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概要

雪村氷月によって製作された機動戦士ガンダムSEEDのpixiv小説で正式名称は『ガンダムSEED~紅き少年はその手に剣を持つ~』である。一見ガンダムSEEDの小説だがなんとキャラクターの役割が変更されており、例えばシンが原作のキラポジションで、キラが原作のシンポジションになっている。

あらすじ

「――シン?」

「……アスラン?」

平和な日常を生きてきたシン・アスカの日常は壊された。友との出会いで新たな戦いが始まる――。

登場人物

地球連合軍

第一世代のコーディネイターの少年。十六歳。元はプラントで暮らしていたが、三年前に中立のコロニーヘリオポリスに両親や妹のマユと共に移った。今作の主人公。カトウゼミで講義を受ける学生の一人で、トール、ステラ、ミリアリア、スティング、アウル、サイとは同級生で仲がいい。ちなみに、フレイとは一級下だが、ミリアリアとフレイとの間に交流があり、またサイと婚約者であるので多少はシンも彼女と顔見知りだった。正式な軍人ではなかったが、ヘリオポリスがザフトの襲撃に遭い、避難している最中に連合軍士官であるマリューと共にG(ガンダム)に乗ってしまう。サイ達のピンチをみかね、ガンダムの操縦をマリューと交代しOSのデータを戦闘中に書き変え、初戦闘でジンを撃つという目覚ましい活躍を見せた。その後は大重要機密に関係するガンダムを見た事でマリューと行動を共にする事になってしまい、彼女達やステラ達と共にアークエンジェルへと乗り込んだ。書き変えたOSのスペックを元に戻させ、機体の性能を下げてしまう事を危惧したレイの判断によりストライクのパイロットとなる。最初は戦う事を躊躇しつつも、トール達がクルー達の手伝いとして艦橋ブリッジに入った事もあり、仲間を守るために戦う事を決断した。それ以来、レイとはMSとMAの違いはあれど、同じパイロットとして仲良くなった。ザフト所属のイージスに搭乗するアスランとはプラントにいた頃の親友だったが、敵として再会して戦い合う羽目になってしまう。何度か共に来るように誘いは受けているが、トール達も大切な友達なので、その手を取れないでいる。インパルスのパイロットとは面識がないが、何故かストライクで相対すると戦って落としたいという気持ちになる事も。カガリとはフレイ達避難民が乗った救命ボートを救出した後からの付き合いだったけれど、同じコーディネイターという事と、彼女の人柄もあり長年の親友のように仲良くなっている。軍事衛星アルテミスで司令官のガルシアに裏切り者と称された経緯もあり、同じコーディネイターである者を撃つ事にためらいを感じジンのパイロットに撃破されかかるがアークエンジェルの救助によって難を逃れた。友軍である艦オルティギュアに救援を求められ、レイと共に苦戦しつつも三機の黒いザク・ウォーリアと戦う羽目になる。その後漂流していたランチを救出し、ザフトの歌姫ルナマリアを助けた事から彼女とも親交を深めた。友達である鳥形のペットロボット、トリィはアスランが作った物で、幼少期から今でも大切にしている。ちなみに、OSの立ち上げ画面に表示された英単語の頭文字をつなげるとガンダムという言葉になったため、シンは自身の機体の事をガンダムと呼んでいる。

ナチュラルの少女。十六歳。シンの友達で、カトウゼミで講義を受ける学生の一人。また、トール、サイ、スティング、アウル、ミリアリアとも友達であり仲がいい。特に、アウルとスティングとは同じ孤児院だった事もあり、年は同じだが兄のように思っている。本当の両親はすでに亡くなっているが、自分を引き取ったルーシェ夫妻の事を実の両親のように慕っており、また孤児院の院長や子供達を兄弟や姉妹のように親しかった。フレイとは一級下だけれど、友達であるミリアリアと親しいので彼女を通じて仲良くしていた。レイとはまだ親しくないが、仲良くしたいと思っている。シン同様、最重要機密であるストライクを見てしまった事でマリュー達と行動する事になってしまい、彼らやマリュー達と共にアークエンジェルへと乗り込んだ。ブリッジクルーの手伝いとして働く傍かたわら、戦えなくても何かがしたいと思いミリアリアと共に皿洗いや洗濯などの雑務をこなしている。普段は大人しいけれど、ここ一番という時の芯はかなり強く、仲間を傷つけたりする相手には激しい怒りを見せる事がある。ストライクに搭乗するシンをとても心配しているが、状況が状況なので止める事は出来ないでいた。コーディネイターだから、ナチュラルだからという考えは特に持っていない。ルナマリアとは会ったばかりで、アイドルに疎いため憧れたりはしていないけれど、仲良くなりたいと思っている。

