概要
タイトル通り神田伯山が企業を訪問して、大失敗した黒歴史に迫る番組。大失敗した本人も登場する。
NHKの番組でありながら社名や商品名が全く隠されることなく使われている。
単に黒歴史を掘り下げるだけでなく、失敗がその後に役立ったエピソードも紹介される。
ナレーションは池田伸子。
再現VTR
再現VTRはかなり変わっていて、プラモデルや人形のコマ撮りに神田の語りが当てられている。サラリーマンの奮闘の様子をロボットや怪獣などが演じているのでかなりシュール。
初回こそバンダイ→ガンプラと繋がりがあったが2回目以降はテーマと全く無関係になった。
テーマ
ゲーム機としてもパソコンとしても中途半端に見られてしまい全然売れなかったが、ピピンのためのサーバー設備は後にたまごっちに活かされた
半導体工場を作った矢先に取引を打ち切られる事態になり、工場を売却することになった。
- 3 ブラザー工業 ソフトベンダーTAKERU 再現ドラマはキン肉マン
ファミコン全盛期にパソコン向けのダウンロードサービスはうまくいかなかった。さらに技術が未発達の時代では通信費が高くついた。後にカラオケに使えることに気づきJOYSOUNDが生まれた
- 4 エステー エレカル家電 再現ドラマはストリートファイター2
もともと消耗品がメインの会社のため5500円は高いと思われてしまった。
どこかで見たことのあるような商品ラムネのチカラを発売するも失敗。方向性を変えたスパークリングラムネでも失敗。
- 6 コクヨ デジタル改革 再現ドラマはウルトラ怪獣
デジタル分野に進出するも悉く失敗。見守りペンに至っては発売にすら至らなかった。
製造ラインを作るスペースと時間が足りずに工場でミスが連発。肝心の商品もあまり売れなかった。VTRでは商品を麻雀牌で再現。
何を作っても売れず13連敗。番組初の女性主人公。
- 9 オムロン 指式血圧計 再現ドラマはキン肉マン
間違った使い方をしてしまう人が続出し「指式は不正確」というイメージを持たれてしまった。
自社ブランド同士の差別化ができずにカニバリゼーションを起こしてしまった。
1996年という早い時代にメタバースを実現。利用料を無料にして広告収入で利益を得ようとしたが、ユーザーは広告を見てくれなかった。
- 12 UHA味覚糖 ミルクキャンデー 再現ドラマは機動警察パトレイバー
シェア1位のあのミルキーなキャンディをパクった商品を開発。商品名をおちちキャンディに、CMを攻めた内容にしたら抗議が殺到した。
新商品を開発しようにも他社の特許だらけで難航。ようやく生み出した新商品も売れなかった。