漫画家・イラストレーター。
妻は2009年まで同じく漫画家として活動していた松山紗夕(現役時代のペンネームは香月アイネ)。現在は紗夕氏とともに一児の親。
少年向けのコミックや同人誌を手がけるいっぽうで、近年はイラストレーターとして小説作品への挿絵も担当している。
作風
かつては微エロとナンセンス描写を交えたコメディ漫画が中心だったが、鉄道ファンでもあり、菊池直恵による漫画『鉄子の旅』にも登場した「小学館の『鉄』作品の仕掛け人」として知られる石川昌彦と意気投合したことがきっかけで、2009年にサンデーGXに『鉄娘な3姉妹』を連載開始、以降「鉄子(女性の鉄道ファン)」を題材とした作品を多く手掛けるようになった。
2011年の『ゆりてつ』連載開始を境に急に画風が変わり、驚いた人が多かった。以前は線が太くベタとスクリーントーンを多用する黒っぽい画風であったが、突如として線が細く白っぽい、典型的な「萌え絵」に変化。カラー原稿もこってりした塗りから今風のアニメのような淡い塗りに変わっている。
左がかつての画風、右が最近の画風。
この絵柄の変化は意図的なもので、本人は2010年のブログで自らの画風を「濃い」「悪い意味でアクが強い」と評しており、一般の読者受けを狙って「今風」の絵柄に切り変えたのである。
こぼれ話
自らを「おっぱい漫画家」と称するほど、おっぱいに対するこだわりが強い人物であるとのこと。
秋田書店より『奥サマは小学生』なるギャグ漫画を出したが、政府から批判を受けたため自主的に出版社に絶版を申し出た。猪瀬直樹が名指しで批判したことで名が知れ渡ってしまったが、内容はエロ漫画のパロディであり、猪瀬が指摘するような小学生と大人のセックスシーンは存在しない。その時すでに絶版となっており、入手は困難になっていたが、この時初めてこの作品の存在を知った人物も多かった。
代表作
コミック
- 人生(ラノベガガガ文庫原作)
同人作品
- アイマスゾクセイ