ナチュラルの少年。十七歳。メビウス・ゼロのパイロットで、〝エンデュミオンの鷹〝の異名を持つ。月面エンデュミオン・クレーターでのグリマルデ

ィ戦役では、ザフトのジンを五機撃墜する活躍を見せた。まだ年若い少年ではあるが、地球連合軍の大尉となっている。クルーゼとは因縁のライバル同士で、彼とモビルスーツごしでも遭遇すると察知する事が出来るという特殊な関係。シンとはMSとMAのパイロット同士という事で多少心を開いており、他の少年達とよりは仲がいい。一見無口で無愛想な大人びた少年に見えるが、表

に出さないだけで本来は友情に熱い優しい部分も持ち合わせている。好き好んでシン達を戦わせたい訳ではないけれど、シンの実力を悟り彼をストライクに乗せて戦わせる決意をした。ルナマリアの事が気になっているらしいが、本人が語らないので詳細はまだ不明。

コーディネイターの少女。十六歳。ヘリオポリスの民間人だったが、漂流していた救命ボートをシンが救出した事からアークエンジェルに乗り込む事になった。同じ救命ボートに乗っていた、不安がっていたフレイを慰めていたという事もあり、彼女と仲良くなった。以前はユニウスセブンで暮らしていた事があり、血のバレンタインで両親と双子の兄を亡くしている。兄との仲は良好で、多少シスコン気味で過保護でうっとうしい所はあっても彼の事を愛していた。血のバレンタインの日は兄と待ち合わせをしていたが、結局彼が来る事はなく、すっかり腹を立てて家へ帰ろうとした時に故郷の崩落を見てしまい天涯孤

独の身の上になった事を悟る。その後、泣いている所をアスハ夫妻に保護されて彼らの養女になった。母は亡くなったけれど、ウズミの事は本当の父のよ

うに慕っている。シン達とはアークエンジェルに来てからの付き合いだが、シンとは同じコーディネイターという事もあり、気さくな人柄から好まれステラ、アウル、スティング、サイ、ミリアリア、トールとも仲良くなった。ブリッジクルーとして働く傍かたわら、ミリアリアやステラが皿洗いや洗濯などの雑務をこなしているのでシン達と共にそれを手助けしている。ステラ同様、ルナマリアとは会ったばかりでアイドルに疎いため、憧れたりはしていないけれど仲良くなりたいと思っていた。コーディネイターだから、ナチュラルだか

らという考えはあまりないけれど、時折フレイの言動に傷ついたりしてしまう

事がある。

ナチュラルの少年。十六歳。シンの友達で、カトウゼミで講義を受ける学生の一人。また、ステラやアウルやスティングやサイとも友達であり仲が良く、ミリアリアとは交際していて恋人同士。アウルやスティングやシンとは特に親しく、からかったりいじったりする事はあってもかなり親密。フレイとは一級下だけれど、彼女がミリアリアと仲がいいので顔を合わせる事が多かった。シン同様、最重要機密であるストライクを見てしまった事から、マリューと行動を共にする事になり、彼女達やシン達と共にアークエンジェルに乗り込んだ。ブリッジクルーとして働く傍ら、洗濯や皿洗いなどを買って出ているミリアリアやステラを他の少年少女達と共に手伝っている。コーディネイターだから、ナチュラルだからという考えはあまりなく、フレイやアウルの言動に腹を立てたりする事が多々ある。

