DRAGONFORCE
1
どらごんふぉーす
ドラゴンフォースとはセガサターンで発売されたゲーム。もしくはイギリスを拠点とするバンド。
1999年より活動開始。もともとは「DragonHeart」という名前だったが、同名のバンドおよび映画があったため、2001年に現在の「DragonForce」に改名した。
超高速のリズムと、メロディアスな楽曲が特徴。楽曲の大半はギターのサム・トットマンと旧キーボードのヴァジーム・プルジャーノフが制作しているが、両名とも早くて荒々しいというだけではなく、クラシックやゲーム音楽に影響を受けた技巧派かつ親しみやすい曲作りを志向している。
長いギターソロや繰り返される転調なども特徴で、似た楽曲が多いと評価されることもあるが、サム、そしてもうひとりのバンドの中心メンバーであるハーマンも「自分たちにしかない特徴的なサウンド」として、あえて大きく方向性を変えることなく取り組んでいると明言している。
イギリス・ロンドンに拠点におくが、メンバーは非常に多国籍なのがこのバンドの特徴。また、そのような背景からか、複数のメンバーがマルチリンガルである。
以下に現在のメンバーを記す。
- マーク・ハドソン Marc Hudson - (Vocal):2010年4月より参入した新ボーカルでイギリス出身。BURRN!の2012年5月号で表紙を飾った。
- サム・トットマン Sam Totman - (Guitar)(イギリス生まれニュージーランド育ち):作曲を多く担当。かなりの酒好きで倹約家。
- ハーマン・リ Herman Li, 李康敏 - (Guitar)(香港出身):「ハーマンはイケメン」で有名。「象の鳴き声」「パックマン」など擬音奏法を得意とし、自身でもエフェクトを開発している。
- ジー・アンザローネ Gee Anzalone - (Drums)(イタリア出身):本名はルイージ。2014年に加入。
- アリシア・ヴィジル Alicia Vigil - (Bass)(アメリカ出身):もともとはサポートメンバーだったが、2022年に正式加入した。唯一の女性メンバー。
2024年時点でキーボードは空席である。
元メンバー
※特に初期はメンバーの入れ替えが多いため、代表的な人物のみ。
- ZPサート ZP "Zippy" Theart - (Vocal)(南アフリカ共和国出身):ライブでの安定感にはやや欠けるが、パワフルな声質とひょうきんな人柄で親しまれた。2010年に音楽性の違いを理由に脱退。その後は個人活動やタンクなどで活動し、2017年にスキッド・ロウの新ボーカルに就任したが、2023年に脱退。
- デイヴ・マッキントッシュ Dave Mackintosh - (Drums)(イギリス出身):ライブとCD音源が違いすぎたと有名なバンド内で唯一CD音源そのままのドラミングを出来る超絶技巧の持ち主。2014年に、プログレに転向する意向を示して脱退。その後宣言通りプログレバンドのドラマーとして活動している。
- ヴァジーム・プルジャーノフ Vadim Pruzhanov - (Keyboard)(ウクライナ出身):作曲も担当。2017年頃から少しずつ出番が減っていたが、2018年脱退。その後はいわゆるワーシップ・バンドの一員として音楽活動を継続している。マルチプレイヤーで、ギターも得意。
- フレデリク・ルクレール Frédéric Leclercq - (Bass)(フランス出身):2019年末、ドイツのスラッシュメタルバンドKREATORに移籍。日本通で有名で、自分の名前の誤表記に自らツッコミを入れた。くりぃむしちゅーの有田に似ていることから、ネット上では「有田」と呼ばれることも。こちらもマルチプレイヤーで、キーボードやボーカルも担当できる。
ドラゴンフォースと言えば、素っ頓狂とも言い表せるトンデモギターソロが持ち味。
こちらは彼らの代表作と言える「Through the fire and flames」のPVで、3:22辺りからがギターソロ。
ちなみにこのPVでは曲が編集されており、間奏のギターソロが2分以上カットされている。
あまりにも長い上にフレーズも難解かつエフェクトがトンチキなためかライブでも(主にサムの)調子が安定せず、酷評されることも少なくなかった。現在は演奏技術の向上により改善されている。
