概要
pixivの趣旨に反するような作品、特にガイドラインにおいて投稿が禁止されている作品につけられるタグ(指摘タグ)で、主に以下の禁止事項に該当する作品につけられている。
- 写真(実写)を主体とした作品。特に未成年の閲覧に適さない性的なもの。例外として「実写が主体でないもの」「加工や素材としての利用など識別できない状態になっているもの」「小説の表紙、挿絵、設定資料としての最低限の挿入」などは認められている
- 作者・被写体等の許可なく既存の画像等を不当に制作過程に組み込み、作者・被写体等の利益を著しく害するもの(例として、フリーではない画像の利用や、それぞれの素材配布サイトの利用規約に反するものなど。いわゆるトレパクも含まれる)
殆どは「実写を主体とした作品」に該当するものに付いており、規約違反タグや悪質ユーザータグがよく伴っている。
具体例としてはコスプレを含む自撮り、日常風景やペット写真などブログ的な投稿が挙げられる。
ハンドメイドなど立体作品の写真に関しては「すべてpixivの趣旨に反する」という見解を持つユーザーがいる一方、自身のイラストを利用した作品であったり、BOOTHで販売中の作品を紹介する目的で投稿したりするユーザーもいる。
メル画や2ch風小説、LINE風といったテキスト作品の(イラスト・漫画形式での)投稿については微妙な立ち位置にあるが、2024年4月時点では特に問題視されていない。
ゲーム画面などのスクリーンショット、キャプチャ画像に付けられる事例もたびたびあるが、一応スクリーンショットそのものは禁止事項にはなっていない。しかしサービス利用規約において「当社もしくは第三者の著作権、意匠権等の知的財産権(第21条第1項に定義します。)、その他の権利を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為」が禁止行為に掲げられており、これに該当する、もしくはゲームなどの制作者が外部への投稿を禁止している場合もある。
また既存の作品のスクリーンショットは「創作性」という観点から、本来自作のイラストや漫画、小説が投稿される場であるpixivの趣旨には反していると言える。
ただし、こういったタグをつけること自体、対処法としては好ましいものではないため、指摘を行いたい場合はメッセージ(※コメント欄だと第三者の目に付くため無用なトラブルを招きやすい)で直接呼びかける、非常に悪質な場合は運営に対して「通報する」を利用し、然るべき対処を取ってもらうことが望ましい。
タグで指摘したとしても投稿者に削除されてしまえばそれまでである上、このタグのような挑発的なフレーズを用いると思いやりによる指摘のつもりでも煽り行為となり、それ自体が荒らし行為になりかねないからである。
指摘するならば、相手のとっている行動の度合いをよく見極め、どういう対処をとることが最善なのかを熟考した上で、決して感情的な行動をとらないように気をつけて対応していただきたい。そして、指摘する側もまた節度と理解を試されていることを忘れてはならない。