ナチュラルの少女。十五歳。ミリアリアの友達で、カトウゼミで講義を受ける学生の一人。シン達とは違い、一級下。サイとは親が決めた婚約者同士だが、お互いに想い合っていてかなり親しい。父親がコーディネイター嫌いという事もあり、その影響でコーディネイターを快く思っておらず、畏怖いふと嫌悪が入り混じったような対応をしてしまう事も。ヘリオポリスが襲撃された際は救命ボートに乗り込んだが、故障により漂流しそうになった所をストライクに乗ったシンに救出された。カガリとは救命ボートの内部で出会い、不安だった所を慰められた事とその優しい人柄から仲良くなる。しかし、ナチュラルだと思い込んでいたので、彼女がコーディネイターだと知った時はショックを受けた。シンの事も感謝はしているし、ミリアリアの友達という事もあって嫌ってはいないけれど、あまり快くは思っていない。シンが助けたルナマリアについては、彼女についてよく知らない事もあり、露骨に嫌っている。たまにカガリやシンの前でコーディネイターを嫌うような発言をしてしまう事もあるが、本人としては全く悪気はない。

ナチュラルの少女。十六歳。シンの友達で、トールとは恋人として交際中。また、ステラ、アウル、スティング、サイとも友達であり仲がいい。一級下ではあるが、フレイとも仲が良くシン達よりは彼女と親密。カトウゼミで講義を受ける学生の一人。ヘリオポリスが襲撃を受けた際は、トール達と共に避難をするもあやうく攻撃に巻き込まれそうになったが、シンの活躍により難を逃れた。その後は、最重要機密であるストライクを見てしまった事で、マリュー達と行動する事を余儀なくされアークエンジェルに共に乗り込む。ブリッジクルーとして働く傍、ステラと共に皿洗いなどの雑務を自ら買って出ている。

ナチュラルの少年。十六歳。ステラ同様元孤児であり、実の両親はすでに亡い。孤児院の先生や孤児達を、ルーシェ夫妻の知り合いのニーダ夫妻に引き取られた後も家族同然に思っている。ナチュラルだからコーディネイターだからという考えはほとんどなく、シンの事を友達だと思っている。しかし、アークエンジェルに乗ってからは、彼の能力と自分の能力を比較し、コンプレックスを抱くようになってしまった。カガリやシンの事も好きなので、そんな自分に嫌悪感を感じる事もあり悩んでいる。ヘリオポリスが襲撃された時は、ミリアリア達と共に避難するもあやうく戦いに巻き込まれそうになったが、シンの活躍により難を逃れた。

ナチュラルの少年。十六歳。ステラ同様孤児であり、実の両親はすでに亡い。孤児院の先生や孤児達を、ルーシェ夫妻の知り合いのオークレー夫妻に引き取られた後も家族同様に思っている。ヘリオポリスが襲撃された時は、アウル達と共に避難するもあやうく戦いに巻き込まれそうになったが、シンの活躍により難を逃れた。ステラやアウルの兄貴分を自他共に認めており、シン達との仲間内でも兄貴分的な役割や、ムードメーカーのような役割を担っている事が多い。シンやトールやミリアリアやサイとはカトウゼミに入学してからの仲になるけれど、友達としてとても仲がいい。

ナチュラルの少年。十六歳。フレイとは親が決めた婚約者同士だが、彼女の事を心から愛していて婚約話を喜んでいる。一人っ子なのだが大人びた部分があり、仲間内ではスティング同様兄貴分の役割を担っている。シンがコーディネイターだという事は知っているけれど、あまりナチュラルだからコーディネ

イターだからという考えはあまりない。

ナチュラルの女性。地球連邦軍の女性士官であり、大尉の階級を持っている。軍人ではあるけれど、非情にはなりきれない部分を持っていて、部下達や身の回りの人からは好かれていた。元々シン達との面識はなかったが、モルゲンレーテでの戦いの際にたまたまシンに出会い助言を受け、なりゆきから一緒にストライクに乗る事になってしまう。少年少女達を優しく見守りながらも、彼女達を生きて家へ帰してあげたいという想いが強い。なりゆきから巻き込んでしまった事を悔やむあまり、本当はしたくはなかった罪もない少女――ルナマリアを人質に取るという手段に出てしまった。なりゆき上からアークエンジェルの艦長になってしまったものの、部下達やシン達を死なせないようにいつも気を張っている。

