「自分でハイウェイを引っこ抜いて行くっチョーネ!!」
概要
ボーゾックの荒くれ者の1体で、肩書は「ボーゾック一の調教師」。
シルクハットを被った黄色い頭部を持ち、左目にモノクルを着けて鼻の下にカイゼル髭を生やしている。首周りを大きく囲んだ白い襞襟も特徴の1つで、赤い上着に青いズボン、そして黒いブーツを履いた姿はまさしく猛獣使いのそれである。口癖も「~チョーネ!」。
エグゾスが自身の野望の為にコンクリートを好んで食べる宇宙生物ビーガーを酷使し過ぎた結果、最後の1匹を遺して死滅したのを受け、地球で1万倍に増やす方法を見つけてそれを実行するために派遣された。
猛獣使いらしく戦闘ではムチを自在に操ったり、手錠付きの鎖で拘束して電撃を浴びせる他、モノクルから光線を発射して攻撃して来る。
活躍
バリバリアンに輸送されるはずが、手違いで地球に送られて直樹に保護されたビーガーをムチで捕獲すると、某所の山の滝壺の裏にある洞窟でグラッチと共にビーガーを1万倍に増やす方法を実行。その方法とは「ニッポンポンの天然水に、粉末状にした宇宙モロヘイヤをブレンドした特製エキスを飲ませる」と言う物で、100杯飲ませると細胞分裂が激しくなってビーガーが1万倍に増殖するらしい。
かくして、鎖で拘束したビーガーに宇宙モロヘイヤ入りの天然水を飲ませて行くCCパッチョーネだったが、折しも山へビーガーを捜しに来ていた直樹が彼の悲鳴を聞いて駆けつけ、最後の1杯というところで惜しくも奪い返されてしまう。
その後、ビーガーの虫歯を治療した直樹の元に再び出現。改めてビーガーを攫おうと襲い掛かり、モノクルからの光線で直樹を攻撃するが、爆発の中で直樹はブルーレーサーに変身して応戦。ビーガーを奪い返し、仲間の仇を討つことを誓う。他のカーレンジャーのメンバーも集まって本格的な戦闘に突入するCCパッチョーネだったが、ビーガーに鼻を噛まれて怯んだところにマフラーガンを零距離から叩き込まれて敗北する。
直後に芋長の芋羊羹を食べて巨大化すると、上記の台詞と共に自らハイウェイを引っこ抜こうとする。
そこへブルーがポリスファイターで駆け付けて応戦した為、鎖付きの手錠で拘束して電撃を浴びせるが、ビーガーに鎖を噛みちぎられてしまい、最期は残る4体のVRVファイターと共に合体したVRVロボのビクトリーツイスターを浴びて爆散した。
余談
モチーフは猛獣使いの他にもミスターXも含まれている模様。名前の由来も、当時CMにもなっていたドッグフードの「ペディグリーチャム」からと思われる。尚、「百化繚乱」の初期案では「MMムツゴロン」という仮称が書かれていた。
某格ゲーキャラや某ギャングはおそらく関係ないと思われるが、前者の初登場は一昨年の1994年であり、後者も前年の1995年と非常に近い。
声を演じた柴田氏は『忍者戦隊カクレンジャー』のラスボスである妖怪大魔王以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。続く2年後の『星獣戦隊ギンガマン』ではまたラスボスとなるゼイハブ船長の声を演じる事となる。基本的にスーパー戦隊シリーズにおいて幹部やラスボスを演じることの多い柴田氏が一般怪人を演じることは珍しく、このCCパッチョーネ以外ではレインディアサンタ位しか例が無い。
ちなみにCCパッチョーネの元ネタの1つと思われるミスターXも、柴田氏は『タイガーマスク』で演じている。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者 猛獣使い
密猟者マスターハンター、猛獣使いオルグ、ズカンガミ、ドミドル:後のシリーズにおける猛獣使いの後輩達。
ミスターX:中の人繋がりのキャラ。