概要
『クトゥルフ神話』そのものは、該当記事を参考にされたい。
その話に登場する架空の神々・生物たちは見ただけで発狂するような恐ろしい存在かつ外見をしている…のだが、それを萌え化・擬人化することで可愛らしく描いた絵にこのタグが使用される。
実を言うと、クトゥルフ神話黎明期の代から兆候はあったらしい。
クトゥルフ神話の体系化に関わった一人“デイヴィット・H・ケラー”の著書『最終戦争』が、旧支配者を萌え要素として捉えた最初の著書と定義されている。
つまり本家の病気が日本人に見つかった結果である。
どういうことなの……
萌えのタイプ
人間女性(たまにショタ)をベースとして、クトゥルフの人外的エッセンスを加えたもの。
または、可愛らしくデフォルメされたもの。
外見は人からかけ離れたままに、人格が可愛らしいもの。
そしてそれらを複合したもの。
版権モノ
※詳細はそれぞれの概要を参照されたい。
- 邪神伝説シリーズ
日本におけるクトゥルフものの漫画では初期の作品。
一応内容は真っ当なホラー漫画。
"這いよる混沌"ことニャルラトホテプの擬人化キャラクターが登場する漫画およびアニメである。
他にもクトゥルフ系キャラクターの擬人化が登場しているため、萌えクトゥルフそのものがテーマともいえる。
巨大ロボットや変身ヒーローが戦うヒロイックサーガであり、クトゥルフ要素を多分に盛り込まれたキャラや設定が数多く登場する。
世界背景にクトゥルフ神話を持ち込んでいるADVゲーム(R-18)
見ただけで発狂する怪物が登場するが、人格は可愛らしい女性ヒロインそのもの。
クトゥルフ関連の擬人化キャラクターが数多く登場する漫画。
世界観シナリオにもクトゥルフ神話ががっつり組み込まれている。
幼少時に両親を亡くし、母方の従兄弟に引き取られた少年がシュブ=ニグラスの異名を名乗るお姉さんと出会い、家族として暮らす話。所謂おねショタ系漫画。
当初は18禁同人誌での展開だったが、後にリライトされた全年齢版が雑誌連載された。
ラブクラフト本人が美少女化して登場する。ラヴクラフト最大の誤算の中でも最大級のものかもしれない。
クトゥルフの表記ゆれをタイトルとしたアダルトゲーム。
邪神復活をかけ8組の"触手姫"と呼ばれる女性達が相棒"触手"とともに戦う伝奇バトルで、設定・絵面ともにハードなR-18G描写がてんこ盛り。
クトゥルフもの要素が強いアダルトゲーム。
クトゥルフ要素を取り入れた同人作品。内容や狂気度は、上記の通り物によって異なる。
代表としては2ちゃんねるのスレから始まった、美女や美少女と化した邪神達と主人公のひでぼんこと赤松英とのエロエロな日々を描く18禁小説「ひでぼんの書」等。
ただし同人であるため、クトゥルフ作品の資料集からは徹底的に無視されている。
クトゥルフネタの4コマ漫画。萌えと言うよりギャグ要素が強いけど。
個人・グループ
設定、外見、使用技、ステージ、専用BGMに至るまで隈なくクトゥルフネタで埋め尽くされており、擬人化やパロディの域を超えて原典のイメージまで侵食しつつある問題児。
「Fate/GrandOrder」の2017年11月末より登場するようになった異質なサーヴァント達で、クトゥルフ神話の存在と融合してしまった歴史上の人物。
またそれ以前の作品でも、片鱗を覗かせる人物は数名登場していたりする。
「巡音ルカ」の派生キャラクターだが、そのタコ型の姿からクトゥルフ神話になぞらえられる事がある。たこルカをクトゥルフ的に扱っているのか、もしくは扱っていないのかは作者それぞれで異なるため注意を要する。似た理由でイカ娘も同様。