プロフィール
学年 | 2年生(2年A組) |
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部活 | 風紀委員会(委員長) |
誕生日 | 不明だがおそらく4月3日~10月11日の間(理由は後述) |
人物
本作の主人公(プレイキャラクター)。逢生学園の2年A組在籍で、クラスメイトには幼馴染の相川小春のほか、中村栞、コニー・マイヤーズらがいる。1年生の頃は五十嵐雫と神谷実子も同じクラスだった。牧野香織はクラス担任かつ風紀委員会顧問である。
まだ2年生だが、ゲームの冒頭で風紀委員会が放課後戦争によってカラオケ部に部屋を奪われ、自身と小春、香織を残してほぼ壊滅したことから委員長を任せられることになり、ここから風紀委員会の立て直し、さらには協力者を集めて戦力を整え、最大勢力のソフトボール部を打倒して逢生学園に平安をもたらす……というのがメインストーリーの大まかな流れとなる。
逢生学園が元女子校で、現在も女子生徒が多数を占めることから、「女性は殴らない」という信念、さらにそもそも学園内での男子の立場が弱いこともあって戦闘には参加せず、後方からの戦闘指揮を担当している。その的確な指示はヒロイン達からも信頼されているが、その一方で女性どころか人間ですらないイベントシナリオでのアクマ退治にも参加しないことについてユーザーから突っ込まれることもある。
とはいえ、たまに単身でピンチに陥った場合はほとんど使い物にならない描写がされることが多く、2021年花見イベでは姫子に「少しは自分を鍛えなさいよ」と指摘されているが、それに対して主人公は地の文で「少しは強くなりたいと思っているけど、残念ながら才能がないらしい」とのこと。
しかしその一方で、個別ルートにおける技術習得力は目を見張るものがある。みやびのキャラストでは彼女の戦闘術である演武を彼女に弟子入りする形で習った上で相応に評価されていたり、カードシナリオのSSR【ラクロスの達人】栞では栞からラクロスを教えてもらう中で(妙な方向性で)途轍もない冴えと技術による「ある技」を意図的に成功させてみたりと、やる気さえ出して自身に合った戦闘術を磨ければ決して素養がないわけでもない模様。あくまでヒロイン達に混ざって前線に立つよりもサポートに徹して彼女らを手助けすることに徹する方が向いているということなのだろう。
ちなみに誕生日については正確な日付はおろか時期すらも不明であるが、まず4月2日生まれの小春の誕生日ボイスの内容から、少なくとも彼女よりも遅い4月3日以降であることは間違いない。それ以上の判断材料はしばらくの間まったくなかったが、2023年1月開催のイベント【いきなり姉妹!? 委員長とおしかけ四姉妹の家族生活】において、同学年で10月12日生まれの遠野真矢よりも誕生日が早い(2人が兄弟姉妹関係になった場合に拓斗が兄となる)ことが示唆されたため、現状の描写を見る限りでは4月3日~10月11日の間と思われる。
性格
基本的にはギャルゲーの主人公らしく真面目さと不真面目さを使い分け、時々熱血っぽい一面を見せるが、基本的には間違いなく善人。ただし相応にスケベで八方美人(というか女たらし)な面もある。
感性が常人と若干ずれている様子で、高梨心愛ルートではそれが良い意味で作用している(多くの人が気味悪がってきて彼女のトラウマとなっている心愛の能力を知った際に、気味悪がるどころか素直に「すごい」と感心したことで彼女の警戒心を解いた)。
情に脆い一面もあり、中村栞の存在感の薄さ故の不遇な境遇や、森崎みやびの演武の師匠との思い出話、犬塚咲希の父親の話(これは咲希の母親のホラ話だったが)を知った際には強く同情したり親身になって励ますなど、良い意味で感受性が豊かな所もある。
スケベさに関してはある意味筋金入りで、そもそも風紀委員会に入った理由自体が、風紀委員会の仕事の一つである「朝の服装チェック」において女子生徒のスカート丈の長さを測るためという大分邪な野望を叶えることが目的である。この野望については一部のキャラストやカードシナリオでは実際に叶っていることもある。
女たらしな部分については、あるキャラにネットを通じて露骨に批判されている。またこれが災いしてか、イベントストーリーで主役を務めている彼には固定の恋人がいないことが2021年5月開催のイベント【恋人は誰だ!? 交錯の世界線・ある意味最も残念な委員長】で明かされている。一方、各ヒロインと結ばれた後を描いているカードシナリオ(各キャラスト)においては一貫して恋人に一途となっており、さらに前述のイベントストーリーの設定で、イベストの彼とキャラストの彼は明確に別人であり、各ヒロインと結ばれた世界線が作中世界においてはただのifルートや空想、夢の類ではなく、それぞれが確固たる世界として既に確立していることが明かされた。