ナチュラルの青年。地球連合軍の士官で、少尉の階級を持っている。趣味はコーヒーのブレンドであり、誰かに飲んでもらったり自分で飲むのが好き。芳しくない反応を返されたり、飲む事を禁止されたりすると苦い顔になる。マリュー同様、非常になりきれない部分がある軍人であり、人辺りの良さやムードメーカーのような陽気さがウリ。しかし、普段はおちゃらけている事もあるが、目的のためならば時に非常になる時もあり、普段は仲がいいマリューとたまに衝突してしまう事も。少年少女達やレイやシンの事を優しく見守りつつも、ついからかってしまう時がある。なりゆき上からアークエンジェルの艦長になってしまったマリューを、時に厳しく時に優しく副長として補佐している。

ナチュラルの青年。地球連合軍の下士官で、曹長の階級を持っている。トノムラとは行動を共にする事が多い。実はルナマリアのファンであり、彼女の事を何かと気にしているのだけれど立場上口は出せないらしい。トノムラ同様、子供達の事を心配はしているものの、一緒に戦いあったり行動を共にする事で仲間意識を感じている。

  • ジャッキー・トノムラ

ナチュラルの青年。地球連邦軍の下士官で、伍長の階級を持っている。ノイマンとは行動を共にする事が多い。ノイマンと同じく、ルナマリアのファンであり子供達と共にマリュー達とルナマリアの会話をこっそり聞こうとしていた。やっぱり立場上は、彼女の事について口は出せないけれど何かと気にしている。子供達の事は心配しているものの、一緒に戦いあったり行動を共にする事で仲間意識を感じてもいる。

アークエンジェルのメカニックマンの総括的立場の男性。口調は多々荒く、顔立ちもどことなく怖くは見えるが情に熱く優しい部分がある。誤解されやすい局面もあるけれど、実は子供達の事はよく見ておりきつい事を言う事はあっても見守っている。階級は軍曹。

地球連合側の民間人

  • 謎の少女

カトウゼミに、カトウ教授を頼って来ていた少女。シンが名前を聞いていないので、名前はまだ不明。ヘリオポリスの襲撃の際、シンに助けられ一緒に

避難したものの、シンがシェルターを彼女に譲ったため途中で離ればなれになった。モビルスーツをシンと共に目撃した時ショックを受けていたけれど、まだその正体は分かっていない。

ザフト

シンのかつての幼馴染である、ザフトの少年。十六歳。二年前にプラントに行く際にシンと別れたが、戦いの最中に再開した。血のバレンタイン事件で母レノアを亡くしており、シンの事を失いたくないと思う気持ちがある。赤服を着る事が許されるほどの腕前を持つエースパイロットの一人。キラとは三年前に出会った友達であり、他のメンバーよりも付き合いは長かったりする。血のバレンタインの日、彼から双子の妹を紹介されるはずだったが、事件があって会う事は出来なかった。その際に妹の名前を聞いたのだけれど、母を亡くしたショックもあり、アスランは彼女の名前を覚えていない。地球連邦軍からガンダムのうち一機を確保する事をキラと共に成功させるが、ラスティを失った事を悔やむ事になる。報告をした際、ハイネに帰投する事を告げられるが、再び巡り合ったシンの事が気になりヘリオポリスへ戻ってしまう。ようやくシンと対話する事が出来、かつて別れた幼馴染当人だと再確認するも、乱気流に流されてシンをまた見失う事になった。ラウにシンの事を説明し、説得したいと望むも受け入れない時は撃つと誓った。シンを必死に仲間に入れようと説得を繰り返すも、シンは受け入れなかった。帰還信号にもかかわらずストライクを狙うイザークを叱責する。ストライクを鹵獲し、シンを戦艦へと連れて行こうとするが失敗した。ルナマリアが誘拐されたと聞いた時には、一緒に出撃させてくれとヒルダ達に頼んでいた。待機を命じられ、抗議しようとするもヒルダの説得で最終的には受け入れる。待機中、宇宙を漂流してかけていた人物をイージスで保護した。助けた少女をメイリンに託す。ニコルやハイネやメイリンとは同僚であり、仲がいい。また、メイリンは婚約者の妹という立場なので妹のようにも思っている。イザークとは仲が悪い訳ではないけれど、一方的にライバル視されていた。ルナマリアとは婚約者の関係であり、その後見人であるデュ

