CV:赤﨑千夏
概要
枝垂ほたる、遠藤サヤに次ぐ『だかしかし』ヒロインの一人で、秋が訪れたシカダ駄菓子店にて住み込みで働く女性店員。20歳。
アニメ版においては2016年放送の第1期では登場しておらず、2018年1月期放送の第2期『だかしかし2』からの登場となる。
氏名の正式表記は「尾張一」だが、劇中では一貫してカタカナ表記の「ハジメ」が用いられる。
メガネが似合う美人で、ヨウ曰く「隙だらけでいかにもココノツのコノミって感じ」らしく、スーツ姿のまま爆睡したり、少量の酒で酔っ払ったりとかなりユルい性格。
語尾には「~ッス」を付けて話し、年下相手でも屈託なく会話する。
女性キャラが三人しかいない本作では上から2番目くらいのサイズ。
一見するとトロそうだが、実はTOEIC700点の才女で雑学にも嗜みがあり、多芸。
コンビニ店員時に付けられた仇名はそのまんま「メガネ」。これはひどい。
だがしかし2のEDアニメでは、モトコンポに乗っている(他の二人はサヤが自転車、ほたるがキックスケーターに乗っている)。
本編における活躍
大学中退後にシカダ駄菓子店近所に新設されたコンビニで働いていたが、あまりに朝に弱いという体質の為なかなか職場になじめず、やがて戦力外扱いされた。
その後にシカダ駄菓子店を訪れ、「給料を全部家賃にする」という破格の契約を結び鹿田家に下宿することになる。
ココノツに頼まれたスーパーボール発注を忘れた際には、誤魔化すためとはいえ持ち前の雑学でスーパーボールを作って見せ(その話のオチで結局ココノツにばれたが)、シカダ駄菓子店のホームページ作りの際にも、HTMLの技術をいかんなく発揮した。
そして、試作としてニコニコ動画のように「駄菓子が売ってるよ」と横文字が流れるデザインにしたところ、ココノツと大笑いしていた。
そして、ココノツの写真の目に黒線を入れてさらに爆笑し、ついには自分の写真を手で目を隠して「「シカダ」スタッフはじめちゃん(20歳)素朴な味を…」とテロップを入れたところ、沈黙する。流石にアレっぽくなったと気づいたからだろうか…
それでも構わずに、「☆おもちゃも…」「☆デリバリー」と入れたことでさらにそれっぽくなったと気づき、作り直すことにした。
年が明けて1月には、ヨウに勧められるがままにYoutubeで駄菓子レビューを投稿し始めた。名前だけで選んでねーかヨウさんよぉ。
名前からして「終わり」「始め」といった語感であり、「枝垂」が春、「ほたる」が夏、「とある人物」(「シカ=紅葉」「田=稲穂」「ココノツ=9」ということで主人公も該当するかもしれんが)が秋を表すため「年末年始」つまり「冬」をイメージしたキャラと思われる。
関連イラスト
声優繋がりからか折部やすなにハジメの衣装を着せたイラストも投稿されている。
外伝
彼女の過去を描いた短編『いとおかし』では、18歳当時の彼女は漫画家を志していたことが明らかになる。
才能に溢れており、デビュー間近まで到達するも、集中力が高すぎるあまり文字通り寝食を忘れ、漫画を描く以外の一切の人間的生活をしなくなってしまうという重大な欠点が発覚。当時の担当編集であった原林はその才能を惜しみながらも、彼女の命を守るために、漫画家への道を諦めさせる苦渋の決断を行った。
彼女は皮肉にも、漫画を描く才能は溢れていたが、漫画家として生きていく才能はなかったのである。