天元「こっからはド派手に行くぜ」
概要
鬼殺隊が人食い鬼と戦う為に編み出した、一度に大量の酸素を血中に取り込む事で瞬間的に身体能力を大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す"全集中の呼吸"の一種である。呼吸は師である育手もしくは剣士自身の我流により、様々な種類が存在する。
音の呼吸は雷の呼吸から派生した呼吸であり、音柱である宇髄天元が独自に編み出して使用しているものである。最大の特徴は使用する日輪刀とそれに施された仕掛け。
獣の呼吸と同じく二刀流なのだが、その大きさが桁違いであり、人間の身の丈程もある。鎬もそれに比例して幅広く、まるで出刃包丁をそのまま巨大化させたかのよう(二刀流というより双剣といった方がイメージは近いかもしれない)。また、柄尻を鎖で繋ぐ事と、刃の先端を指で摘まむだけで刃を振るって斬撃を放てる宇髄の脅威的な握力によって、その大きさからは想像も出来ない程の連撃を放つ事が出来る。
日輪刀に施された仕掛けとは即ち爆薬。
鬼の身体にダメージを与える事が出来る程の威力を持った、自前の爆薬丸を刃に仕込む事で攻撃力を底上げしており、さらにその爆風で敵の攻撃の威力を減衰させる。
この爆発によって戦闘中には凄まじい音が鳴り響き、それが「音の呼吸」の名前の由来ともなっている。
体術と剣術を組み合わせた技が多く、走力・跳躍力といった能力が重要となる為に、基礎体力を向上させる訓練が不可欠である(事実使い手の宇髄は柱最速の俊足であり、柱稽古では基礎体力向上を担当した)。また爆発を伴う広範囲に渡る技である為に、その非常に派手な技の見た目とは裏腹に、周囲の状況を把握する観察眼と、自身の刀を破損させないだけの精密な技巧も要求される。
対応する日輪刀の色は橙色。使い手が柱に就任した場合の肩書は「音柱」。エフェクトは轟音を伴う爆撃だが、先述の通り他の呼吸のエフェクトとは異なり実際に発生している。
型一覧
- 壱ノ型 轟(とどろき)
二刀を頭上から渾身の力で振り下ろし、地面に叩きつけると同時に爆発させる。地面に大穴を開ける程の破壊力を持つ。
- 肆ノ型 響斬無間(きょうざんむけん)
鎖を使って二刀をヌンチャクの様に振り回し、前方に壁の如く斬撃と爆発による空間を発生させる攻防一体の技。
- 伍ノ型 鳴弦奏々(めいげんそうそう)
相手に向かって突進しながら鎖を使って二刀を高速で旋回させ、流れる様に連続で斬撃と爆発を浴びせる。無数に発生する爆発音で周囲は非常に騒がしくなる。
使用者
源流
雷の呼吸
余談
『公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐』の斬られ心地取材では、音の呼吸は「斬られた断面がなんか凄い綺麗だった」「ゴツいのに静かで地味な足運びでさ」「それはもうしずか」「忍者ってホントにいたんだなって」「動きの全てに細かな技巧があるなああ」だそう。
なお、最後に答えた相手は本編では最終的にヒノカミ神楽を修得した主人公によって頸を斬られているが恐らく忍者の存在を疑っていた妹に融合していた状態で彼女が最初に頸を斬られた事から斬られ心地を共有していたものと思われる。
関連タグ
関連・類似項目
音羽>こちらの場合特殊だが48(フォーエイト)
の音羽が言った音の呼吸が関係しているために
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