概要
- 西暦25××年より開催された、専用のマシンとサーキットを使用して行われる全宇宙規模の大レース『F-ZEROグランプリ』。優勝者には多額の賞金と最高の名誉が与えられる。
- 『F-ZEROグランプリ』の前身は20~21世紀に地球で行われていた『F-1レース』、および24世紀の『F-MAXグランプリ』であると言われている。24世紀後半から活発になった惑星間交流の恩恵を受け、宇宙交易により巨額の富を築いた富豪達は、「最も速く、最も過激なレース」をギャンブルの対象にしようと考え、『F-ZERO実行プロジェクト』を設立したのである。
シリーズ作品
F-ZERO(SFC)
F-ZERO X(ニンテンドー64)
F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE(GBA)
F-ZERO GX(GC)
F-ZERO AX(アーケード)
F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
F-ZERO CLIMAX(GBA)
CLIMAX以降は新作の発売が途絶えており、2014年現在でも発表されていない。
特徴
- シリーズを通して、スピード感とユニークな世界観がコンセプト。反重力発生装置で1フィート浮いて走行するという設定を活かした立体的なコースは大迫力のレースをさらにダイナミックに演出する。
- ストイックで奥深いゲーム性を誇る。マリオカートのようなアイテムなどによる一発逆転の要素が少なく、マシン性能の理解と自らのドライビングテクニックが試される。
- レース中にマシンがコースアウトするかエネルギーを使い果たすと、その時点でリタイアとなる。それを利用して、レースそっちのけで潰し合うアクションゲームとして楽しむ遊び方もある。
その他
- 2003年に「F-ZERO ファルコン伝説」というタイトルでアニメ化されており、アニメ版オリジナルキャラクターのイラストなどでは「ファルコン伝説」タグを付けられている事が多い。
- 世界観の裏設定から、同社発売の他シリーズのゲームとのつながりや、その他パロディ的要素が多くみられる。以下その一例。
- 『マリオカート』:レインボーロードが追加コンテンツとして実装されたことがある。また、マリオカートでも特定の条件を満たすとブルーファルコンを模したカートを使用可能になる作品もあった。
- 『メトロイド』シリーズ:共に「銀河連邦」という組織があることが語られている。
- 『スターフォックス』シリーズ:最も関連の深い作品。F-ZEROマシンに使われている推進機「G-ディフューザーシステム」は、『スターフォックス』シリーズのラスボス:アンドルフによって開発されたもの。また、キーパーソンの1人であるジェームズ・マクラウドが設定を変更されてF-ZEROシリーズに登場したほか、『コマンド』ではF-ZEROシリーズの登場人物の1人であるオクトマンが敵キャラクターとして登場している。
登場キャラクター/マシン
- それぞれのマシンには「重量」「ボディ」「ブースト」「グリップ」が設定されていて、さまざまな個性を持つ。軽いと加速が良くよく曲がるが、弾かれやすい。重いと加速が悪くゆっくり曲がるが、制圧力に長ける。ボディ性能が高いと接触時のエネルギー減少が少ない。ブースト性能が高いとブースト時の加速力に優れる。グリップ性能が高いとハンドリングしやすい(滑りにくい)。
- 名前の前にある番号はマシンナンバーである。初代マシンのナンバーにばらつきがあるのは、マシンナンバーや搭乗キャラクターの設定が「X」以降になされたため。
初代から登場
- 07 キャプテン・ファルコン/ブルーファルコン
- 03 ドクター・スチュワート/ゴールデンフォックス
- 05 ピコ/ワイルドグース
- 06 サムライ・ゴロー/ファイアスティングレイ
「F-ZERO X」から登場
- 01 マイティー・ガゼル/レッドガゼル
- 02 ジョディ・サマー/ホワイトキャット
- 04 ババ/アイアンタイガー
- 08 オクトマン/ディープクロー
- 09 ミスター・イー・エイ・ディ/グレートスター
- 10 ジェームズ・マクラウド/リトルワイバーン
- 11 ビリー/マッドウルフ
- 12 ケイト・アレン/スーパーピラニア
- 13 ゾーダ/デスアンカー
- 14 ジャック・レビン/アストロロビン
- 15 バイオ・レックス/ビッグファング
- 16 ザ・スカル/ソニックファントム
- 17 アントニオ・ガスター/グリーンパンサー
- 18 ビーストマン/ハイパースピーダー
- 19 レオン/スペースアングラー
- 20 スーパー・アロー/キングメテオ
- 21 ミセス・アロー/クイーンメテオ
- 22 ゴマー&シオー/ツインノリッタ
- 23 シルバー・ニールセン/ナイトサンダー
- 24 マイケル・チェーン/ワイルドボア
- 25 ブラッド・ファルコン/ブラッドホーク
- 26 ジョン・タナカ/ワンダーワスプ
- 27 ドラク/マイティータイフーン
- 28 ロジャー・バスター/マイティーハリケーン
- 29 ドクター・クラッシュ/クレイジーベア
- 30 ブラック・シャドー/ブラックブル
「F-ZERO GX」・「F-ZERO AX」から登場
- 00 デスボーン/ダークシュナイダー
- 31 ドン・ジーニー/ファットシャーク
- 32 デジ・ボーイ/コズミックドルフィン
- 33 ダイ・サン・ゲン/ピンクスパイダー
- 34 スペード/マジックシーガル
- 35 ダイゴロー/シルバーラット
- 36 プリンシア・ラモード/スパークムーン
- 37 リリー・フライヤー/バニーフラッシュ
- 38 PJ/グルービータクシー
- 39 QQQ/ローリングタートル
- 40 フェニックス/レインボーフェニックス
「F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE」に登場
キャプテン・ファルコンたちの時代がもはや過去の伝説となっている25年後の世界という設定のため、ファルコンと同時代に活躍したキャラクターは登場しない。
ちなみにマシンナンバーがついていない。
- ミーガン/ホットバイオレット
- ミッキー・マーカス/ファイアーボール
- ジェーン・B・クリスティー/ジェービークリスタル
- ナイチ“ザ・スウィープマン”/クレイジーホース
- サイバー卿/ダーティージョーカー
- アレックス/ザ・スティングレイ
- ブリッツ・ワーグナー/シルバーサンダー
- ケント・アケチ/ファルコンマークツー
- クミコ“ザ・ブレット”/ファイティングコメット
- ヤズー・ジュニア/ジェットバーミリオン
「F-ZERO ファルコン伝説」「F-ZERO CRIMAX」から登場
アニメの設定を元にしているため、原作シリーズの設定とは必ずしも一致しない(いわゆるパラレルワールド)。
- 00 リュウ・スザク/ドラゴンバード
- 00 クランク・ヒューズ/ドラゴンバードEX
- 31 ルーシー・リバティ/エレガンスリバティ
- 32 ミス・キラー/ムーンシャドー
- 33 リサ・ブリリアント/パンツァーエメラルド
- 34 ダーク・ソルジャー/ソルジャーアンカー