登場する職業。
『ドラゴンクエストⅢ』では、旅の仲間(パーティ)に加える時点で既に商人職に就いていることが確定していて無職の状態には成れない(ある意味それがキャラクターの個性ともなる)のに対し、『ドラゴンクエストⅥ』ではそれぞれ個性を持った仲間が旅の途中で商人に転職することができ、無職の状態にも戻れるという点で、商人の存在意義が異なる。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅢ
男商人と女商人の両者がいる。プレイヤーは、商人をパーティに加える場合はいずれかを選ぶことになる(二人以上を同時に加えることも可能)。
男女ともに、昔のインドあたりの商人を彷彿とさせる身なりをしている。特に男商人の髭は圧巻。
女商人は『ドラゴンボール』のブルマ(ピラフ編あたり)の恰好とそっくりである。FC版ではドット絵の髪が水色のためなお似ている。ちなみに一部の人には色っぽく見えるらしい。
攻撃力は、勇者、戦士、武闘家には劣るものの、僧侶や盗賊と並び中堅レベルである。また戦闘終了後にゴールドを多く見つける特技を持つ。
スーパーファミコン版では、「おおごえ」(宿屋や商店を呼び寄せられる)、「あなほり」(足元を掘ってお金やアイテムを見つける)などの特技が使えるようになった。
旅程に必須の職業というわけではないため、パーティに商人を加えず旅をしているプレイヤーも多い(というか大半であろう)。しかし、旅の途中で、とある老人に商人を連れてきてくれるようにと所望される場面があり、商人がひとりどうしても必要になる。
急ごしらえでレベル1の商人を連れて老人のもとへ向かう途中、敵に商人を倒されて腹の立つ思いをしたプレイヤーも多いことであろう。
ドラゴンクエストⅥ
9つの基本職の1つとして登場。
特徴として、戦闘終了後にお金(ゴールド)を余分に拾える。またその金額は商人としてのレベルが高まるにつれて増加する。
「あなほり」「おおごえ」などの特技も覚えることができる。