曖昧さ回避
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諸元
| 型式番号 | Type-05 |
|---|---|
| 分類 | 第七世代相当 |
| 所属 | 黒の騎士団 |
| 製造 | ラクシャータ他 |
| 生産形態 | 量産機 |
概要
初登場は『コードギアス反逆のルルーシュR2』。
ブラックリベリオン後、インド軍区へと逃れたラクシャータ・チャウラーが開発した新型ナイトメアフレームの一種で、月下の後継機にあたる機体。
メインフレームやコクピットの構造、基本武装はほぼ同じで、腕部のアタッチメント機能も健在。脚部には装甲を施され、高機走駆動輪を展開しても中空にはならない。
原型である月下の優れた汎用性をしっかりと受け継ぎつつ、全性能を上回ることに成功しており、完全上位互換と言えるものになっている。
中華連邦への亡命後、蓬莱島に拠点を移した黒の騎士団に多数の機体がインド軍区から送られ、無頼や月下に代わる新たな主力機となった。
少数生産のエース向け機体として扱われた月下とは異なり、数を揃える余裕があったためか相当数が生産され、一般兵に至るまで広く配備が行き渡っている。
また、物語の進行に合わせてフロートユニット「飛翔滑走翼」も順次搭載されており、フジ決戦では全機体に標準搭載されている。
しかし、性能の高さに反して劇中の活躍としては「やられメカ」の印象が強い。
その要因としては、旧来機の運用を廃止したために現役機で下位に位置している事、ブリタニア軍もヴィンセント・ウォードやガレスといった高性能化した量産機を導入している事、ナイトオブラウンズを始めとしたワンオフの機体のかませ犬にされている事などが挙げられ、「カタログスペックが高いだけでは作劇で活躍できない」という良い例と言える。
また、高性能化しているとはいえ一般兵向けの量産機に過ぎないので、エース級パイロットの操縦には付いていけないという致命的なウィークポイントがある。
武装
- 飛燕爪牙×1
- 廻転刃刀（折り畳み式）×1
- 部隊運用と消費電力抑制を目的に折り畳み式となっており、刃の部分が小さい。
- 直参仕様や一部の機体については、通常仕様を装備している。
- 内蔵型機銃×2
- ハンドガン
- バズーカ
- 粘着輻射弾
- 弾頭が粘土状になっているグレネード弾。赤外線誘導で目標に着弾後、粘着し輻射波動を発生させ目標を加熱させ破壊する。
関連機
暁 直参仕様
指揮官・エースパイロット用向けにカスタマイズした機体。主に朝比奈省悟や千葉凪沙を始めとした部隊長格が搭乗する。
通常仕様のカラーリングは青(メイン画像のものはコレ)、C.C.の専用機は薄いピンク色。
頭部の形状が変化しており、その他の外観は月下と全く同型。
量産機に比べて基本性能と通信機能が強化されている他、「飛翔滑走翼」を標準搭載し、輻射波動を利用したシールド「輻射障壁」など様々な武装が追加されている。
脚部は紅蓮等他の機体と同じ中空型に戻されている。
ちなみに、『ロストストーリーズ』では既に戦死していて搭乗機会の無かった卜部巧雪や仙波崚河もパイロットボーナス対象となっていて、本機に搭乗して登場するステージもある。
ロールアウトカラー
『ロストストーリーズ』にて登場。
ジャバプル研究所にて組み上げられたばかりで塗装されていない状態の一般機。
中華連邦にて反乱を起こした超雷峰の一派が持ち出し、主人公(マリオ/マーヤ)及び朱城ベニオと対決した。
アマネセール
『コードギアス双貌のオズO2』にて登場。
エリア24(旧スペイン)で活動するレジスタンス組織「マドリードの星」用に改造された暁のカスタム機。基本スペックは量産型の暁より高く、輻射波動系の装備を持たない代わりにランスロットと同じMVSやブレイズルミナスの系列装備を試験的に搭載している。
両刃の直刀エスパーダを両前腕の発電装置ブラッソ・カリエンテに組み込むことで擬似的なMVSとして使用可能。胸部のプリマ・リベールラは範囲は限定されるが任意の方向にエネルギーシールドを展開可能で、その出力はハドロン砲の直撃を拡散させてしまう程。
当初はマリルローザ・ノリエガが搭乗する予定だったが、戦闘に居合わせたオルドリン・ジヴォンが搭乗機する。
最終的には龍門石窟で大破した後、ヴィンセント・グラムと共にグリンダ騎士団に回収され、吸い上げられた実働データはヴェルキンゲトリクスのものと共に紅蓮聖天八極式の改修に生かされている。
真紅のボディに加えてマントの形状をした鞘を胸に装備していることから、「赤マント」の呼称がつくと共にブリタニア軍からは紅蓮弐式と誤解されることがあった（元を辿れば、月下が紅蓮タイプの量産型であるので見間違えるのも無理はない）。
なお、設定画ではわかりにくいが、漫画版では頭部が明確に紅蓮とよく似た顔をしている。
- 武装
- スラッシュハーケン・グランデ×2
- エスパーダ×4
- ブラッソ・カリエンテ×2
- プリマ・リベールラ×4
暁改
『コードギアス奪還のロゼ』にて登場。形式番号はType-05c。
ホッカイドウブロックのレジスタンス組織が使用している機体で、カラーリングは一般機同様のグレーに加え赤褐色のものも存在する。
四肢や高機走駆動輪の形状がアップデートされている。
ホッカイドウ自体がシトゥンペバリアで囲まれ外部からの物資持ち込みが困難になって久しいため、ネオ・ブリタニア帝国侵攻以前に運用されていた旧型機を細々と使っているのだと思われる。なお、全ての機体から「飛翔滑走翼」が外されているが、これは前述したシトゥンペバリアの影響でKMFのエナジー消費量が増加しているためで、ネオ・ブリタニア側も条件が同じ事から陸戦型を中心に展開している。
物資がないためか、武器は一般的なバズーカや剣・シールドのみで、輻射波動関連の武器を装備していない。海上移動にはKMF用と思われるホバークラフトを使っている。
補給も不十分なことに加え、元は7年前の量産機のアップデートに過ぎないため、4年前からの最新鋭量産機である「カムデン」にはスペックが劣るために些か戦力面としては厳しいところがあり、余計にやられメカとしての性質を強めてしまっている。（それでも、戦略的な立ち回りで善戦はしているが。）
後に黒の騎士団からの補給を受けて現行の量産機であるType-07「雪花」を導入しているが、数が限られている事もあり、七煌星団の者と同盟を組んだ各レジスタンスの長以外はこちらを使い続けている。
関連イラスト
一般機
直参仕様(C.C.専用)
