鬼城御伽
おにじろおとぎ
4コマ漫画「学び生きるは夫婦のつとめ」の主人公で、学生結婚したヒロイン・ポーニャ(妻の愛称で、名前はポリーナ)の夫。
東京帝都大付属高校に通う3年生。
愛称はオトで、番長と呼ばれることもある。
広島男児で現在も広島弁を使う(理由は標準語の使い分けを好まないから)。
妻の事が色々気になるなど苦労人(詳細は後述)。
本作のツッコミ担当で、ママっ子。
来歴
出身は広島。
- 6才の時に東京に引っ越し幼なじみの龍々と撫子と知り合った。
- 10才(ツイ4版の49話では何故か5歳だが、単行本では10才に修正された)の時に引っ越しの為渡米し、後の妻であるポーニャ(妻の愛称で、名前はポリーナ)と知り合った。
- 11才の時に帰国し、再び東京へ戻ってきた。
後にポーニャと結ばれ学生夫婦となる(作中の設定では、男女は18歳以上から結婚出来る)。婚姻後は来日した妻と同じ高校に通って学生生活を送っている。
10才で知り合いのいない海外生活は寂しいのでは?と、幼少期のマブダチは心配していた。だが、近況報告で送られてきた写真の中で、ポーニャと一緒に写っているものはどれも笑顔だった。いつも側にいる彼女の存在が支えになっていたのではと、マブダチは感じ取っている。
性格
昔は硬派だったらしいが、現在の性格は優男気味。教室で妻の事に対して赤面した際は、周囲の人達は「昔の硬派が見る影もない!!」と驚いていた。
生真面目な性格かと思いきや、食後の洗い物が嫌とだらけたい一面もある。
ユーモアがあり、自分の弟にマブダチを「見た目はダガーナイフじゃが中身はバターナイフ」と、洒落た紹介をしていた。
潔い面?があり、自分が原因で妻と親友が勝負してしまった時は、最後に自分の非を認め土下座して謝った。
幼なじみ
龍々龍々(たつた りゅうじ)と火之星撫子(ひのぼし なでしこ)は幼なじみで、御伽が6才の時に東京へ引っ越した時のご近所さん。
子どもの頃は三人でよく遊んだ中で、”おんでこ町のタスマニアデビル”と可愛がられたらしい。当時はジャングルジムで”ジャングルデスマッチ”(※)をしたり、遠出したりしていた。
※これが原因で龍々の左目に傷が残るほどのケガを負ってしまった。良い子は真似しちゃダメ!
学生生活
幼なじみや同級生達の様子から交友関係は良好。空き時間の教室では読書する場面が多い。
御伽とポーニャ(妻の愛称で、名前はポリーナ)は同じクラスだが、本当は夫婦別々のクラスにして欲しかった。
学生の本分は勉強であり夫婦が同じクラスだと妻の事が気になって勉学に身が入らないという理由と、まだ妻が日本に不慣れな所やその性格から、いつヘマこくかに気が気でないから。
学生夫婦
そんなわけで夫婦そろって高校デビューの鬼城一家じゃ!!
ポーニャ(妻の愛称で、名前はポリーナ)と学生結婚した事は、とある理由で復学した初日にクラスメイトに打ち明けている。当初、婚姻していた事に対して同級生達は軽蔑からのお祝いをして歓迎されており、担任の先生含め二人の関係を祝福している。因みに(御伽の想定外な)結婚してましたの暴露時、一人の女子生徒は白目をむいていた…。
そんな夫婦の馴れ初めは、お互いアメリカにいた頃の子ども時代に遡る。初めての海外で緊張気味だった御伽は、付添人の紹介でポーニャと初対面した。この時少しだけ?日本語が話せたポーニャに、色々突然な事で当時の夫はびびったらしい。
皆が気になる高校生の新婚夫婦。当然この事は学校内の有名所。成り行きで暴露?した時、夫・御伽は「いじって良いのはわしだけじゃ!!(妻の)ポーニャをからかう奴は許さん!!」と男気を見せていた。
これは幼なじみでも変わらない一線で、妻に無礼な態度を取った際は凄みの姿勢を見せた。
学校内ではー
鬼岩島黄太・・・広島弁を使こうとるみたいじゃけぇんど、おじいちゃん言葉なんじゃと。
・・・。
実は数か月前、御伽は大病を患い高校を休学。入院生活で闘病中の彼を見舞いに来たのが、ポーニャ(妻の愛称で、名前はポリーナ)だった。
彼は幸いにも一命をとりとめ退院。再発の可能性が残る中で復学したのである。
病み上がりのクラスメイトに同級生達は気にも留めず、学生夫婦になっていた事もあってか遠慮なくいじっていた。そんな様子に御伽はあいつらなりの気遣いと受け取っている。
ポーニャは御伽の病状も承知した上で学生結婚の申し出を受けてくれたのである。
毎日後悔しないように生きようヨ
そうしてー
御伽はポーニャと暮らしていく中で、"恋人"だった彼女がだんだんと、"妻"という存在になっていく事を実感していく。それは家族の一員であり、また自分の一部にもなるからこそ、ついつい甘えてしまうのかもしれんとも感じている。
ある時、妻の為に銀の包みを渡して彼女を困らせた後、一輪の包みを渡して彼女を喜ばせるプチサプライズをした。夫として未熟者と自覚しながらも、妻の為にとびきりにあほで幸せな夫婦になれるよう努めている模様。