ランダルとも親しい。さらに、その彼の養女という立場からジョーカーの事も妹のように想っていたりする。未来の義父ともいうべきデュランダルとは良好な関係が築けているものの、実の父であるパトリックとは幾分ぎこちなくな

っていた。機体はイージスで、ハロやトリィを作ったのも彼である。

アスランの同僚のザフトの少年。十六歳。血のバレンタイン事件で双子の妹を亡くしており、それ以来ナチュラルをひどく憎んでいる。元々はナチュラルもコーディネイターも関係なく接する優しく穏やかな少年だったものの、今はナチュラルにだけは冷酷な顔を見せる事も。赤服を着る事が許されるほどの腕前を持つエースパイロットの一人。何故かストライクのパイロットに相対すると、倒したいという闘士が湧き上がるが、本人にはその理由はまだ分かって

いない。アスランとは三年前に出会った友達であり、ニコル達より付き合いが長かったりする。血のバレンタインの日、アスランに妹を紹介するはずだったが、事件がありその機会は結局なくなってしまった。アスランと共にガンダムのうち一機を確保する事を成功させるが、ラスティを失った事を悔やむ事になる。一度はハイネの指示に従って離脱したが、機体を旋回したアスランを追ってもう一度戻ってしまう。ストライクに撃墜されかけたハイネを救い、離脱するように告げた。その後はアスランに懇願され、再び艦に戻る決断をする。出撃した際はアークエンジェルを落とそうとしたが、なかなか落とせなかった。ハイネの指示に従って落とそうとするも、ストライクの姿を見て転身し、落とされかかっていたイザークを救う。ストライクと戦った際には相手が強い事を感じ取っていた。鍔迫り合いに打ち勝ち、ストライクを落とそうとしたが、帰還信号を見て我に返る。アルテミスではニコルやイザークと共に基地に攻撃して破壊した。デュランダルの呼び出しにイザークと共に出向き、データを彼に渡す。その後、チェス勝負をして敗北するが、その事でデュランダルに尊敬の念を抱いた。イザークやメイリンやニコルとは同僚であり、仲がいい。ジョーカーとは同僚ではないけれど、友達のように思っていて彼女に対しても優しくしている。搭乗機体はインパルス

アスランの同僚のザフトの少年。十六歳。キラほどナチュラルを憎んでいるという訳ではないが、どこか見下す発言が目立つ。赤服を着る事が許されるほどの腕前を持つエースパイロットの一人。ストライクのパイロットには度々苦戦させられており、あんまりいい感情を抱いていなかったりする。キラやハイネやメイリンとは同僚で、たまに喧嘩をしつつも仲がいいが、アスランの事は一方的にライバル視している。ニコルの事は本当は大事な仲間だと思っているものの、素直になれていない。ジョーカーの事は嫌いではないものの、どこか薄気味悪いと思っていてラウに構われている事もあってかきつく当たっていた。アスランを押しのけるようにしてストライクに攻撃を仕掛けるが、落とされかかってキラのインパルスに助けられる。帰還信号を見たにもかかわらず、ストライクに襲い掛かってアスランに叱責される。作戦後、アスランが邪魔した事に怒りを見せ、胸倉を掴みあげて怒鳴った。アルテミスではキラやニコルと共に基地へと攻撃して破壊した。デュランダルの呼び出しに、キラと共に出向きデータを彼に渡す。搭乗機体はデュエル。

