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前後のストーリー


2005年1月22日放送。


脚本:荒木憲一、監督・特技監督:北浦嗣巳


あらすじ編集

ダークフィールド内でダークメフィストと戦うウルトラマンネクサスだったが、決死のコアインパルスを食らわせ、メフィストを撤退へと追い込んだ。

ノスフェルとの戦いで負傷した石堀を乱暴に治療する平木

ノスフェルを取り逃がして現場から逃走した孤門一輝に対してはメモリーポリスによって記憶処理を施される可能性が出てくる。

松永管理官はナイトレイダーへの復帰は難しいと考えるが和倉英輔は孤門が苦悩に打ち勝つ事を信じて待つ。


戦う気力を失い、ナイトレイダーの装備を捨てて一人街をさまよう孤門一輝。するとそこに一台の車がやって来る。それはメモリーポリスの三沢広之だった。

三沢に車に乗るよう指示される孤門だったが、そんな彼を助けた一人の男がいた。それは姫矢准のかつての同僚であるフリージャーナリストの根来甚蔵だった。


とっさに根来の車に乗ってしまった孤門。姫矢の名前を出して孤門と接触していながら孤門に姫矢の居場所を尋ねられると「知らない」と返す。

あのままメモリーポリスに記憶を消してもらった方がよかったと考える孤門だが、それに対し根来は激昂して言う。


「ふざけんな!記憶を消されてしまうということはどういうことかわかるか?今まで生きてきたあかしをすべて失ってしまうんだぞ!!誰も他人の人生を奪う権利はないんだ!」


そのころ、姫矢を心配する佐久田恵だったが姫矢は礼を言いつつも自分の事は忘れろと告げる。


とりあえず山中の小屋に匿われることとなった。するとそこに溝呂木眞也が現れる。


「可哀そうに…ひどい目に会ったんだなぁ……」


自分の悪行を棚上げして孤門にささやく溝呂木は斎田リコに会わせてやると告げる。

溝呂木の後をついていくと、そこには死んだはずのリコがいた。

リコは絶望している孤門に「もう何もかも忘れよう」という。それにつられて歩き出す孤門。そのリコは孤門を完全に闇に落とすための幻影だった。姫矢が駆け付け、闇にとらわれるなと叫ぶが溝呂木に阻まれる。

リコの幻に近づく孤門だったが、ふと何かを踏みつけたことに気が付いた。足元をよく見ると、それはリコが孤門に作ってくれた、ガンバルクイナくんだった。踏んだことで羽が取れてしまっていたが、それを拾った孤門はリコとの思い出を振り返り、リコはもう死んでいるという現実を受け入れ正気を取り戻した。


すると孤門はガンバルクイナくんから放たれた光と共に幻影から解放され、どこかにワープさせられていた。そこではノスフェルナイトレイダーが交戦中だった。和倉英輔と合流した孤門。そこにウルトラマンネクサスも駆けつけ、ノスフェルの口をこじ開ける。


和倉は孤門に「ノスフェルの口の中にある再生器官を破壊すれば再生できない」と告げ、ディバイトランチャーを託した。


「僕はもう逃げない!憎しみも、悲しみも、全て背負っていく!!これ以上誰かを不幸にしない為に!」


悲しみも、憎しみも、全てを背負って生きる事を誓った孤門はトリガーを引き、見事、ノスフェルの再生器官を破壊した。

これでもうノスフェルは二度と再生できない。ネクサスはアンファンスからジュネッスに変身し、オーバーレイ・シュトロームが炸裂。孤門を散々苦しめたノスフェルはついに大爆発と共に完全消滅するのだった。


ノスフェルを倒して見つめ合うネクサスと孤門を和倉隊長は少し戸惑いながら見る。今の苦しみはリコと共に生きていた証だと気付いた孤門はもう迷わない事をリコの魂に誓い、不幸な人をこれ以上生み出さないと未来を見据えて戦う事を誓うのだった。


余談編集

根来の車の中で、根来と孤門の会話はボイスレコーダーで記録されていたが、その後使われることはなかった。

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