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垣根帝督

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かきねていとく

垣根帝督(かきね ていとく)とは、『とある魔術の禁書目録』の登場人物。スピンオフ作品の『とある科学の未元物質』では主人公を務める。

「俺の未元物質に常識は通用しねえ。」

「俺の底までつかみ取るつもりか!!?」

概要

垣根帝督(かきね・ていとく)とは、とある魔術の禁書目録に登場するキャラクターの一人である。

CV:松風雅也

学園都市に7人しか存在しない超能力者(レベル5)の第2位に君臨する、学園都市では一方通行(アクセラレータ)に次ぐ能力者である。学園都市の暗部組織「スクール」のリーダーでもある。

本編での出番自体は決して多くはないが、ビジュアルと濃すぎるキャラクター性、そして後述の扱いの迷走ぶりからアニメ出演以前からファンから高い人気を持つ。

基本的に性格はきまぐれで、自分を「最低の人間」と称するが、暗部の人間の中では人間味がある方で、一般人には極力手を出さず、敵であっても格下なら見逃すこともある。しかし自身の目的の為、又は自身の敵とみなした者には容赦しないという残忍性も持っている。作中で何回も顔立ちがイケメンだと評されるほどの公式美形。

初登場は15巻。他の「スクール」のメンバーと共に学園都市に反逆するが、一方通行に叩き潰される。

彼がなぜ『直接交渉権』を手に入れようとしたのかなど、未だに語られていないことも多い。

その後、新約4巻で未元物質を通じて人体細胞の構築手段を獲得したことが明らかになり、新約5巻にてとうとう復活を果たす。

新約6巻ではフロイライン=クロイトゥーネの羽化を阻止するために、そして自身の強大さを証明するため、一方通行達と戦う。その際、自らの未元物質で創った自律兵器である白いカブトムシの一台であるカブトムシ05が、打ち止めフレメアを守るため離反した。カブトムシ05は時間の経過とともに命令と自身の行動との矛盾から崩壊しかけるが、自らを『垣根帝督』そのものと定義することで『垣根帝督』というシステムをマスターであった『垣根帝督』から乗っ取り、自らが新たな『垣根帝督』となった。結果、システムを奪ったカブトムシ05によってシステムを掌握していた自我は崩壊し、主導権を失った垣根帝督は一方通行の手によってとどめを刺される。

そもそも復活して現れた垣根帝督も原作15巻における『垣根帝督』に最も近い存在というだけで、本物の『垣根帝督』であるという保証はどこにもない。元々の彼の肉体である臓器はトールに変装したオッレルスが回収しているので、原作15巻の頃の垣根が復活する可能性もあるかもしれない。

2019年に発売された「とあるマガジン」では彼が主役の描き下ろし漫画「とある科学の未元物質」の掲載され、後に単行本が描き下ろしを加えて発売された。

本編では明かされなかった彼の過去の一部が明かされる。

その後、新約8巻において奪われた臓器から復活。こちらは原作15巻の頃の「垣根帝督」の記憶をもっており、これまで自分を散々利用した者達への報復を行おうとするが、割って入ったオティヌスにより、バレーボールサイズの球体にされてしまう。どうなったかは不明だが流石にバレーボールのまま放置されていないよね……?

「カっっっ、じィ、KO、まっ、ィり、まぁあ、SHI、ィだっ…!?」

学園都市内で現在「第2位の垣根帝督」として扱われている個体はカブトムシ05である。

スクール

統括理事会直下の実行部隊。具体的な活動目的は不明。暗部組織間抗争の原因でもある。アレイスターとの直接交渉権を得るために行動を起こし、親船の暗殺未遂、「滞空回線」を解析するためのピンセットの強奪などを引き起こすが、垣根帝督が一方通行に敗れたことで壊滅。

とある科学の超電磁砲では旧約15巻の前日譚のエピソードにおいて暗躍する。

能力

『未元物質(ダークマター)』

「未元物質(ダークマター)」と呼ばれる特殊な物質を生み出し操る能力。「未元物質」は本来のダークマター(暗黒物質)とは異なり、 「まだ見つかっていない」「理論上は存在するはず」といったモノではなく、真の意味で「この世界には存在しない物質」である。

「この世の物質」ではない以上、この世界の物理法則には従わず、相互作用した物質もこの世のものでない独自の物理法則に従って動き出す (例:翼で回折した太陽光が殺人光線になる)。

つまり、単に変わった物質を作るというだけはでなく物理法則そのものを塗り替えてしまう能力でもある。

また新約以降細胞を生成する事も可能になった結果、垣根が失われた体を未元物質で補ったり、サンプル=ショゴスといった生物兵器が作り出される事になった。

この「未元物質」を使って天使のような白い6枚の翼を生み出すことで、飛行や防御・打・斬・風・衝撃波・光線などかなりの応用性を持つ攻撃が可能となる。また新約6巻では、「未元物質」で垣根帝督自身とカブトムシを無尽蔵に創造することで一方通行を圧倒した。

大覇星祭の選手宣誓役としてエージェントにしつこく誘われた際、「大覇星祭なんてのは、努力やら希望やらを信じているガキどもの遊びだろうが」と一蹴したがエージェントから「そういう子供ウケしそうなビジュアルじゃないか」と評されてしまい、第三者から見たら敵襲にでも遭ったのかと誤解するくらいに部屋を荒らして暴れまわったことも。

イメージ内の垣根「アハハハ、みんなおいでーっ!」

物質を生み出す、物理法則の変化、無限再生・増殖etcと、

学園都市製の超能力の中でも方向性が非常に異質な能力である。

「俺の未元物質に常識は通用しねえ」

「なあ。俺の『未元物質』は、この世界でどこまで通用するんだ?」

                                 

二次設定

一方通行との戦いで瀕死の重傷を負った垣根帝督だったが、アレイスターの指示により回収され、一命を取り留める。ただし、脳を3分割されて容器に納められ、潰れた内臓を補うために冷蔵庫よりも大きな機材を取り付けられた状態となっている。

これにより冷蔵庫いじりネタが一時期流行った。

22巻で、未元物質仮面部隊を製造しているという事で「工場長」とも呼ばれるようになったとか何とか。

更に当初は原作15巻だけに登場したキャラだったにも拘らず二次創作では屈指の人気を誇り『一方通行と和解する』『同じように羽根が生えている人達の仲間になる』『騒動の火種となって暴れまわる』『上条さんのかわりにインデックスと出会う』『ギャグキャラになる』『御坂と知り合う』など多くのssが生み出されている。

これは彼自身のもつキャラの魅力と、強力な能力を持っていながら原作での出番が少なかったため、想像性を膨らませる余地が多分にあったことなどが原因だろう。

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