風雲(駆逐艦)

かざぐも

夕雲型駆逐艦の3番艦。

夕雲型駆逐艦の3番艦。

Wikipedia：風雲 (駆逐艦)、

艦これ攻略Wiki：風雲参照

艦暦

1940年 12月23日起工

1941年 9月26日進水 12月8日、太平洋戦争開戦

1942年 3月28日竣工。横須賀鎮守府籍となる。第10駆逐隊(夕雲、巻雲)に編入 4月15日、秋雲が第10駆逐隊に編入 12月14日、海面防備部隊に編入 4月18日、ドーリットル空襲。「前進部隊本隊」を編制して出撃するが、会敵せず作戦中止 6月5日、ミッドウェー海戦では飛龍乗組員の救助にあたる 8月16日、ソロモン諸島に急行した 8月24日、第二次ソロモン海戦で空母の直衛を務める 10月26日、南太平洋海戦では前衛部隊に配置 11月3日、外南洋部隊に加勢 11月10日、ガダルカナル島への鼠輸送 11月12日、第三次ソロモン海戦でヘンダーソン飛行場を夜間砲撃 12月14日、ブナへの陸兵輸送作戦に成功 12月18日、ウェワクへの揚陸作戦に成功

1943年 2月1日、ガダルカナル島からの撤退(ケ号作戦)第一次作戦に参加 2月4日、第二次ケ号作戦に参加 2月7日、第三次ケ号作戦に参加 4月3日、ショートランド泊地で触雷して損傷 4月28日、横須賀に帰投 6月13日、幌筵島に到着し第一水雷戦隊に加勢 7月7日、キスカ島からの撤退(ケ号作戦)第一次作戦に参加。突入をあきらめ15日に帰投 7月22日、第二次ケ号作戦に参加。29日に作戦成功。帰投 8月3日、機動部隊に復帰。南方へ向かう 9月28日、コロンバンガラ島からの撤退(セ号作戦)第一次作戦に参加 10月2日、コロンバンガラ島からの撤退(セ号作戦)第二次作戦に参加 10月6日、ベララベラ島からの撤退作戦中に敵駆逐部隊と戦闘となる(第二次ベララベラ海戦)。沈没した夕雲の乗組員を救助 10月31日、朝雲が第10駆逐隊に編入 12月12日、トラック泊地から翔鶴、大和を護衛して横須賀へ向かう 12月17日、横須賀に帰投。修理、機銃増設、電探装備工事

1944年 3月7日、瀬戸内海から瑞鶴、最上、金剛、榛名を護衛してリンガ泊地へ向かう 4月1日、輸送のため昭南(シンガポール)からダバオに向かうが、途中で任務中止となり昭南に引き返す。別件で再度ダバオに向かった秋雲は、4月11日に米潜水艦レッドフィンの攻撃で沈没 5月12日、タウイタウイ泊地に進出 5月30日、渾部隊に編入され、タウイタウイ泊地からダバオへ移動 6月7日、ダバオを出撃しビアク島へ向かう(第三次渾作戦)。ダバオ湾口で哨戒していた米潜水艦ヘイクは、第5戦隊(妙高、羽黒)と第10駆逐隊(風雲、朝雲)をレーダーに捕捉、6本発射した魚雷の内2本が風雲に命中、轟沈した。響、秋霜、朝雲が風雲の乗組員救助にあたる 7月10日、除籍

諸元

全長	119.3m
全幅	10.8m
排水量	基準：2077t　公試：2520t
機関出力	5万2000馬力
速力	35.0ノット
航続距離	5000マイル/18ノット
乗員	225名
兵装	50口径12.7cm連装砲塔×3基　25mm連装機銃×2基　61cm四連装魚雷発射管×2基　両舷用爆雷投射機×1基　手動式爆雷投下台×4基　水圧式爆雷投下台×2基

Wikipedia：風雲 (駆逐艦)、

艦これ攻略Wiki：風雲参照

駆逐艦風雲をモチーフにした艦隊これくしょんのキャラクター

→ 風雲(艦隊これくしょん)を参照。

登場作品

• 『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』（1960年東宝・松林宗恵監督）

空母飛龍から脱出した乗組員および航空機搭乗員を救助する駆逐艦として登場。撮影にはあやなみ型護衛艦「うらなみ」が使用された。

史実ではキスカ島撤退作戦にも参加しているが、『太平洋奇跡の作戦キスカ』には登場していない。

関連項目

日本海軍　駆逐艦　夕雲型駆逐艦