概要・沿革
東京都小金井市本町6-14-29にある、JR東日本中央本線(中央線快速)の駅。
1924年に五日市街道沿いの花見見物客を対象とした仮乗降場として設置されたのが始まりで、1926年に駅に昇格した。
小金井駅は既に東北本線に存在したため、旧国名の「武蔵」を冠した駅名となった。
当初は桑畑が広がる農村地帯であったが、中央線の開通により宅地化が進み、駅周辺は東京近郊のベッドタウンとして発展した。
一方で地上駅時代は東京方にある小金井街道の踏切が「ラッシュ時間帯の1時間で踏切が開いているのは1分程度」と言われるほどの「開かずの踏切」となり、渋滞が社会問題化していた。しかし2009年に高架化が完了したことで、渋滞問題は解消された。
また駅の高架化に伴い南口が徹底的に再開発されたのも特徴。周辺の国分寺や国立、東小金井と比べても変化が著しい。
発車メロディ
2006年から駅開業80周年を記念し、「小金井桜」にちなんで「さくらさくら」が発車メロディとして使用されている。
当初は2007年1月14日までの使用の予定だったが、3・4番線は2020年9月1日まで、1・2番線は2022年現在も継続して使用中。各番線で違うアレンジとなっている。
ちなみに小金井市内の桜の名所といえば長らく五日市街道沿いの桜並木を差したが、現在は老木となり衰退したため、都立小金井公園がメインとなった。街道沿いは幼木の植樹が進められている。
駅構造
島式2面4線の高架駅。有効長は20m10両分だが、グリーン車導入に対応するため2024年現在は12両分まで延長されている。
立川方に豊田車両センター武蔵小金井派出所がある。その関係で当駅の始発列車が存在するが、総武線津田沼行きよろしく中途半端な行き先のせいでヘイトを買うことも…
また以前は早朝及び夜間には当駅発着の中央・総武緩行線(千葉駅方面)直通電車が運転されていた(ダイヤ改正により現在は消滅)。
利用状況
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は53,342人であり、東京~高尾間では中堅クラス。
年度別
年度 | 乗車人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 55,413人 |
2009年(平成21年)度 | 55,742人 |
2010年(平成22年)度 | 56,544人 |
2011年(平成23年)度 | 56,677人 |
2012年(平成24年)度 | 57,906人 |
2013年(平成25年)度 | 59,504人 |
2014年(平成26年)度 | 59,386人 |
2015年(平成27年)度 | 60,645人 |
2016年(平成28年)度 | 61,035人 |
2017年(平成29年)度 | 61,858人 |
2018年(平成30年)度 | 62,578人 |
2019年(令和元年)度 | 62,565人 |
2020年(令和2年)度 | 47,371人 |
2021年(令和3年)度 | 49,734人 |
2022年(令和4年)度 | 53,342人 |
隣の駅
関連タグ
JR東日本 駅 中央本線(中央線快速・中央・総武緩行線) 多摩地区にある駅一覧 ムサコ:当駅並びに駅周辺のあだ名
武蔵小杉駅 武蔵小山駅:「ムサコ」の呼称をめぐって争うライバル。ちなみに武蔵小杉駅は前身のグラウンド前停留場/武蔵小杉停留場1927年開業と、開業時期が比較的近い。