概要
ポケモン廃人がポケモンを厳選する時にどうしても出てくる理想以外の個体を言う。
ポケモン廃人の項目を見てもらえば詳細は分かるが、ポケモンはシステムの関係上理想個体が欲しいならどうしても沢山タマゴを産ませる必要が生じる。当然その理想が高ければ高いほど孵化余りも沢山出てくる事になる。
孵化余りの基準
あくまで一例。孵化余りの基準はプレイヤーがどの方向にどれくらい廃人かで解釈が異なる。
一般トレーナー(あくまで強さよりも図鑑埋めなどがメイン)
廃人入門(性格や特性、三値などを気にし始める)
廃人(おそらく一番多い)
- 個体値不一致(欲しいところにVがない、その逆に欲しいところが「ダメかも」ではないというケースも。ぎんのおうかんによる育成が易化した第9世代以降はその限りではない…と言いたいところだが、ステータスを「ダメかも」相当にするシステムおよびアイテムは未だに登場していないため、欲しいところに「ダメかも」を持ってきたい場合は依然として厳選せざるを得ない状況である)
- 5〜6V未満(第六世代以降は特に。めざパによる例外は除く)
- めざパ不一致
色違い廃人
- 通常色全部
色違い兼個体値廃人
- 通常色はおろか理想個体でない色違いすら…
孵化余りの使い道
逃がす
非情だがボックスを圧迫し他の種族を厳選出来ないので仕方ない。特に爺前固定の廃止と外部からのポケモン保管ツールが一切発売されなかった煽りをもろに食らった第五世代はほぼ孵化余りに対するコマンドはこれしかなかった。
プラズマ団仕事しろのタグが生まれたのもこの世代からだが、BW2で生態系がおかしくなったのはこの世代のみに見られるまるで逃がす事を推奨するかのような欠陥に対する皮肉としか言いようがない。
他のポケモンの厳選の親
個体値不一致でも他のポケモンにとっては重要な場所にVがあったり、有用なタマゴ技を覚えている場合はそのまま使いまわせる事がある。ただしこの用途だと(過去作では)どうしても♂限定になってしまうのが欠点。
別のプレイヤーに交換であげる
遺伝経路が複雑な技を覚えていたり、入手が難しい夢特性を持っていたり、収まっているボールが珍しいものだったりすると他のプレイヤーには需要が高い。実際SNSや掲示板等では孵化余りが欲しい人を募集しているプレイヤーも結構見かける。
SVではDLCよりNPCからパートナーリボン(あかし)のついたポケモンと交換する際、親が一致していれば孵化余りだったとしてもNPCは交換してくれるといった新たな試みがなされている(現状20匹ほどのため色違い目的で数百匹単位の孵化余りが発生した場合はカバーしきれないが)
GTSに出品する
GTSの利便性が大幅に改善された第6世代では主流の処理方法の1つ。上手くすれば他の厳選勢から交換が成立した際に孵化親を譲ってもらえるので一石二鳥である。第6世代以降は厳選の難易度が低下したため猶更である。
第5世代まででも一応逃がすのはもったいないということで孵化余りをGTSに出品する層はいたが、当時厳選もライトユーザーまでには浸透していなかったため、個体値目当てで孵化余りに飛び付くプレイヤーは稀であった。
ミラクル交換及びマジカル交換で流す
ネットに繋ぐ必要はあるもののミラクル交換であればポケマイルポイントも貯まるのは大きい。他のポケモンの孵化余りでも流れてこようものなら儲けもんである。そこいらの序盤ポケモンが流れてきても泣かない(もっとも、第8世代以降は、こうした序盤ポケモンでも稀に証を持った個体が流れてくることがあるため強ち外れとは言えないケースもある。序盤ポケモンだからと言って流れてきたポケモンを即座に逃がさずに念のためにステータスを一度チェックしておこう)。
ポケモン保管ツールに預ける
第三世代はポケモンボックス、第四世代はポケモン牧場、第六世代と第七世代ではポケモンバンク、第八世代と第九世代ではポケモンホームに預ける事でボックスの肥やしにする。これらのソフトは預ければ預けるほど珍しいポケモンがもらえたりポイントが貯まったりするので損はない。むしろ一匹につき三桁、色違いだと四桁孵すのは当たり前なポケモン廃人にはこれでも上限が少なすぎるくらいなのが欠点か。