概要
東京都府中市にあり、現在の京王電鉄京王線の駅として1916年開業。
1955年に新路線として分岐開業した競馬場線の起点でもある。
通常は停車するのは急行までだが、競馬場線沿線の東京競馬場でレースが開催される場合と場外発売で最も混雑する有馬記念の開催日は、一部の特急が臨時停車して競馬場線の列車に接続する体制を取っている。レース開催時においては日中の利用客や乗り換え客が非常に多くなるため、競馬場線から新宿方面へ直通する臨時列車の運転も行われる。
2013年までは、土休日に都営地下鉄新宿線の車両が当駅を経由して競馬場線の府中競馬正門前駅まで乗り入れていた。
2018年から新宿からの乗り入れは無くなり、2020年フェブラリーステークス開催時までは府中競馬正門前始発の急行(新線新宿行)・準特急(京王線新宿行)が運転されていた。2020年の新型コロナウイルスによる無観客開催と、その後の大幅な入場制限により一時廃止されたが、2022年の入場規制緩和に伴い復活した。
競馬場のイメージが比較的強い駅ともされているが、周辺は比較的閑静ともされている住宅街が広がる。駅構内には商業施設が入っており、周りにもスーパーマーケットなどがある。
南口から東京競馬場の東門へは徒歩で約10分。北口の大通りの先には航空自衛隊府中基地があり、また北口からはJR東日本の武蔵小金井駅までを結ぶ京王バスの路線がある。
駅構造
相対式2面島式1面4線の地上駅。西隣の府中駅がかつて地上駅であった時代には構内に下り待避線が存在しなかったため、1989年まで当駅で下りの普通列車が京王八王子駅方面の特急の通過待ちを行っていた(同様の例としては現在の西武新宿線の鷺ノ宮駅がある)。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 京王競馬場線 | 下り | 府中競馬正門前方面 | 閑散時の2両編成ワンマン列車のみ |
2 | 京王競馬場線 | 下り | 府中競馬正門前方面 | 競馬開催日の8両または10両編成 |
3 | 京王線 | 下り | 京王八王子・高尾方面 | 一部2番線 |
4 | 京王線 | 上り | 調布・新宿・本八幡方面 |
利用状況
2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は21,274人である。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 19,841人 |
2009年(平成21年)度 | 19,870人 |
2010年(平成22年)度 | 19,527人 |
2011年(平成23年)度 | 20,095人 |
2012年(平成24年)度 | 20,137人 |
2013年(平成25年)度 | 20,169人 |
2014年(平成26年)度 | 20,159人 |
2015年(平成27年)度 | 20,793人 |
2016年(平成28年)度 | 21,153人 |
2017年(平成29年)度 | 21,342人 |
2018年(平成30年)度 | 21,787人 |
2019年(令和元年)度 | 21,274人 |
関連動画
隣の駅
京王線 | ||||
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種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
京王ライナー | 通過 | |||
特急 | 通過 | 競馬場開催日は臨時停車することがある | ||
| 調布駅 | 東府中駅 | 府中駅 | |
| 多磨霊園駅 | 東府中駅 | 府中駅 | |
競馬場線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 調布駅 | 東府中駅 | 府中競馬正門前駅 | 競馬場開催日のみ。特急は臨時停車扱い |
各駅停車 | 多磨霊園駅 | 東府中駅 | 府中競馬正門前駅 | 原則、線内折り返し列車 |
関連項目
ウマ娘プリティーダービー:アニメ作中で当駅が登場。構内が忠実に再現されており、主人公が下車して東京競馬場まで向かった。