密猟者マスターハンター
みつりょうしゃますたーはんたー
Case File 30「届け炎の叫び」に登場。
30世紀において密猟を行った罪により、圧縮冷凍の刑を受けていたロンダー囚人で自称「宇宙一の猛獣使い」。
ガタイの良い体格のロボットと言うべき外見をしており、その白い身体には雲か煙の様な模様が随所に見受けられる。
機械仕掛けの槍で武装しているが、これこそが彼を「宇宙一の猛獣使い」足らしめる所以となっている。この槍から発せられる光線は、生物や生体ロボに命中すると特殊な制御チップへと変化して張り付くと同時に、槍に内蔵される装置によって遠隔操作が可能になる。
つまり、一度制御チップを取り付けられたが最後、如何なる生物も生体ロボも槍を手にしたマスターハンターの操り人形と化してしまう訳であり、30世紀の時代においても貴重な生物を密猟出来ていたのはこの槍の力による所が大きいのは明らかだろう。
ただし、そんな槍でも1つだけ難点があった。それはたとえチップを貼り付ける事が出来ても、「波長が合っていないとターゲットを操れない」点であり、そうした場合はコントロールが効くのに時間が掛かってしまう模様。
「コントロールするブイコマンダーは手に入れ損なったが、ブイレックス自体はまだ操れる」と判断したギエンに解凍されて行動を開始。
某所の洞窟に潜伏していたブイレックスを発見すると、槍から放った制御チップを貼り付ける事に成功するが、波長が合っていなかった為にブイレックスは指示を無視して暴走し、街中に出現してしまう。
それでも何とかコントロールしようとするもブイレックスは言う事を聞かず、タイムレンジャーまで駆け付けて来たのを受け、ブイレックスの完全なる制御とタイムレンジャーの撃退を同時にこなすべく、巨大化抑制シールを剥がして巨大化。
程無くして漸くブイレックスのコントロールが効き始め、完璧に操れる様になると、今度はブイレックスを操りタイムレンジャーの撃退に乗り出す。タイムファイヤーの指示も受け付けない状態に陥り、容赦無くヒーロー側を攻撃するブイレックス。だが、タイムファイヤーの必死の訴えが届いた為にブイレックスはマスターハンターの呪縛から解放されて正常化し、逆にマスターハンターを攻撃し始める。ブイレックスロボのリボルバーミサイルとマックスパンチを叩き込まれたマスターハンターは、そのままマックスブリザードを浴びて圧縮冷凍されるのだった。
その後、第38話では魂の活動屋グロカンの召喚する怪人の1体として登場した。
声を演じた稲田氏はCase File 8にてハイジャック犯ナボコフの声も兼任しており、翌年の『百獣戦隊ガオレンジャー』ではハイネスデューク シュテンの役で準レギュラー出演している。