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宇宙生物ビーガー

うちゅうせいぶつびーがー

宇宙生物ビーガーとは、『激走戦隊カーレンジャー』に登場するキャラクターである。
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「おう、直樹。案外やるじゃねえか、助かったぜ!」

CV:木藤聡子


概要編集

激走戦隊カーレンジャー』第39話「道路好き好き!!宇宙ペット」に登場した宇宙生物。

一頭身程度の大きさで、コアラの様な大きな耳に赤い鬣を持ち、つぶらな瞳をした愛くるしい外見だが、それに反して口が大きい。最初は「ヒガ~」としか喋れなかったが、それは後述の理由で歯がボロボロだったからに過ぎず、直樹に入れ歯を作って貰ってからはちゃんと話せる様になる。本来の口調は語尾に「~ビガ」を付け、意外にもべらんめえ調で話す。


元はベネコン星に生息する宇宙生物で、可愛い外見に反してコンクリートが好物なのだが、それに目を付けたエグゾスが自身の「大宇宙ハイウェイ計画」の為に他の仲間ごと奴隷にされ、宇宙中のコンクリートを齧らされ続けていた。想像を絶する程のブラックな職場だったらしく、逃げようとした仲間達も次々にエグゾスに殺されてしまい、本編に登場した個体を除いて残っておらず、事実上の絶滅種となっていた。

尚、繁殖方法は不明だが単為生殖で数を殖やせるらしく、大宇宙いきもの愛護協会が発行した「ビーガーのふやし方マニュアル」によると地球にある日本の天然水に宇宙モロヘイヤの粉をブレンドした特製エキスを飲ませる事によって細胞分裂が激しくなり、それによって増殖する性質を持つ模様。


活躍編集

自身の計画の為に地球のハイウェイを運ぶ様にガイナモに命じるエグゾスだが、ボーゾックが肉体労働を好まないとしてビーガーの使用を促す。斯くしてビーガーはエグゾスから風船付きの箱に入れて地球に輸送され、グラッチがそれを受け取る筈が風に飛ばされてあらぬ方向へ飛んで行き、箱は株式会社ペガサスに漂着。其処で直樹に保護される。

自分に飼わせて欲しいと言う直樹に対し、ダップは反対して隔離を求め、他のメンバーもそれに同意するが、直樹は「虐待されて捨てられた可哀想な宇宙の捨て子」と主張して頑なに擁護する。近くに来て目つきと歯並びの悪さを指摘するに噛み付いて脱走すると、追って来た直樹も最初は拒絶して噛み付く。エグゾスの下で受けた仕打ちから、ビーガーは何者も信じられなくなっていたのだろう。だが、「私は君の味方です。何があっても、君を守ってみせます。信じて下さい!」と真摯な目で訴え掛ける直樹の姿に、漸くビーガーは心を開く。


その後、空腹になった為に直樹がミルクチョコレート塩辛らっきょう焼酎(極端すぎるが突っ込んではいけない)を提供するが興味を示さず、石を食べようとするがボロボロになった歯では食べられない。哀しそうな顔で飛んで行き、近くの河原で涙を流していると、其処へCCパッチョーネが襲って来て拉致されてしまう。

某所の山の滝壺の洞窟に鎖で拘束されたビーガーは、グラッチ達が汲んで来た清流の水に宇宙モロヘイヤの粉を混ぜたエキスを100杯分、無理矢理飲まされると言う仕打ちを受けていた。最後の一杯と言う処で悲鳴を上げると、丁度近くまで捜しに来ていた直樹が駆け付けて彼を救出。追手の兵士ワンパーレッドレーサー達が引き付ける中、逃走する直樹とビーガー。だが、CCパッチョーネの攻撃で2人は川へと転落してしまう。


何とか陸地に上がる直樹だったが、ビーガーは既に瀕死の状態だった。どうしたら良いか途方に暮れていると、直ぐに直樹は彼の歯がボロボロである事に気付き、歯を治療すれば物が食べられて元気になると判断。街の「かねだ歯科クリニック」なる歯医者に診療を頼むが、当然患者も医者も全員恐怖で逃げ出してしまった為、直樹は自ら歯医者となって治療をする事に。

歯型の型取りに始まり、全歯の抜歯と、先程の型から作った入れ歯を無理矢理口内に押し込めると言う総入れ歯にしたお陰で、ビーガーは歯の問題が解消し言葉も喋れる様になる。早速コンクリートを食べに行くビーガーだったが、それと同時にエグゾスの奴隷にされた自分の身の内を明かす。


其処へ再び襲って来たCCパッチョーネに拉致されるが、「ビーガーを守る」と言う強い意志で直樹はブルーレーサーに変身。彼の仇を討つ事を誓う。相手の鼻を噛み付く事でビーガーもカーレンジャーをサポートし、その助力を受けてブルーはマフラーガンのゼロ距離発射でCCパッチョーネを追い詰める。

直後に芋長の芋羊羹で巨大化し、自らハイウェイを引っこ抜こうとするCCパッチョーネに立ち向かうポリスファイターをビーガーは応援。相手が鎖付きの手錠でポリスファイターを拘束して電撃を浴びせると、手錠の鎖を食い千切るファインプレーを見せ、そのままVRVロボのビクトリーツイスターにCCパッチョーネは倒された。


エグゾスの魔手から解放されたビーガーは、直樹が歯を直してくれたお陰で幾等でも物が食べられるとして、直樹と共に美味しそうな石を捜しに行く。その様子を、恭介達は、「直樹の信じた通り、ビーガーは可哀相な宇宙の捨て子だったんだな。まっ、今回は直樹の優しい心がチーキュを救ったって事だな」と、遠くから見守るのだった。


余談編集

声を演じた木藤女史は今作が『スーパー戦隊シリーズ』及び特撮初出演となり、翌年の『ビーロボカブタック』のトビマスカイの声も担当したが、その後は縁に恵まれないまま2020年5月1日に亡くなった為、これが最初で最後の戦隊出演となった。


関連タグ編集

激走戦隊カーレンジャー

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