プロフィール
経歴
2000年、宝塚音楽学校入学。
2002年に音楽学校を卒業、88期生として入団(入団時成績は10番)。入団当初は花組に所属していた。
2015年2月16日、宙組の7代目トップスターに就任。相手役は朝夏の先代にあたる凰稀かなめの相手役だった実咲凛音。花組出身のトップコンビになった。
2017年4月30日に実咲が退団してから数か月は相手役不在となるが、同年11月19日の「神々の土地/クラシカル・ビジュー」の東京千秋楽公演をもって退団した。
退団後は東宝芸能に所属し、東宝製作のミュージカルを中心に活動中。
2020年、「Little Women-若草物語-」のジョー役および天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~のデロリス役が評価され、第45回菊田一夫演劇賞を受賞した。
人物
愛称は「まぁ様」。
幼少期よりバレエを習っていた。
中学3年生の頃に月組(当時のトップスターは真琴つばさ)の全国ツアー公演「うたかたの恋」を観劇し、宝塚歌劇団に興味を持つ。
しかし佐賀県出身のタカラジェンヌは少なく、当時はインターネットも黎明期だったため情報収集に苦労したようだが、同郷出身の夢乃聖夏(2015年に退団)が音楽学校に入学したと聞きつけ、入団を決意した。
花組時代は新人公演の主演を4回務めたり、東上公演やバウ公演の主演を務めるなど恵まれていたが、在団10年目を迎えて方向性に迷いが生じるようになる。
そのような中組替えを提案され、当時花組のトップスターだった蘭寿とむ(入団当初は花組に在籍していたが、宙組を経て再度花組に戻ってきた)の後押しもあり、転機として快諾した。
在籍時代はシリアスな役柄が多く、退団公演に至ってはラスプーチンの暗殺の実行犯の1人であるドミトリー・パヴロヴィチで締めくくることに。
一方で退団後はコメディに縁がある。
また日本の漫画・アニメ原作のミュージカルにも縁がある。
手足が長い。抜群のスタイルで踊る様子は入団当初から定評があり、レビューショーでもソロで踊ることが多かった。
しかも目が大きい。宙組トップスターだった時期のレビューショーのタイトルの1つが「HOT EYES!!」と、明らかに朝夏の目を意識したものをつけられた。
明るく優しい人物であり、共演するとたちまち慕われる魅力を持つ。
タカラジェンヌだった頃はその様子からチャラ男呼ばわりされていた。
2022年のハロウィンにはアーニャのコスプレを敢行した(参考)。
尚、ミュージカル版SPY×FAMILYではシルヴィア・シャーウッド役を予定している。
出演作品
舞台
ジークフリード・キルヒアイス@銀河英雄伝説 | スカーレット・オハラ@風と共に去りぬ | ヨハネス・ブラームス@翼ある人々-ブラームスとクララ・シューマン- |
アンドレ・グランディエ@ベルサイユのばら | トート@エリザベート | 北白川右京@王妃の館 |
ジェリー・トラヴァース@TOP HAT | ドミトリー・パヴロヴィチ・ロマノフ@神々の土地 | イライザ@マイ・フェア・レディ |
ジョー@Little Women | デロリス@天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~ | アン王女@ローマの休日 |
余談
2013年の秋に上演された風と共に去りぬでは初のヒロインを演じたが、Wキャストだった七海ひろきは2.5次元舞台やアニメに声優として出演しており、似て非なる道を辿っている。