アスランの同僚のザフトの少年。十五歳。ナチュラルだからコーディネイターだからという考えはあんまりなく、いつの日にか分かりあえる日が来ると思っている。ピアノを弾く事が大好きで、いつか発表会を開く事が出来るといいと思っていたり。アスランやキラやメイリンとは同僚でとても仲が良く、イザークには多少馬鹿にされるような発言をされる事もあるけれどニコル自身は彼の事を嫌っている訳ではない。ジョーカーの事は大切な友達だと思っている。出撃した際は、なかなか落ちないアークエンジェルに対策を取るためにハイネに指示を仰いだ。作戦後、アスランを責めたイザークを一歩も引かず止めた。アルテミスではブリッツの機能を利用してアルテミスの傘を無効化させる。搭乗機体はブリッツ

アスランの同僚のザフトの少年。ニコル同様、あんまりナチュラルだからコーディネイターだからという考え方はあんまりない。優しい性格で、いつでも仲間達を気遣っている。誰とでも仲良く出来る気さくさがウリで、亡くなったラスティ、イザーク、キラ、アスラン、メイリンと仲がいい。また、ジョーカーの事は妹のように可愛がっていたりする。キラとアスランが機体を確保したと報告した際、ラスティの死を知ってその死を悔やんだ。ジンでストライクに挑みかかるも、落とされかかってしまいキラのインパルスに助けられて離脱する。出撃した際は、ニコルに指示を頼まれて冷静な判断を下しアークエンジェルに打撃を与えた。アルテミスではストライクに攻撃を仕掛け、撃墜しかかるという功績を得る。が、アークエンジェルを前に撤退をよぎなくされた。ストライクに痛手を与えたという功績が湛えられ、フェイス徽章とザクファントムが与えられる。

アスラン達の上官にあたる、ザフトの司令官。仮面をつけている事もあってか、どことなく表情が見えにくく謎の人物のように思われている。地球連合軍所属の少年士官、レイとは浅からぬ因縁があるようだが詳細は誰にも分かっていない。冷たい雰囲気があるが、ジョーカーの事は可愛がっているのかどことなく優しくしていたり。デュランダルからは親しく声をかけられたりするが、彼自身はそっけなく接する。ガンダムの捕獲をアスラン達に銘じる。自身の機体シグーで出撃して因縁の少年、レイと戦った。戦いの際にストライクを発見し攻撃を仕掛けるも、右腕を失い帰還する羽目に陥る。血のバレンタインと比べられるような参事を引き起こしたと知っても、表情は変わらず冷静な顔をしていた。足つきの囮を見抜き、アルテミスへと航路を取る事を指示した。レイの策略に一早く気づくが、間に合わずに彼への憎悪と憤怒を示した。その巧みな指示により打撃を与える事に成功するものの、アークエンジェルの反撃で戦闘能力を奪われ、撤退をよぎなくされる。作戦行動中の戦艦に私用の通信をしたと、ジョーカーを責めるような発言をするアデスに彼女をかばうような発言をした。ハイネを一時的にリーダーに命じ、第八艦隊の見張りやデュランダルの呼び出し、アークエンジェルの追撃などの的確なメンバー割りを行う。

  • フレドリック・アデス

アスラン達の上官にあたる、ラウの副官。自分にも他人にも厳しいタイプで、仕事にはかなり真面目。一見厳めしい性格に見えるけれど、実は部下想いで優しい部分もある。血のバレンタインと比べられるような大参事を引き起こした事を知り、言葉をなくしていた。その際にラウが冷静な事に恐ろしいという気持ちを抱いた。ジョーカーが作戦行動中の戦艦に私用の通信をした事を咎める。が、ラウが彼女をかばう発言をした事で驚いてしまう羽目になった。

アスラン達の同僚のザフトの少女。プラントの歌姫ルナマリアの実妹であり、姉を誇りに思いつつもコンプレックスを抱いてしまう事も。姉と共にデュランダルの養女となっており、同じ立場であるジョーカーと仲がいい。アスランやキラやイザークやニコルやハイネとは同僚で