フルバージョンはこちら。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 洋楽の歌詞を読もう INHUMAN RAMPAGE篇
Revolution Deathsquad(叛逆の死兵)
DragonForceのinhuman rampageより、Revolution Deathsquadの和訳を。 ベストアルバムkiller elite収録記念として、2ちゃんねるドラフォスレに投下したやつの改訂版。 and 万能接続詞。◯◯しながら××しながら△△しながら…と同時や等位を表す事もあれば、 ◯◯してから××してから△△してから…と順番、経過を表す事もある。 さらに、一方は◯◯だというのにもう一方は××、といった対照の表現にも使う。 是非、辞書でandの意味を調べ、その項目のあまりの長さに 変な笑い声が出ちゃったりしてほしい。 fall 元気がない、沈んでいる、といった意味あり。 searching 探す、という意味から離れて「徹底的」という形容に使われる事がある。 また、辞書によって「(痛みや寒さが)強く感じる、こたえる」という意味が紹介されている事がある。 flames burning strong 二番のIn the fire's burning strongもだが、 この辺で燃えている「火」「炎」はthe flame of youthからの流れ。 Searching through the memories to open the door 記憶を探り、扉の開け方を模索する…のではない。 このto open the doorはto不定詞の名詞的用法「扉が開くということ」。 open the doorは人を受け入れる、という意味か、解決策が見つかる、という意味で比喩によく使われる。 chants chantは合唱する、あるいは同じ祈りの言葉を声を合わせて唱えるという意味だが 口々に同じようなことを言う、 みんな似たような意見を言うという意味で使うことがある。 Heavens fear now open wide and up for the call このfearなのだが、どうも「他人の事を心配する」という意味で使うこともあるようだ。 何がオープンワイドなのか書いてないが、前述のドアが開くことの話の続きなのでお察し。 the world cries 世界が叫ぶ、という件に関しては cry for eternityからの流れ。 no mercy come the dawn 夜明けが非情のなのではなく、 非情という状態に、夜明けを感じる、という話をしている。1,166文字pixiv小説作品 - 洋楽の歌詞を読もう INHUMAN RAMPAGE篇
Through the Fire And The Flames訳
(他の曲の訳を通してアルバム「インヒューマン・ランペイジ」がコンセプトアルバムである可能性が高まった為、新たなプロジェクトに移行しました・2016-04) (誤訳確認済:資料としておいときます・2013-12) 塗りかわる物語、だが最大の壁が・・・その時、イケメンが跳んだ! 高卒労務者が挑む洋楽翻訳、怒涛の第二部(え、これで終わるんじゃないの?)3,356文字pixiv小説作品 - 洋楽の歌詞を読もう INHUMAN RAMPAGE篇
Through the Fire And The Flames訳
(他の曲の訳を通してアルバム「インヒューマン・ランペイジ」がコンセプトアルバムである可能性が高まった為、新たなプロジェクトに移行しました・2016-04) (誤訳確認済:資料としておいときます・2013-12) 最近はまったドラフォのThrough the fire and flames 出回ってる(特にニコニコで)意訳がかなり誤訳臭く感じたので、自分で訳してみる。 俺、高卒の変態だけどな! とりあえず一番と繰り返し部分編。英語歌詞全文は転載しないのでご勘弁を。 自分向けに書いた注釈メモつき。2,784文字pixiv小説作品 【解説付】holding onを直訳気味に訳す【ドラフォ】
「ほとんど毎日の様に、俺達が既に打ち立て、あるいは今力を注いでいるものをぶち壊しにしようとする物事がある。 だがそれが何だというのか、俺達の意志は、決して挫けたりはしない…」 2ちゃんねる投下用。DragonForceのholding onの歌詞の和訳です。 新譜発表記念だよ! 訳注というか、何でそう読んだのかというメモ付き。1,872文字pixiv小説作品