ちなみに別の世界線では既にヒロインと結ばれて恋仲になっている自分がいることを知り、上述のイベストにおいて彼は大いに嘆いていた。
本作の登場人物の中でもキャラスト(脚本)ごとで性格や精神年齢などの人物像のブレが特に大きいキャラクターであり、話によってはまるで別人のようにしか思えなくなるほどに印象が変わる。例えば中村栞や森崎みやび、高梨心愛などのキャラストにおいては基本的に真面目で、空回りすることはありつつも常に惚れた相手を一番に思いやって行動できる好人物として描かれており、これに類するパターンが多いためこれが基本の性格と思われる。しかし相川千秋ルートではヘタレさが強調されていたり、五十嵐雫や緑川ひかりルートでは「好きな女の子をからかって楽しむ」という悪ガキめいたキャラ付けになっているなど、彼のキャラクター性は攻略対象のヒロインによって千差万別となっている。
また、イベントストーリーの彼もそのキャラクター描写は回ごとで差異がある。特に(悪い意味で)有名な例では、2018年3月開催の【逆襲のMM団! ホワイトデーの挑戦者達】において、完全に彼自身の保身のためだけにヒロイン達に対して手酷い裏切りをしたことで皆から総スカンと大きな失望の念を向けられてしまい、その後は謝罪と禊ぎに奔走することになった上に、後にも度々この出来事を作中で引き合いに出されて毒吐かれるなど、根深い汚点として残ってしまった。
容姿
黒髪の男子生徒。SD化したキャラがメインストーリーやイベントマップのシナリオ選択画面に出てくるが、なぜかジト目をしている。基本的にリアル頭身で描かれるカード絵では(ギャルゲー主人公らしく)目元が髪で隠れるが、「SR【怪談大会】シロ」で初めて明確に顔の全貌が描かれた。これによれば、目元は丸みはありつつも逆三角形に近いツリ目で、青い瞳をしている。
素顔についてはその後、2022年5月6日実装の「SSR【女賢者】雫」のHシーンで久しぶりに描かれている。こちらでは(絵師の違いによる細かい雰囲気の差異はあれど)基本的なデザインは共通しているが、1つだけ瞳の色が茶色になっているという明確な相違点がある。上記の「主人公はヒロイン(世界)ごとで明確に別人」ということを表しているのだろうか。
「SSR【3周年!】栞」のシナリオによれば、栞から見ると「格好いい」らしいが、当人はあまり自分の容姿に自信がない模様。もっとも、栞に対しても同様のやり取りを返しているため、ここだけの演出という可能性もあるが。
またかなりの女顔であるらしく、姫子のキャラストでは女装させられ、2021年2月のイベント【美少女委員長現る!? 新米アイドルのバレンタイン大作戦】では女体化までさせられてしまい、周囲からは美少女として絶賛されていた。その際には部外者で彼の正体に気付く者が1人もいないため、女装や女体化の際には元の容姿の印象が一切なくなってしまう模様。
性癖
上記の野望の通りデフォルト設定としてかなりスケベな人物であるが、女性や性癖の好みについては話によって安定しない。メタ的な話をすれば本作はメインヒロインがリリース当初で26人、2023年1月現在では41人(投票特典による現状一回限りの実装ながらSSRで出た狐久保魔子も一応含める。なお似た立場のキャラにビッグ・Mもいるがこちらは流石に除外)、さらにゲストからメインヒロインへの昇格が内定しているキャラが2人、その他単発出演のゲストヒロインも多数という、かなり大所帯なゲームであるため、相手のヒロインによって好みがその都度別個に描かれている。巨乳に興奮することもあればスレンダーな体型に魅力を感じたり、Sの立場になることもあればM役に回ることもあり、結構アブノーマルな領域に踏み込んでいるシーンも少なくない。
アブノーマル的な分野では聖水フェチの気があることが度々描かれており、SSR【おもらしずく】雫、SSR【ヤマノ休め】栞、SSR【おしっこはる】小春、SSR【学園祭19】心愛、SSR【学園の怪談】茉奈佳、SSR【八十八夜】すみれなど、恋人のおもらしやおしっこ我慢、おちびり、放尿に対して明確に興奮する場面がある話がかなり多くのヒロインで描かれている。
SSR【ジップライン】翡翠に至っては、翡翠が全年齢対応シナリオ部分の会話において主人公が失禁フェチであることを推測しており、18禁部分(Hシーン)においてそれがある意味的中していたことを証明している。
姫子とは性癖の好みが似通っており、特に姫子ルートにおいては上記のスカートの丈測定の野望に対するロマンを理解し合って一緒に実行したり、好みの性癖について2人で熱く語り合うなどかなり趣味が合うことが判明し、それが彼女と親しくなるきっかけとなった。聖水ネタに関してもSSR【発情ウイルス】やSR【花見21】で描かれており、これも2人に共通する性癖の1つであることが明言された。