曖昧さ回避
- 「エジプト神話」に登場する猫の女神。→ バステト
- 「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンド。本項にて解説。
- 「パズドラ」に登場するキャラクター。→ バステト(パズドラ)
- 「モンスターストライク」に登場するキャラクター。→ 豊穣の女神バステト
２の概要
【破壊力 - E / スピード - E / 持続力 - A / 射程距離 - B / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
「ジョジョの奇妙な冒険」第3部「スターダストクルセイダース」に登場した、エジプト9栄神のスタンドの一つ。本体はマライア。
本体と共に動き回ったりしない設置型スタンドで、見た目は普通のコンセント。岩などの不自然な場所に貼りつき、好奇心で触れた相手を磁石化させる。屋内の、あっても不思議がない場所に貼りつくこともあり、その場合はより危険な罠となる。
コンセントに触れた者の体は磁気を帯び、時間と共に磁力はどんどん強くなるので、そこら中に有る機械は誤作動し、金属製のものは大小構わず自分に向かって飛んでくるなど大変なことになる。放置すれば、やがては刃物や危険物を吸いつけて大怪我をするか、吸着した物体の重量で押しつぶされてしまう。
近くに同じく磁石化した者がいるとより磁力が強くなるようで、アヴドゥルの磁力は、ジョセフの時よりも早く強力になっていった。
スタンド自体には戦闘力はなく、本体であるマライアを直接攻撃されることが弱点。かと言って、攻撃を避けるために相手との距離が離れすぎると磁力が弱まってしまうので、つかず離れずで磁力をキープし続ける必要がある。作中でのマライアはこの弱点をカバーするために、相手が接近した時用の飛び道具として、刃物やボルト等を服の中に忍ばせていた。スタンドバトルとしては珍しく「本体が攻撃するタイプ」。
余談
2021年10月に韓国の病院にて、とある患者がMRI検査を受けていた際に、近くにあった重さ10kgの酸素ボンベがMRIの磁力に急に吸い寄せられて、そのボンベとMRIに挟まれて圧死するというバステト女神を彷彿とさせる恐ろしい事故が起きた。
つまり、作中で示されたバステト女神の磁力は誇張でもなんでもなかったのである。
また、パラレル世界を描いた第7部『スティール・ボール・ラン』では、同じく磁力を使うスタンドを操る3人組、ブンブーン一家が登場するが、此方は対象を磁力で引き合わせた末に自爆させるという非常に凶悪なパターンで描かれている。
関連イラスト