あり、またアスランとはルナマリアの婚約者という事もあって兄のように思っている。イザークとは以前は仲が良かったが、ジョーカーの事を彼がけなすような発言をしたのが原因で些細な事で喧嘩ケンカし合う仲になった。しかし、メイリンは彼の事を嫌っている訳ではない。任務中にラスティが死んだ事を悲しみ、誰も部屋に入れずに閉じこもっていたが、ジョーカーの事は受け入れて彼女に慰められた。その後、一緒にお茶会を楽しんでいる。ラスティの事をまだ乗り越えた訳ではないが、再び出撃した際はオペレーター席に座っていた。しかし、作戦後ハイネにラスティの事をもういいのかと聞かれた時は、いつまでも悲しんでいられない、自分もザフトだからと言い切った。ルナマリアが誘拐されたと聞いてかなりのショックを受けていた。アスランに姉の事を託す。アスランに頼まれ、彼が助けた少女を介抱した。が、目覚めた少女が急に銃を奪い脅して来たので怯えて動けなくなる。ブリッジクルーであり、オペレーターを務めている。

黒い三連星のリーダー的な存在の女性。ルナマリアの事を誰よりも大事に想い、慕っている。口は悪いけれど実は優しくて、ルナマリアにとっては姉の

ような存在であったりする。以前はマーズ、ヘルベルトと共に金をもらって戦う傭兵団のメンバーだったが、とある仕事の帰りによからぬ輩に取り囲まれたルナマリアを救った事がきっかけで彼女の護衛となった。ルナマリアの軍人慰問コンサートの後に、地球連合軍の軍艦とのトラブルに巻き込まれる。歌姫を守るために戦おうとするも、当の本人に戦いは駄目だとたしなめられて従った。しかし、軍艦が攻撃を仕掛けて来たので出撃せざを得なくなる。ジェットストリーム・アタックで敵を翻弄した。その後は救援に来たストライクとメビウスゼロと戦う羽目になる。ヴェサリウスに停泊し、補給を受けた後ゼルマンとアスランの意向に従いアスランを伴って再び出撃した。ルナマリアは地球連合軍に誘拐されたと考えており、彼女を救い出したいと思っている。その際、アスランには待機を命じていた。ハンドグレネードでストライクの視界を奪い、マーズ達に囲ませる。マーズ達と共にアークエンジェルに突入し、ルナマリアを返すようにと迫った。その際、ルナマリアを人質にしようとした士官に怒りを抱く。が、当のルナマリア本人に退くようにと言われ撤退するしかなくなった。

プラントの民間人

プラントの歌姫。おっとりした雰囲気の少女で、国民に愛されている。しかし、全世界に歌を配信しているので、プラント以外でも彼女の事を知っている者は多く、ファンも多い。アスランの婚約者であり、彼との仲は親密でその事はプラント中に知れ渡っている。メイリンの実の姉で彼女の事を深く愛している。デュランダルの養女であり、ジョーカーの事はもう一人の妹のように思っていたりする。軍人慰問コンサートを開いてかなりの兵士達の心を癒し

た。だが、民間船〝スピカ〝での航行中に地球連合軍の軍艦オルティギュアとの衝突で危機に陥ってしまう。戦おうとしたヒルダを諌め、船長の言う事に従うようにと命じていた。ランチで脱出させられたけれど、漂流しそうになりストライクに救助される。食堂に出向いてフレイと握手をしようとするも、激しく拒絶されてしまった。案内された部屋へと送ってくれたシンと心を通わせる。ステラやカガリとも仲良くなった。シン達を慰めるために歌を歌うも、カガリの事が心配だったフレイに怒鳴られる。しかし、気にした様子はなかった。

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  • ガンダムSEED ~紅き少年はその手に剣を持つ~

    第一話「炎とガンダムと少年達の再会」

    「――シン?」 「……アスラン?」  平和な日常を生きてきたシン=アスカの日常は壊された。 友との出会いで新たな戦いが始まる――。  というお話です。初のガンダム小説です。 いろいろなキャラのポジション変更があったり、 イフがちりばめられていたりと原作やアニメとは 若干違う部分もあります。  同じ部分もありますが。 ラスティファン、ミゲルファン、カズイファンの方は 本当にすみませんでした。  次回はフレイやカガリやナタルさんを出すと思います。
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紅き少年はその手に剣を持つ
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